郵便局公式「はがきデザインキット」無料年賀状作成ソフトの使い方

2019年も残りわずかとなりました。

年末といえば、毎年ぎりぎりに準備を始めてしまう・・・そう、「年賀状」というイベントがあります。

自宅のパソコンとプリンターで年賀状を作成している方の中には、「年賀状作成ソフト」の購入を検討している方も多いのではないでしょうか?

でも、ちょっと待ってください!

実は、あの日本郵便(郵便局)が年賀状作成ソフトを”無料0円”で提供しています。

その名は、「はがきデザインキット」

かなり完成度の高いソフトとなっています。年賀状ソフトを購入する前に、試してみてはいかがでしょうか?

「はがきデザインキット」とは

「はがきデザインキット」とは、日本郵便株式会社が2008年から提供している公式の無料年賀状作成ソフトです。

今年は、令和1年 子年(ねづみどし)の年賀状用に「はがきデザインキット2020」が公開されています。

特徴は、「直感的な操作」と「豊富な素材」です。

パソコン初心者でも簡単に年賀状が作成できるように、上手く考えられたソフトとなっています。

はがきデザインキット(ウェブ版)の動作環境・推奨利用環境
対応OS Windows7、Windows8、Windows10、OS X 10.9以降
※LinuxでもWindowsエミュレータ「Wine」で動作する報告があります。
ブラウザ Edge、Internet Explorer、Chrome、FireFox、Safari(macOS版のみ)
CPU 1GHz以上のプロセッサ
メモリ 256MB以上
画面サイズ 1024×768以上の解像度

「はがきデザインキット」の始め方

まずは、日本郵便の「はがきデザインキット2020」のページに移動します。

はがきデザインキット2019

用途に合わせて「ウェブ版」「インストール版」「スマホアプリ版」という3つのツールが用意されています。

それぞれの違いは、次のとおりです。

はがきデザインキット2020
ウェブ版 インストール版 スマホアプリ版
端末 パソコン
(Webブラウザ)
パソコン
(インストール)
スマートフォン
(iOS、Android)
年賀素材 300種類以上 1000種類以上 300種類以上
フォントの種類 5種類 豊富(PC内のフォントを使用可能) 5種類(手書きの文字も入れられる)
住所録
プリンター印刷
ポストへの代行投函
パソコンやスマートフォンで手軽に年賀状を作成したいのであれば「ウェブ版」または「スマホアプリ版」を選択しましょう。

パソコンにインストールする手間は生じますが、素材数やフォントの豊富さで選ぶのであれば「インストール版」がおすすめです。

「ウェブ版」の使い方

「ウェブ版」のページに移動してから、「はがきデザインキットウェブ版を使う」をクリック。

「年賀状をつくる」をクリックすると、年賀状の作成がはじまります。

年賀状のデザインを選ぶ

デザインは、大きく分けて「写真あり」と「写真なし」から選択できます。家族・子供の写真を使った年賀状を作成したい場合は、「写真あり」のデザインを選びましょう。

▲今回は、年賀状に赤ちゃんと猫の写真を付けるために「写真あり」を選びました。

用紙の種類を選択

用紙は「普通紙(フチあり)」と「写真用紙(フチなし)」から選べます。※インターネットで印刷注文する場合は、写真用紙の方が1枚あたりの価格が高くなります。

▲今回は、「普通紙」を選びました。

Google Chromeなどでクリックすると”Adobe Flash Playerについてご確認ください。”というメッセージが表示されて先に進めないことがあります。

このときは、「Get Adobe Flash Player」の画像をクリック。”design-kit.jpが次の許可を求めています”で「許可」をクリックしてください。

写真を選ぶ

「写真追加をクリック」または「ドラッグ&ドロップ」で年賀状で使いたい写真を追加していきます。

自動補正を「オン」にすることで写真の明るさなどが丁度いいバランスに補正されます。

メッセージとスタンプを入れる

年賀状に添えたいメッセージをキーボードで入力するか、定型文(文例)から選びます。

書体、色、縦横読みの編集ができたり、メッセージやスタンプの位置は、ドラッグ&ドロップで直感的に移動できます。大きさも簡単に変更可能です。

▲来年の干支、子年(ねづみどし)のスタンプも沢山あります。初めから「旧年中は大変お世話になり誠にありがとうございました 本年もどうぞよろしくお願い申し上げます」という年賀状挨拶の定型文も用意されています。

