AirPodsから「ピー」「ピロピロ」と音が鳴る理由と解決方法

AirPodsを使っていると音楽を聴いている最中や接続中に「ピー」や「ピロピロ」といった電子音が突然鳴ることがあります。

故障かと思って不安になる方もいますが、多くの場合はAirPodsが状態を知らせるための通知音です。

例えばバッテリー残量が少ないときやBluetooth接続が切れたとき、あるいはペアリングやモード切り替え時などに発生します。

本記事では、AirPodsから「ピー」「ピロピロ」と音が鳴る主な理由とそれぞれの状況に応じた解決方法をわかりやすく解説します。

AirPodsから「ピー」「ピロピロ」と音が鳴る理由と解決方法

ここからは、AirPodsから「ピー」「ピロピロ」と音が鳴る理由と解決方法をまとめています。

1. バッテリー残量が少ないとき

AirPodsから「ピー」という短い警告音が鳴る最も一般的な理由が、バッテリー残量の低下です。

AirPodsはバッテリー残量が10%前後になると通知音を鳴らし、充電が必要であることを利用者に知らせます。

  • 音楽再生中や通話中に突然「ピー」と鳴る
  • 両耳のどちらか片方から先に鳴ることもある
  • そのまま使い続けると、数分後に電源が切れて自動的に接続解除される

解決方法

  • 充電ケースに戻して充電する
  • ケース自体のバッテリーが切れていないか確認する
  • 外出先ではモバイルバッテリーやLightningケーブルでケースごと充電しておくと安心
「ピー」という音が鳴ったときは、AirPodsが故障しているわけではなく、単に充電が必要というサインです。

繰り返し鳴る場合は使用時間が長くなり、バッテリー劣化が進んでいる可能性もあるため注意しましょう。

2. Bluetooth接続が切断されたとき

AirPodsから「ピロピロ」といった電子音が鳴るのは、Bluetooth接続が途切れたときによく起こります。

AirPodsはワイヤレス接続を常に維持しようとするため、通信が不安定になると通知音で接続解除を知らせてくれる仕組みです。

  • 音楽再生中や通話中に突然「ピロピロ」と鳴って音が止まる
  • デバイスとの距離が離れすぎると発生しやすい
  • 周囲の環境によって一時的に接続が不安定になることもある

主な原因

  • iPhoneやPCとの距離が10メートル以上離れている
  • 壁や家具などの障害物が多く、電波が遮られている
  • Wi-Fiルーターや電子レンジなどによる電波干渉
  • 接続元デバイスのBluetoothがオフになった、もしくは不具合を起こしている

解決方法

  • デバイスとの距離を近づける(できれば5m以内)
  • Bluetooth接続を一度オフにして再接続する
  • 周囲の干渉源(電子レンジ、無線機器など)を避ける
  • iPhoneやPCを再起動し、再ペアリングを試す
「ピロピロ」という音が出ても、ほとんどは一時的な接続不良です。

ただし頻繁に発生する場合は、AirPodsのリセットやデバイス側のBluetooth設定を見直すと改善しやすいです。

3. ペアリングや接続切替のとき

AirPodsから「ピロリ」「ポロン」といった短い電子音が鳴るのは、ペアリングや接続先を切り替えるときの合図です。

これは異常ではなく、AirPodsが正常にデバイスと通信できたことを知らせるフィードバック音です。

  • iPhoneからMacやiPadに切り替えたときに音が鳴る
  • 新しいデバイスと初めてペアリングしたときに効果音が流れる
  • 切断や接続がスムーズに行われたサインとして鳴る

解決方法

  • 特別な対処は不要(正常動作のため心配なし)
  • 切替が頻発して使いづらい場合は、自動接続機能をオフにする
  • iPhoneの「設定」→「Bluetooth」→AirPodsの情報アイコン(ℹ︎)→「このiPhoneに接続」→「最後にこのiPhoneに接続していた場合」に変更
  • 必要に応じて手動で接続先を選ぶことで安定して利用可能
この接続音はAirPodsの仕様であり、故障の兆候ではありません。複数のAppleデバイスを利用している場合は便利ですが、逆に頻繁に切り替わってしまうとストレスになることもあります。

