インターネット速度を測ろうとしても、Speedtestが「接続できません」や「測定を開始できません」と表示されて困ったことはありませんか?
Speedtestが繋がらない原因は、通信環境の不具合やブラウザの設定、VPN・セキュリティソフトの影響など、さまざまです。
この記事では、Speedtestが繋がらない・測定できない時の主な原因と今すぐ試せる解決方法をわかりやすく解説します。
パソコン・スマホどちらのケースにも対応しているので、通信速度を正しく確認したい方はぜひ参考にしてください。
目次
Speedtestが繋がらない原因と解決法
ここからは、Speedtestが繋がらない原因と解決法を解説していきます。
1. ネットワーク接続の不安定・通信障害
Speedtestが繋がらない場合、最も多い原因がネットワークの不安定さや一時的な通信障害です。
Wi-Fiが切断されていたり、ルーターに不具合が起きていたりするとSpeedtestのサーバーに接続できず測定が始まりません。
特に夜間や休日など回線が混雑しやすい時間帯には、通信速度が低下してSpeedtestの接続がタイムアウトすることがあります。
また、モバイル回線では一時的な電波の乱れやエリア制限によって測定が途中で止まるケースもあります。
対処法
- ルーターやモデムの電源を一度切り、30秒ほど待ってから再起動する
- Wi-Fiを一度オフにしてから再接続する
- スマートフォンの場合は、モバイルデータ通信に切り替えて試す
- 他のサイト(例:google.com)やアプリが正常に動作するか確認する
- それでも繋がらない場合は、通信事業者(プロバイダ)側の障害情報を確認する

2. ブラウザのキャッシュ・設定の影響
Speedtestをブラウザで利用している場合、キャッシュやCookieの不具合が原因でページが正しく読み込まれないことがあります。
古いデータが残っていると接続先サーバー情報やスクリプトの読み込みに失敗し、「接続中のまま進まない」「測定が始まらない」といったトラブルが発生します。
また、拡張機能(アドオン)や広告ブロッカーがSpeedtestのスクリプトをブロックしてしまうケースも珍しくありません。
特にJavaScriptを制限するセキュリティ系アドオンを入れている場合は要注意です。
対処法
- ブラウザの設定からキャッシュとCookieを削除する
- 「シークレットモード」や「プライベートウィンドウ」でSpeedtestを開く
- 広告ブロッカーやセキュリティ拡張機能を一時的にオフにする
- それでも改善しない場合は、別のブラウザ(Chrome、Edge、Firefox、Safariなど)で試す

特にキャッシュ削除や別ブラウザでの再試行は効果が高く、手軽に実行できる対処法です。
3. VPN・プロキシの使用
Speedtestが繋がらない原因として意外と多いのが、VPNやプロキシを経由して通信していることです。
VPN(仮想プライベートネットワーク)を使うと通信が海外サーバーを経由するため、Speedtestがアクセス先サーバーを正しく認識できず、測定が開始されないケースがあります。
また、企業や学校のネットワークで設定されているプロキシサーバーによって一部の通信が遮断されている場合もあります。
VPNやプロキシを使っているとSpeedtest側が「通信経路が不明」と判断して接続を拒否することがあり、結果として「Connecting…」のまま動かない、または「Server not found」と表示されることがあります。
対処法
- 一時的にVPNをオフにしてSpeedtestを実行する
- プロキシ設定を無効にする(Windowsの場合:設定 → ネットワークとインターネット → プロキシ)
- VPNが必要な場合は、日本サーバーなど近い地域の接続先を選ぶ
- VPNアプリやブラウザ拡張機能をすべて閉じてから再試行する

