12月2日、iOS11.2がリリースされました。
しかし、一部仕様が変わったようで、「コントロールセンター」から「Wi-Fi」をオフにしようとすると、
明日まで近くのWi-Fiとの接続を解除します
現在のWi-Fiネットワークおよびほかの近くのネットワークは明日まで接続を解除されます。
Wi-Fiは引き続きAirDrop、インターネット共有、および位置情報の精度の向上で利用可能です。
という妙なメッセージが。
そして、2回目以降もコントロールセンターからWi-Fiをオフにする度に「明日まで近くのWi-Fiとの接続を解除します」というメッセージが上部に表示。
Wi-Fiのアイコンもこれまでの「濃いグレー色」から「白色」になりました。
これは、一体、どういう意味なのでしょうか?
「明日まで近くのWi-Fiとの接続を解除します」の意味
実は、iOS11からコントロールセンターの「Wi-Fiボタン」の仕様が大幅に変更されました。
iOS10までは、コントロールセンターからWi-Fiをオフにすれば、Wi-Fi機能が完全にオフになっていました。
しかし、iOS11からは、Wi-Fi接続を一時的に切断するだけになり、次の条件で再びWi-Fiが自動接続されることになりました。
Wi-Fi が無効な間は、近くにある Wi-Fi ネットワークへの自動接続も、以下の状況になるまで無効になります。
- コントロールセンターで Wi-Fi をオンにする。
- 「設定」>「Wi-Fi」で Wi-Fi ネットワークに接続する。
- 新しい場所に徒歩や車で移動する。
- 現地時刻の午前 5 時になる。
- デバイスを再起動する。
出典:Appleサポート「iOS 11 のコントロールセンターで Bluetooth と Wi-Fi を使う」
これにより、自動的に接続したことある他のフリーWi-Fiなどに接続されたり、一定時間経過後にWi-Fiが再接続されたり・・・「気づかないうちにWi-Fi接続がオンになってしまう」ようになりました。
このWi-Fiが勝手に接続されることに対して、ネット上でも
コントロールセンターでWi-Fiオフにするじゃん?「明日まで近くのWi-Fiとの接続を解除します」っていうじゃん?ものの5分でつなぎにいこうとするじゃん?アホなの?
— サンリズム・オーケストラ (@ueshita___) 2018年7月22日
iOS11のこの「明日まで近くのWi-Fiとの接続を解除します」とかいう改悪、頭悪過ぎてほんまイライラする。電車で走ってるだけですぐ新しい電波拾ってONになりやがるの。しかも大抵繋がらない。結局Wi-Fiを完全に切るために「設定」を開かないと行けない昔に逆戻りなんだよな。本当に頭悪い。頭悪いよ。 pic.twitter.com/BWBgV5IkTl
— まんだむ (@manndamm) 2018年2月19日
といった不満の声が上がっています。
また、セキュリティ専門家も警告を発しており、今回のiOS11.2である程度は改善された形となります。
iOS11.2では、残念ながら「iOS10まで」のようにコントロールセンターからWi-Fi機能を完全にオフにすることできませんが、見た目でWi-Fiの状態が分かるようになりました。
これで「一時的な切断なのか」「完全オフなのか」が一目瞭然です。
コントロールセンターのWi-Fiボタンを連打していると、ボタンが「白色」になったまま全く反応しなくなり、Wi-Fiが接続しっぱなしになります。
このような不具合・エラーが発生したときは、一度、設定アプリより「Wi-Fi」をオフにしてから、再びオンにしましょう。
Wi-Fiを完全にオフにする方法
iOS11.2でも見た目が変わっただけで、不満の根本にある勝手にフリーWi-Fiなどに接続する現象は変わりません。
iOS11.2でWi-Fiを完全オフにしたい場合は、「設定アプリ」を開き、「Wi-Fi」からオフにしましょう。
iOS12からショートカットを活用することにより、ボタン一つでWi-Fiを完全オフにできるようになりました。(一番確実な方法です。)