デザイン完成

デザインが完成すると、「注文する」または「保存する」のボタンが現れます。

年賀状をインターネットで注文したい場合は「注文する」、年賀状を自宅のプリンターで印刷したい場合は「保存する」をクリックしましょう

1、注文する場合

「自宅へ送る」または「直接相手に届ける」から選択できます。「手書きメッセージを入れたい」「年賀状の仕上がりを確認したい」場合は、”自宅へ送る”を選べばいいでしょう。

「直接相手に届ける」を選ぶと、宛名を登録する画面に移動します。

宛名を一つ一つ入力していくか、CSV形式から住所録を取り込みましょう。

宛名登録

続いて、差出人の登録画面に移動するので、「名前」「郵便番号」「住所」を入力しましょう。

差出人

仕上がり確認をします。ここで宛名ごとにメッセージやデザインの編集が可能です。

注文内容(料金など)やお届け予定日を確認してから、購入手続きに進みましょう。

2、自宅のプリンターで印刷

「保存する」をクリックすると、デザインが一時的に保存されます。

なお、このデザインを長期間保存するには、会員登録をしてゆうびんIDでログインする必要があります。

ゆうびんIDは、1年以上使っていないと自動削除されます。

昔、登録したはずなのに「正しいゆうびんID(メールアドレス)とパスワードを入力してください。」というメッセージが表示される場合は、新しく登録し直しましょう。

保存した年賀状デザインは、マイデザインに保存されます。

自宅のプリンターで印刷したい年賀状を選んでから「自宅プリント」をクリックします。

はがきデザインキットクラウド住所録及び印刷サービス利用規約を確認して「利用規約に同意する」にチェックを入れてから「PDFダウンロードに進む」をクリックします。

ゆうびんIDでログインします。

ゆうびんIDは、1年以上ログインしていないとアカウントが自動的に削除されます。

ゆうびんIDに「ログインできない」「パスワードの再発行もできない」という場合は、アカウントを新規作成をしましょう。

メールアドレスを入力してから「PDFファイルを生成する」をクリックします。

先ほど入力したご連絡先メールアドレス宛に「PDFダウンロード機能ファイル生成完了のお知らせ」というメールが届きます。

その中にある「ダウンロード用URL」をクリックしましょう。

1週間のダウンロード期限が定められているので注意しましょう。

「PDFファイルをダウンロードする」をクリックします。

PDFファイルがダウンロードされるので、この年賀状データを自宅のプリンターで印刷しましょう。

「インストール版」の使い方

「インストール版」のページに移動してから、「いますぐダウンロード(無料)」をクリック。

なお、推奨環境は、Windows7/8 Classic/10、Mac OS X10.7以上です。Adobe Air(無料)をインストールしている必要があります。

いますぐダウンロード

Adobe AIRのインストールを求められます。

はがきデザインキットのインストール版は、Adobe Air(無料)が必須です。「はい」をクリックしましょう。

Adobe AIR

※”Adobe Flash Playerがお使いのパソコンへのアクセスを求めています。”というメッセージが表示されたら、「許可」をクリック。

「インストール」をクリック。

アプリケーションのインストール

インストールの環境設定を確認してから、「続行」をクリック。最後に、「同意する」をクリックするとインストールが始まります。

環境設定

はがきデザインキットが起動したら、「お使いのデザインキットを登録する」をクリック。その後、「デザインキッド起動」をクリックします。

はがきの種類を選ぶ

はがきの種類を「郵便はがき」「年賀はがき」「かも~る(暑中・残暑見舞はがき)」から選べます。

今回は、年賀状を作成するので、「年賀はがき」を選び、「OK」をクリックしましょう。

はがきの種類を選択

スタイルを選択

はがきデザインキットで編集するときのデザインを選びましょう。好きなデザインでOKです。

スタイル選択

はがきの向きを選ぶ

はがきの向きを「縦向き」「横向き」から選びます。

はがきの向き

はがきをデザイン

年賀状テンプレート、スタンプ、文字、画像挿入などを行いながら、自分好みの年賀状を作成していきます。

素材を利用する場合は、左のプレビューにドラッグ&ドロップをすれば反映されます。

また、インストール版では、「喪中」「寒中見舞い」をテンプレートから簡単に作成することも可能です。

