Webサイトにアクセスしたときに「502 Bad Gateway(502エラー)」という表示が出て、ページが開けなくなった経験はありませんか?
特にロリポップ(Lolipop!)でWordPressを運用している場合、このエラーは突然発生することがあり、原因が分からず困る方も多いでしょう。
「サーバーが落ちたの?」「自分のサイトだけ?」「放っておけば直るの?」と不安になりますが、実際にはサーバー間通信の不具合や一時的なアクセス集中など、いくつかの原因が考えられます。
この記事では、502 Bad Gatewayエラーの意味・主な原因・ロリポップで発生した場合の対処法・復旧までの目安時間を分かりやすく解説します。
突然のエラーにも落ち着いて対応できるよう、ぜひ最後までチェックしてください。
目次
502 Bad Gatewayとは?
502 Bad Gateway(502エラー)とは、Webサーバー同士の通信が正しく行えなかったときに表示されるエラーメッセージのことです。
Webサイトにアクセスするとき、ブラウザはまず「リバースプロキシ」や「ロードバランサー」と呼ばれる中継サーバーを経由して、最終的にWebサーバー(WordPressを動かしているサーバー)へ接続します。
このとき、中継サーバーが目的のWebサーバーから正しい応答を受け取れなかった場合に「502 Bad Gateway」と表示されます。
つまり、「サイトが壊れた」わけではなく、サーバー間の通信が一時的に失敗した状態を意味しています。
よくある例
- アクセスが集中してWebサーバーが応答できない
- PHPやCGIの処理が遅れてタイムアウトした
- ロリポップ側のネットワークやサーバーが一時的に混雑している
- プラグインの不具合でWordPressが応答を返せなくなっている
502 Bad Gatewayの対処法は?いつ治る?
502 Bad Gatewayエラーは、サーバー同士の通信エラーや処理の遅延によって発生します。
まずは焦らず、原因がサーバー側なのか自分のサイト側なのかを切り分けて確認しましょう。
1. まずは時間を置いて再アクセスする
最も多い原因は、サーバーの一時的な負荷やメンテナンスです。
ロリポップなどの共用サーバーでは、他の利用者のアクセス集中によって一時的に応答が遅れる場合があります。
まずは5〜10分ほど時間を置いて再読み込み(F5キー)を試してみましょう。
多くの場合、時間経過で自然に復旧します。
2. ロリポップの「サーバー稼働状況」を確認する
ロリポップ公式サイトの「障害・メンテナンス情報」ページでは、リアルタイムでサーバーの稼働状況が確認できます。
自分が利用しているサーバー番号(例:sv12345.lolipop.jp)に障害が出ていないかチェックしてみてください。
もし、掲載がある場合は、復旧まで運営側の対応を待つしかありません。
3. WordPressのプラグインを一時的に停止する
もし、502エラーが自分のサイトだけで発生している場合は、WordPress側の不具合が原因かもしれません。
特に、キャッシュ系・セキュリティ系・アクセス解析系のプラグインが干渉してPHP処理が止まるケースが多く見られます。
FTPまたはロリポップのファイルマネージャーからwp-content/plugins フォルダを一時的にリネームして(例:plugins → plugins_old)プラグインをまとめて停止してみましょう。
エラーが消えた場合、特定のプラグインが原因です。
4. PHPバージョンを確認・変更する
ロリポップでは、コントロールパネルからPHPのバージョンを簡単に変更できます。
古いバージョンや一部の設定が合わない場合、502エラーの原因になることがあります。
一度、最新の安定版(例:PHP8.1や8.2)に切り替えて再度アクセスしてみましょう。
5. .htaccessの記述エラーをチェックする
.htaccessファイルに誤った記述があると、サーバーが正しく応答できず502エラーが発生する場合があります。
特にリダイレクト設定やキャッシュ制御を追加した直後に発生した場合は、記述を削除または元に戻してみましょう。
6. ロリポップのサポートに問い合わせる
上記を試しても解決しない場合は、ロリポップのサポート窓口へ問い合わせましょう。
問い合わせ時は、
- エラーが表示されたURL
- 発生日時
- 自分の契約サーバー番号
を伝えるとスムーズです。
ロリポップの502エラーは、サーバー負荷やネットワーク混雑による一時的なものなら数分〜30分程度で復旧することが多いです。
ただし、プラグインや設定が原因の場合は、手動で修正しない限り改善しないケースもあります。
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