郵便局公式「はがきデザインキット」無料年賀状作成ソフトの使い方

2020年も残りわずかとなりました。

年末といえば、毎年ぎりぎりに準備を始めてしまう・・・そう、「年賀状」というイベントがあります。

自宅のパソコンとプリンターで年賀状を作成している方の中には、「年賀状作成ソフト」の購入を検討している方も多いのではないでしょうか?

でも、ちょっと待ってください!

実は、あの日本郵便(郵便局)が年賀状作成ソフトを”無料0円”で提供しています。

その名は、「はがきデザインキット」

かなり完成度の高いソフトとなっています。年賀状ソフトを購入する前に、試してみてはいかがでしょうか?

「はがきデザインキット」とは

「はがきデザインキット」とは、日本郵便株式会社が2008年から提供している公式の無料年賀状作成ソフトです。

今年は、令和1年 丑年(うしどし)の年賀状用に「はがきデザインキット2021」が公開されています。

特徴は、「直感的な操作」と「豊富な素材」です。

パソコン初心者でも簡単に年賀状が作成できるように、上手く考えられたソフトとなっています。

はがきデザインキット(インストール版)の動作環境・推奨利用環境
対応OS ・Windows 7/Windows 8 Classic/Windows10以降
・Mac OS X10.7以上
※LinuxでもWindowsエミュレータ「Wine」で動作する報告があります。

動作環境については、OSのみ公表されています。

公式サイトを確認しても「CPU」「メモリ」などの要件は記載されておらず、低スペックのパソコンでも動作が可能です。

「はがきデザインキット」の始め方

まずは、日本郵便の「はがきデザインキット2021」のページに移動します。

はがきデザインキット2019

現在は「インストール版」「スマホアプリ版」という2つのツールが用意されています。

※ウェブ版については、2020年1月31日付けでサービス終了となりました。

それぞれの違いは、次のとおりです。

はがきデザインキット2021
ウェブ版 インストール版 スマホアプリ版
端末 パソコン
(Webブラウザ)
パソコン
(インストール)
スマートフォン
(iOS、Android)
年賀素材 300種類以上 1000種類以上 300種類以上
フォントの種類 5種類 豊富(PC内のフォントを使用可能) 5種類(手書きの文字も入れられる)
住所録
プリンター印刷
ネット印刷サービス
ポストへの代行投函
スマートフォンで手軽に年賀状を作成したいのであれば「スマホアプリ版」を選択しましょう。

パソコンにインストールする手間は生じますが、素材数やフォントの豊富さで選ぶのであれば「インストール版」がおすすめです。

「アプリ版」の使い方

スマートフォンでApp StoreまたはGoogle Playから「はがきデザインキット」をインストールします。

年賀状のデザインを選ぶ

アプリ起動すると年賀状の作成がはじまります。

デザインは、大きく分けて「写真あり」と「写真なし」から選択できます。

家族・子供の写真を使った年賀状を作成したい場合は、「写真あり」のデザインを選びましょう。

▲今回は、年賀状に赤ちゃんの写真を付けるために「写真あり」を選びました。

用紙の種類を選択

用紙は「普通紙(フチあり)」と「写真用紙(フチなし)」から選べます。

写真用紙は、高級感のある紙質で写真が綺麗に見えますが、インターネットで印刷注文する場合は、写真用紙の方が1枚あたりの価格が高くなります。

▲今回は、「普通紙」を選びました。

写真を選ぶ

写真追加をタップしてから「カメラを起動」または「カメラロールから選ぶ」から年賀状で使いたい写真を追加していきます。

※”はがき作成”から”写真”にアクセスしようとしていますというメッセージが表示されたら「すべての写真へのアクセスを許可」をタップしましょう。

写真を追加するとき、自動補正を「オン」にすることで写真の明るさなどが丁度いいバランスに補正されます。

メッセージを入れる

写真の追加から次へ進むと「旧年中は大変お世話になり誠にありがとうございました 本年もよろしくお願い申し上げます」という定型文が追加されます。

この文章をそのまま使ってもいいですし、編集することも可能。

文字については「フォント(楷書、明朝、ゴシック、デザイン、手書き)」「色」「配置」を変更でき、年賀状挨拶の定型文も用意されています。

また、ドラッグ&ドロップで位置や大きさを調整することもできます。

スタンプを入れる

はがきデザインキットでは、スタンプを追加することも可能です。

干支、縁起物、年号、賀詞、挨拶文、フレームといったカテゴリから選択しましょう。

デザイン完成

デザインが完成したらメッセージや写真が切れていないかを拡大して確認しましょう。

問題なければ右上の「保存」をタップすることで、アプリの「マイデザイン」に保存されます。

年賀状をインターネットで注文したい場合は「このデザインを注文する」、年賀状を自宅のプリンターで印刷したい場合は「コンビニ/プリンターで印刷する」をクリックしましょう