その際は設定を見直して、自分に合った接続方法にカスタマイズしましょう。

4. ノイズキャンセリングや外部音取り込みの切替時

AirPods ProやAirPods Maxには、アクティブノイズキャンセリング(ANC) と 外部音取り込みモード が搭載されています。

これらのモードを切り替えるときに、短い「ポン」や「ピロッ」といった効果音が鳴ります。

これは正常な通知音で、利用者に現在のモードが切り替わったことを知らせています。

  • 「ノイズキャンセリング → 外部音取り込み」への切替時に独自の効果音が鳴る
  • 「外部音取り込み → オフ」または「オフ → ノイズキャンセリング」でも別のトーン音で通知
  • 音楽再生中でも、効果音は小さく重なるように再生される

解決方法

  • 特別な対処は不要(仕様上の正常な音)
  • モード切替時に音が気になる場合は、iPhoneのコントロールセンターや設定アプリから直接モードを変更すると自然に切り替えられる
  • サードパーティアプリでは切替時の音が鳴らないケースもあるため、どうしても気になる場合はアプリ側から操作する方法も検討可能
ノイズキャンセリングや外部音取り込みの切替時に鳴る音は「故障」ではなく「ユーザーへのお知らせ」です。

AirPods ProやMaxを正しく使えている証拠でもあるので、不安に思う必要はありません。

5. 故障や接触不良の可能性

AirPodsから聞こえる「ピー」や「ピロピロ」の音は多くが通知音や操作音ですが、まれに異常音や不規則な警告音として繰り返し鳴る場合があります。

この場合は、AirPods本体や接続環境に不具合が生じている可能性があります。

  • 充電ケースに入れても音が止まらない
  • 片耳だけ異常な「ピー音」が続く
  • 接続していない状態でもノイズ音が出る
  • 再生中に突然雑音が混じる

主な原因

  • 長期間の使用によるバッテリー劣化
  • イヤホン内部の故障(ドライバーや基盤の不具合)
  • 充電端子の接触不良や汚れ
  • iOSやファームウェアの不具合

解決方法

  • AirPodsをリセットする
    充電ケースにAirPodsを入れる
    ケース背面のセットアップボタンを約15秒長押し
    ステータスランプがオレンジ→白点滅に変わったらリセット完了
  • デバイスの再設定を行う
    iPhoneやiPadで「このデバイスを削除」してから再ペアリング
  • iOSを最新にアップデートする
    古いバージョンではAirPodsのファームウェアと相性不具合が出る場合あり
  • Appleサポートに相談する
    保証期間内なら無償交換の可能性もある
    保証外でも片耳だけ交換可能(有料)
頻繁に異常音が続いたり、特定の片耳だけ症状が出る場合はハード面の故障の可能性が高いです。

自己解決が難しいケースでは、早めにAppleサポートへ相談するのが安全です。

まとめ

AirPodsから「ピー」「ピロピロ」といった音が鳴るのは、ほとんどが 通知音や状態を知らせる正常なサイン です。

主な理由は次のとおりです。

  1. バッテリー残量が少ないとき
  2. Bluetooth接続が切断されたとき
  3. ペアリングや接続先を切り替えたとき
  4. ノイズキャンセリングや外部音取り込みを切り替えたとき
  5. 故障や接触不良の可能性

多くの場合は「充電する」「接続をやり直す」など簡単な対処で解決できます。

ただし、頻繁に異常音が続く、片耳だけ鳴りやまないといった症状がある場合は、AirPodsの故障やバッテリー劣化の可能性 もあるため、Appleサポートに相談するのが安心です。

不安に感じる音も仕組みを理解しておけば必要以上に焦ることはありません。

通知音か故障かを見極めながら、適切に対応して快適にAirPodsを使い続けましょう。



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サラリーマンをしながら、当ブログを運営していましたが、2018年に独立し現在はフリーランスとして活動しています。今まで、数々のWebサイト・ブログを構築してきました。このブログでは、今までの経験で得た知識を活かし、Web制作・SEO関連を中心に、最新のIT関連ニュースを発信。また、ファイナンシャル・プランナー技能士の資格を活かして金融関係の情報も発信しています。