はがきデザインキットで喪中はがきをテンプレート・素材で簡単作成

2018.11.01

【はがきデザインキット】寒中見舞いをテンプレートで簡単作成

2018.11.02

素材に画像の枠があるなら「画像読込」→「ファイル参照」から画像を選択しましょう。

※画像読み込み時の最大サイズは4000px × 4000pxになります。

「作業エリアに読込」をクリックしてから画像の角をドラッグ&ドロップしながらサイズを調整します。

写真を選択した状態で左下ツールの重なり順を「最背面」にすることで、写真を一番奥に表示させることが可能です。

他にもテキストからオリジナルのコメントを挿入することができます。

パソコン内にインストールされているフォントを選択したり、縦書き・横書きなどの設定も可能です。

年賀状のデザインが完成したら「ファイル」→「別名保存する」で分かりやすい場所に保存しておきましょう。

宛名を作成する

宛名を作成するには、上部の「あて名面作成」をクリックします。

※宛名は筆まめなどの他ソフトから移行することも可能です。詳しくは『【年賀状】はがきデザインキットに筆まめの住所録(宛名)を移行する方法』をご覧ください。

「あて名新規追加」をクリックします。

相手先の「名前」「住所」「連名」などを入力してから、「保存して新規追加」をクリック。

これであて名の新規追加が完了しました。

差出人を登録する

宛名面に差出人を記載したい場合は「差出人登録・あて名面設定」をクリックします。

「新規登録」をクリック。

差出人の「名前」「住所」「連名」などを入力してから、「保存して次へ」をクリック。

フォント選択や位置の調整をしてから、「保存して次へ」をクリック。

“保存すると、すべてのはがきにこのあて名面のレイアウトが反映されますがよろしいですか?”というメッセージが表示されるので「OK」をクリック。これで差出人の登録が完了しました。

年賀状を印刷する

年賀状の裏面(写真や文章が印刷される面)を印刷する場合は、年賀状プレビューが表示されている画面で「印刷する」をクリックします。

※はがきデザインキット(インストール版)は両面印刷に対応していないため、片面ずつ印刷する必要があります。

“<印刷の前にご確認ください>印刷する内容、位置の調整に間違いはございませんか?お使いのプリンタの設定をご確認の上、印刷してください。”などのメッセージが表示されるので問題なければ「印刷に進む」をクリックして、印刷を完了させましょう。

年賀状の表面(宛名が印刷される面)宛名を印刷する場合は、あて名面作成画面から印刷したい住所録を選んで「あて名面の印刷」をクリックします。

※下部からすべて選択することも可能です。

レイアウトを確認して問題なければ、印刷をしましょう。

はがきデザインキットで初めて印刷する場合は、郵便番号などのズレを確認するために”テスト印刷”することをおすすめします。

スマホアプリ版

スマホアプリ版「はがきデザインキット」は、iOS(iPhone、iPad)、Androidに対応しています。

ネット注文、自宅のプリンター、コンビニ(セブンイレブン)で印刷可能です。

詳しくは、『【無料】スマホで年賀状作成・印刷「はがきデザインキット」アプリの使い方』で紹介しています。

最後に

インターネットやスマートフォンなど、通信手段の発達によって、年賀状発行枚数は減少傾向にあります。

この「はがきデザインキット」は、そんな逆風を吹き飛ばしてくれると思えるぐらい、良く出来ている素晴らしいサービスです。日本郵便の本気を垣間見れます。

操作性が良く、素材も多く、そのままネットで注文できる。

「年賀状を出すの面倒くさいな。今年は、やめておこうかな。」と思っている方、はがきデザインキットを使えば、無料ですぐに年賀状が作れます。一度、試してみてはいかがでしょうか?

22 件のコメント

  • はがきデザインキット を使用して、年賀状を作成しています。
    賀状面印刷の際、画面の右が開いたりしますので、画面の拡張、縮小、左寄せ、右寄せ機能を使って調整していますがうまくいきません。
    賀状面の印刷調整方法をおしえてください。

    • 印刷調整は、「はがきデザインキット」と「プリンター」の両方で行う必要があります。
      プリンター設定の用紙サイズを「はがき」にするなど、一つ一つ確認してください。
      もし、解決しないようであれば、年賀状を「フチなし」にするのも1つの手段です。