1、注文する場合

まずは、はがきデザインキット印刷サービス利用規約に同意します。

注文方法の選択で「自宅へ送る」をタップします。

※今年度は、年賀状を直接相手に届けるサービスの提供は行われていないようです。

はがきデザインキットでは、相手の宛名を印刷してもらうことも可能です。

「宛名面を印刷する」または「宛名面を印刷しない」から選択しましょう。

「宛名面を印刷する」を選択した場合は、宛名の登録画面に移動します。

「+宛名を追加する」から相手の「名前」「敬称」「郵便番号」「住所」「会社名」「連名を追加」で入力していきましょう。

続いて、宛名面を印刷する場合は「書体」を選択可能です。

はがきの種類については「年賀はがき」「ディズニー年賀はがき」から選択できます。

注文内容の確認画面で「年賀状の注文枚数」「自宅配送のお届け先」「連絡用メールアドレス」を入力します。

今回、年賀状を50枚注文したところ「印刷代7,000円」「はがき代3,150円」「配送料(全国一律)810円」の合計10,960円になりました。

決済方法については「クレジットカード決済」「キャリア決済」「コンビニ・郵便局払い」から選択して注文を完了させましょう。

※コンビニ・郵便局払いについては、手数料200円が発生します。

2、自宅のプリンターで印刷

年賀状の作成が完了すると「マイデザイン」に保存されます。

マイデザインを開いてから自宅のプリンターで印刷する年賀状を選択しましょう。

下部の「印刷」をクリックします。

メニューが表示されるので自宅のプリンターの機種を「CANON」「EPSON」「brother」から選択しましょう。

プリンターがWi-FiやBluetoothの印刷に対応していない場合は「端末に画像保存する」でスマートフォンに保存することも可能です。

3、コンビニ(セブンイレブン)で印刷

はがきデザインキット(アプリ版)で作成した年賀状は、コンビニで簡単に印刷することも可能です。

先ほどの「マイデザイン」→「印刷」から「セブンイレブン」を選択します。

セブンイレブンで印刷するときの注意事項が案内されます。

プリント1枚あたり80円の印刷代がかかります。

プリント予約番号が発行されました。

最寄りのセブンイレブンに行ってからハガキを購入してマルチコピー機にセットします。

ネットプリントを押してから、この画面に記載されている「プリント予約番号」を入力しましょう。

なお、この予約番号の有効期限は1週間、予約可能枚数は30枚までとなっています。

「インストール版」の使い方

「インストール版」のページに移動してから、「いますぐダウンロード(無料)」をクリック。

なお、推奨環境は、Windows7/8 Classic/10、Mac OS X10.7以上です。Adobe Air(無料)をインストールしている必要があります。

いますぐダウンロード

Adobe AIRのインストールを求められます。

はがきデザインキットのインストール版は、Adobe Air(無料)が必須です。「はい」をクリックしましょう。

Adobe AIR

※”Adobe Flash Playerがお使いのパソコンへのアクセスを求めています。”というメッセージが表示されたら、「許可」をクリック。

「インストール」をクリック。

アプリケーションのインストール

インストールの環境設定を確認してから、「続行」をクリック。最後に、「同意する」をクリックするとインストールが始まります。

環境設定

はがきデザインキットが起動したら、「お使いのデザインキットを登録する」をクリック。その後、「デザインキッド起動」をクリックします。

はがきの種類を選ぶ

はがきの種類を「郵便はがき」「年賀はがき」「かも~る(暑中・残暑見舞はがき)」から選べます。

今回は、年賀状を作成するので、「年賀はがき」を選び、「OK」をクリックしましょう。

はがきの種類を選択

スタイルを選択

はがきデザインキットで編集するときのデザインを選びましょう。好きなデザインでOKです。

スタイル選択

はがきの向きを選ぶ

はがきの向きを「縦向き」「横向き」から選びます。

はがきの向き

はがきをデザイン

年賀状テンプレート、スタンプ、文字、画像挿入などを行いながら、自分好みの年賀状を作成していきます。