もし、企業ネットワークなどで設定を変更できない場合は、モバイルデータ通信や自宅のWi-Fiなど別の回線を使って試すのがおすすめです。
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4. セキュリティソフトやファイアウォールの干渉
Speedtestが繋がらない原因としてセキュリティソフトやファイアウォールのブロックもよくあります。
ウイルス対策ソフトやネットワーク保護機能が、Speedtestの通信を「不審なアクセス」と誤認して遮断してしまうことがあるのです。
特に企業PCや学校端末などセキュリティ制限が厳しい環境では、Speedtestの通信ポート(TCP/8080など)がブロックされるケースもあります。
また、Windows DefenderやmacOSの標準ファイアウォール設定でもブラウザやアプリの通信が制限されている場合があります。
その結果、ページが開いても「サーバーに接続できません」「テストが開始できません」と表示されることがあります。
対処法
- 一時的にセキュリティソフトをオフにして、Speedtestを試す
- ファイアウォール設定で「Speedtest.net」や「Ookla関連サービス」を通信許可リストに追加
- Windowsの場合は「設定 → プライバシーとセキュリティ → Windows セキュリティ → ファイアウォールとネットワーク保護」から許可設定を確認
- 会社・学校の端末を使用している場合は、ネットワーク管理者に相談

その場合は、安全を確認した上で、Speedtest関連ドメインを許可リストに追加しておくとよいでしょう。
5. Speedtestのサーバー側トラブル
Speedtestが繋がらない場合、こちら側の環境に問題がなくても、Speedtest(Ookla)側のサーバー障害が原因のことがあります。
特に特定の地域やプロバイダ向けサーバーでトラブルが発生していると、接続が途中で止まったり、測定が開始できなかったりします。
Ookla(Speedtestの運営元)は世界中に多数のサーバーを配置していますが、メンテナンス中や一時的なアクセス集中によって接続エラーが発生することがあります。
この場合、ユーザー側で設定を変更しても改善しないため、サーバーの復旧を待つことが最善策です。
対処法
- https://downdetector.jp/status/speedtest/で障害情報を確認する
- https://www.speedtest.net/にアクセスし、別のサーバーを手動で選択して試す
- しばらく時間をおいてから再測定する
- モバイルアプリ版のSpeedtest(iOS / Android)で再度試す

その場合は、プロバイダの公式サイトやSNSで障害・メンテナンス情報を確認してみましょう。
6. アプリの不具合(スマホ・PC)
Speedtestをアプリで利用している場合、アプリ自体の不具合が原因で繋がらないケースもあります。
古いバージョンのまま使い続けていたり、アップデートの途中で不具合が発生したりすると通信処理が正しく行えず、「測定を開始できません」や「接続中のまま止まる」といった現象が起こります。
また、バックグラウンドで他のアプリが通信を大量に行っていると、Speedtestの通信が妨げられることもあります。
特にスマートフォンでは、ストレージ容量が不足しているとアプリ動作が不安定になりやすい点にも注意が必要です。
対処法
- アプリを最新バージョンに更新する(App Store / Google Playで確認)
- 一度アプリをアンインストールし、再インストールする
- 端末を再起動してから再度Speedtestを起動する
- 他の通信アプリ(動画視聴・ダウンロードなど)を一時停止してから測定する
- スマホの空き容量が少ない場合は、不要なデータを削除して動作を軽くする

特に「再インストール+端末再起動」の組み合わせは効果的で、短時間でトラブルを解消できることが多いです。
まとめ
Speedtestが繋がらない原因は、ネットワークの不安定さやブラウザ設定、VPN・セキュリティソフトの影響など、主に通信環境や端末設定に関係しています。
まずは、ルーターの再起動やブラウザのキャッシュ削除を行い、VPNやセキュリティソフトを一時的にオフにして試してみましょう。
それでも改善しない場合は、Speedtest側のサーバー障害やアプリの不具合の可能性もあります。
時間をおいて再度試す、または別のデバイス・ブラウザ・通信回線で確認するのも効果的です。
通信速度を正しく測定するためには、安定したネットワーク環境を整えることが大切です。
今回紹介した対処法を順番に試せば、ほとんどの「Speedtestが繋がらない」トラブルは解消できるでしょう。