    • 差出人の住所と名前のみを印刷するには、はがきデザインキット「インストール版」をパソコンに入れる必要があります。

      次の手順に従ってください。
      1、はがきデザインキット「インストール版」を起動
      2、上部メニューの「あて名面作成」をクリック。
      3、あて名面作成で「差出人登録・あて名面設定」から差出人の住所と名前を登録。
      4、あて名面作成で「あて名新規追加」を開き、”何も入力せずに”保存をクリック。
      5、あて名面作成で、4で作成した「あて名」にチェックを入れて、右下の「あて名面の印刷」から印刷すればOKです。

      はがきデザインキットの使い方「あて名面を作成しよう」と参考にしてください。

      • 宛名の自分で印刷する場合、フォントの種類がいくつあるのでしょうか。自分のパソコンからダウンロードできますか。できるなら方法を教えてください。毎年悩んでいます。

        • はい。はがきデザインキットでは、宛名用にフォントがいくつか用意されています。
          ウェブ版では、宛先の登録と差出人の登録が終わったあとに表示される「仕上がりの確認時」に宛名のフォントを変更できます。
          ・楷書体
          ・明朝体
          ・ゴシック体
          ・デザイン体
          ・手書き風文字
          の5種類から選択可能です。

          インストール版では、
          ・AR明朝体U
          ・AR楷書体M
          の2種類から選択可能です。

          残念ながら、自分のパソコンに入っているフォントは、選択できないようです。

  • macOS Sierraではがきデザインキット2017を起動したらテンプレートがドラッグ&ドロップ出来ません。スタンプは出来るのですが…。アンインストールしてみたり、Adobe更新してみたり色々試しましたが解決せず…。どなたか解決策ご存知ないでしょうか。

    • 私も同じくテンプレートが移せません。アンインストールもしましたが解決しませんでした。その後何か解決策が見つかっていらしたら教えて頂けたら嬉しいです。macOSSierraです。

      • 返信が遅れて申し訳ありません。
        この不具合は、はがきデザインキットを動かしている「Adobe AIR(アドビ エアー)」のバージョンが古いことが原因のようです。(この手のトラブルは結構多いようです。)
        Adobe AIRページから最新版にアップデートする必要があります。(場合によっては、一旦、Adobe AIRを完全に削除してから、再インストールする必要があります。)

    • はがきデザインキット「インストール版」でしたら、住所録として「氏名」「住所」などを保存できます。
      方法は、はがきデザインキットを起動してから、上部の「あて名面作成」をクリック。あて名新規追加をしてから、「住所書出」により、CVSファイル形式で保存可能です。

  • レーザープリンターを使用しています
    はがきの余白がどぉしてもなくなりません
    何か違うやり方があるのでしょうか?
    ご回答宜しくお願い致します。

    • 調べましたところ、レーザープリンタは構造上の関係で余白なし(フチ無し)の印刷はできないようです。
      インクジェットプリンターに買い換えるしかありません。

  • OSXをVer10.13を使用していますが、作成時、作業面への素材のドラッグアンドドロップができません。

  • はがきキットをインストールする際にdesign.hit.zipをクリックするとwinZipの注文画面になってしまい、試用版を使用したくても使用できない状態で先に進めることが出来ません。解決方法を教えて下さい。

    • 「design.hit.zip」は、圧縮ファイルですが、ソフトをインストールしなくても、Windows10の標準機能で解凍することが可能です。
      次の1~4の手順を試してください。
      1、「design.hit.zip」を右クリックしてから「プロパティ」をクリック
      2、プログラム項目の「変更」をクリック
      3、「エクスプローラー」を選択してから「OK」をクリック
      4、再度「design.hit.zip」を右クリックしてから「すべて展開」をクリック
      これで圧縮ファイルである「design.hit.zip」が解凍され、インストールできるようになるはずです。
      なお、「WinZip」は東芝パソコン(DynaBook)などにプリインストールされている”有料の解凍ソフト”ですが、「Lhaplus」という解凍ソフトが無料で使いやすくておすすめです。
      上記の手順で上手くいかなければ、YahooやGoogleで「Lhaplus」と検索して、ダウンロード&インストールされることをおすすめします。

  • コメントを残す

    メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

    ABOUTこの記事をかいた人

    サラリーマンをしながら、当ブログを運営していましたが、2018年に独立し現在はフリーランスとして活動しています。今まで、数々のWebサイト・ブログを構築してきました。このブログでは、今までの経験で得た知識を活かし、Web制作・SEO関連を中心に、最新のIT関連ニュースを発信。また、ファイナンシャル・プランナー技能士の資格を活かして金融関係の情報も発信しています。