素材を利用する場合は、左のプレビューにドラッグ&ドロップをすれば反映されます。

また、インストール版では、「喪中」「寒中見舞い」をテンプレートから簡単に作成することも可能です。

はがきデザインキットで喪中はがきをテンプレート・素材で簡単作成

2018.11.01

【はがきデザインキット】寒中見舞いをテンプレートで簡単作成

2018.11.02

素材に画像の枠があるなら「画像読込」→「ファイル参照」から画像を選択しましょう。

※画像読み込み時の最大サイズは4000px × 4000pxになります。

「作業エリアに読込」をクリックしてから画像の角をドラッグ&ドロップしながらサイズを調整します。

写真を選択した状態で左下ツールの重なり順を「最背面」にすることで、写真を一番奥に表示させることが可能です。

他にもテキストからオリジナルのコメントを挿入することができます。

パソコン内にインストールされているフォントを選択したり、縦書き・横書きなどの設定も可能です。

年賀状のデザインが完成したら「ファイル」→「別名保存する」で分かりやすい場所に保存しておきましょう。

宛名を作成する

宛名を作成するには、上部の「あて名面作成」をクリックします。

※宛名は筆まめなどの他ソフトから移行することも可能です。詳しくは『【年賀状】はがきデザインキットに筆まめの住所録(宛名)を移行する方法』をご覧ください。

「あて名新規追加」をクリックします。

相手先の「名前」「住所」「連名」などを入力してから、「保存して新規追加」をクリック。

これであて名の新規追加が完了しました。

差出人を登録する

宛名面に差出人を記載したい場合は「差出人登録・あて名面設定」をクリックします。

「新規登録」をクリック。

差出人の「名前」「住所」「連名」などを入力してから、「保存して次へ」をクリック。

フォント選択や位置の調整をしてから、「保存して次へ」をクリック。

“保存すると、すべてのはがきにこのあて名面のレイアウトが反映されますがよろしいですか?”というメッセージが表示されるので「OK」をクリック。これで差出人の登録が完了しました。

年賀状を印刷する

年賀状の裏面(写真や文章が印刷される面)を印刷する場合は、年賀状プレビューが表示されている画面で「印刷する」をクリックします。

※はがきデザインキット(インストール版)は両面印刷に対応していないため、片面ずつ印刷する必要があります。

“<印刷の前にご確認ください>印刷する内容、位置の調整に間違いはございませんか?お使いのプリンタの設定をご確認の上、印刷してください。”などのメッセージが表示されるので問題なければ「印刷に進む」をクリックして、印刷を完了させましょう。

年賀状の表面(宛名が印刷される面)宛名を印刷する場合は、あて名面作成画面から印刷したい住所録を選んで「あて名面の印刷」をクリックします。

※下部からすべて選択することも可能です。

レイアウトを確認して問題なければ、印刷をしましょう。

はがきデザインキットで初めて印刷する場合は、郵便番号などのズレを確認するために”テスト印刷”することをおすすめします。

最後に

インターネットやスマートフォンなど、通信手段の発達によって、年賀状発行枚数は減少傾向にあります。

この「はがきデザインキット」は、そんな逆風を吹き飛ばしてくれると思えるぐらい、良く出来ている素晴らしいサービスです。日本郵便の本気を垣間見れます。

操作性が良く、素材も多く、そのままネットで注文できる。

「年賀状を出すの面倒くさいな。今年は、やめておこうかな。」と思っている方、はがきデザインキットを使えば、無料ですぐに年賀状が作れます。一度、試してみてはいかがでしょうか?

22 件のコメント

  • はがきデザインキット を使用して、年賀状を作成しています。
    賀状面印刷の際、画面の右が開いたりしますので、画面の拡張、縮小、左寄せ、右寄せ機能を使って調整していますがうまくいきません。
    賀状面の印刷調整方法をおしえてください。

    • 印刷調整は、「はがきデザインキット」と「プリンター」の両方で行う必要があります。
      プリンター設定の用紙サイズを「はがき」にするなど、一つ一つ確認してください。
      もし、解決しないようであれば、年賀状を「フチなし」にするのも1つの手段です。

    • 差出人の住所と名前のみを印刷するには、はがきデザインキット「インストール版」をパソコンに入れる必要があります。

      次の手順に従ってください。
      1、はがきデザインキット「インストール版」を起動
      2、上部メニューの「あて名面作成」をクリック。
      3、あて名面作成で「差出人登録・あて名面設定」から差出人の住所と名前を登録。
      4、あて名面作成で「あて名新規追加」を開き、”何も入力せずに”保存をクリック。
      5、あて名面作成で、4で作成した「あて名」にチェックを入れて、右下の「あて名面の印刷」から印刷すればOKです。

      はがきデザインキットの使い方「あて名面を作成しよう」と参考にしてください。

      • 宛名の自分で印刷する場合、フォントの種類がいくつあるのでしょうか。自分のパソコンからダウンロードできますか。できるなら方法を教えてください。毎年悩んでいます。

        • はい。はがきデザインキットでは、宛名用にフォントがいくつか用意されています。
          ウェブ版では、宛先の登録と差出人の登録が終わったあとに表示される「仕上がりの確認時」に宛名のフォントを変更できます。
          ・楷書体
          ・明朝体
          ・ゴシック体
          ・デザイン体
          ・手書き風文字
          の5種類から選択可能です。

          インストール版では、
          ・AR明朝体U
          ・AR楷書体M
          の2種類から選択可能です。

          残念ながら、自分のパソコンに入っているフォントは、選択できないようです。

  • macOS Sierraではがきデザインキット2017を起動したらテンプレートがドラッグ&ドロップ出来ません。スタンプは出来るのですが…。アンインストールしてみたり、Adobe更新してみたり色々試しましたが解決せず…。どなたか解決策ご存知ないでしょうか。

    • 私も同じくテンプレートが移せません。アンインストールもしましたが解決しませんでした。その後何か解決策が見つかっていらしたら教えて頂けたら嬉しいです。macOSSierraです。

      • 返信が遅れて申し訳ありません。
        この不具合は、はがきデザインキットを動かしている「Adobe AIR(アドビ エアー)」のバージョンが古いことが原因のようです。(この手のトラブルは結構多いようです。)
        Adobe AIRページから最新版にアップデートする必要があります。(場合によっては、一旦、Adobe AIRを完全に削除してから、再インストールする必要があります。)

    • はがきデザインキット「インストール版」でしたら、住所録として「氏名」「住所」などを保存できます。
      方法は、はがきデザインキットを起動してから、上部の「あて名面作成」をクリック。あて名新規追加をしてから、「住所書出」により、CVSファイル形式で保存可能です。

  • レーザープリンターを使用しています
    はがきの余白がどぉしてもなくなりません
    何か違うやり方があるのでしょうか?
    ご回答宜しくお願い致します。

    • 調べましたところ、レーザープリンタは構造上の関係で余白なし(フチ無し)の印刷はできないようです。
      インクジェットプリンターに買い換えるしかありません。

  • OSXをVer10.13を使用していますが、作成時、作業面への素材のドラッグアンドドロップができません。

  • はがきキットをインストールする際にdesign.hit.zipをクリックするとwinZipの注文画面になってしまい、試用版を使用したくても使用できない状態で先に進めることが出来ません。解決方法を教えて下さい。

    • 「design.hit.zip」は、圧縮ファイルですが、ソフトをインストールしなくても、Windows10の標準機能で解凍することが可能です。
      次の1~4の手順を試してください。
      1、「design.hit.zip」を右クリックしてから「プロパティ」をクリック
      2、プログラム項目の「変更」をクリック
      3、「エクスプローラー」を選択してから「OK」をクリック
      4、再度「design.hit.zip」を右クリックしてから「すべて展開」をクリック
      これで圧縮ファイルである「design.hit.zip」が解凍され、インストールできるようになるはずです。
      なお、「WinZip」は東芝パソコン(DynaBook)などにプリインストールされている”有料の解凍ソフト”ですが、「Lhaplus」という解凍ソフトが無料で使いやすくておすすめです。
      上記の手順で上手くいかなければ、YahooやGoogleで「Lhaplus」と検索して、ダウンロード&インストールされることをおすすめします。

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    サラリーマンをしながら、当ブログを運営していましたが、2018年に独立し現在はフリーランスとして活動しています。今まで、数々のWebサイト・ブログを構築してきました。このブログでは、今までの経験で得た知識を活かし、Web制作・SEO関連を中心に、最新のIT関連ニュースを発信。また、ファイナンシャル・プランナー技能士の資格を活かして金融関係の情報も発信しています。