バッファロー製NASを使っていると「接続できない」「共有フォルダにアクセスできない」「NASが認識されない」といったトラブルが発生することがあります。
仕事や家庭内でデータを保存・共有している場合、NASにアクセスできない状況は非常に困りますが、原因の多くはネットワーク設定や電源、認証情報などの基本的なポイントに集中しています。
この記事では、バッファロー製NASに接続できない主な原因を分かりやすく整理し、初心者でも順番に確認できる具体的な対処法をまとめました。
パソコンやスマホからアクセス不可になった場合やNASが表示されない・認識しないときのチェックポイントを解説するのでトラブル解決の参考にしてください。
目次
バッファロー製NASに接続できない原因と対処法
ここからは、バッファロー製NASに接続できない原因と対処法を解説していきます。
1、NAS本体や電源の問題
バッファロー製NASに接続できない原因として、まず最初に確認すべきなのが「NAS本体や電源まわりのトラブル」です。
ネットワーク設定やPC側を疑う前にNAS自体が正常に起動・接続されていないとそもそもアクセスは成立しません。
NASは電源が入っていて、かつ起動が完了し、LAN経由でネットワークに参加している必要があります。
電源オフや起動不良、物理的な接続ミスがあると、PCやスマホからは「認識しない」「見つからない」「接続できない」と表示されます。
特に停電後や模様替え、ケーブルの抜き差し後に起きやすい原因です。
起こりやすい状況は次のとおりです。
- NASの電源が入っていない
- 電源は入っているが起動途中で止まっている
- 電源ランプやステータスランプが異常点灯・消灯している
- LANケーブルが抜けている、または奥まで挿さっていない
- LANケーブルやACアダプタが故障している
- ルーターやハブの接続ポートに不具合がある
この状態では、PCやネットワーク設定に問題がなくてもNASへは接続できません。
対処法
NAS本体や電源まわりが原因の可能性がある場合は、以下を順番に確認してください。
- NASの電源ランプが正常に点灯しているか確認する
- 一度NASの電源を切り、数分待ってから再起動する
- 電源ケーブル・ACアダプタを抜き差しして確実に接続し直す
- LANケーブルを差し直し、可能であれば別のケーブルを試す
- ルーターやハブの別ポートに接続してみる
- ルーター自体も再起動する

設定やアプリを疑う前にまずはNASが本当に正常に起動・接続されているかを最優先でチェックしましょう。
2、ネットワーク設定・IPアドレスの問題
バッファロー製NASに接続できない原因として次に多いのが、「ネットワーク設定」や「IPアドレス」に関するトラブルです。
NAS本体の電源が入っていても、ネットワーク上で正しく認識されていなければ、PCやスマホからアクセスすることはできません。
NASは、ルーターからIPアドレスを取得し、同じネットワーク内にある端末と通信することで接続が成立します。
このIPアドレス取得やネットワーク構成に問題があると「NASが表示されない」「見つからない」「接続できない」といった状態になります。
特にルーターの再起動後やネットワーク構成変更後に起きやすい原因です。
起こりやすい状況は次のとおりです。
- NASがIPアドレスを取得できていない
- IPアドレスが重複している(IP競合)
- NASと接続先PCが別のネットワークに接続されている
- 固定IP設定が現在のネットワーク構成と合っていない
- ルーターのDHCP機能が無効になっている
- ルーターや中継機の不具合で通信が不安定になっている
この場合、NAS自体は正常でも、ネットワーク上で見えなくなります。
対処法
ネットワーク設定・IPアドレスが原因の可能性がある場合は、以下を確認してください。
- ルーターを再起動する
- NASとPCが同じルーター・同じネットワークに接続されているか確認する
- NAS Navigator2などのバッファロー公式ツールでNASが検出されるか確認する
- NASの管理画面でIPアドレスが正しく割り当てられているか確認する
- 固定IPを設定している場合は、一度DHCP(自動取得)に戻してみる
- 中継機・メッシュWi-Fi使用時は、一時的にメインルーター直結で試す

「電源は入っているのに見つからない」「突然アクセスできなくなった」という場合は、この項目を重点的に確認しましょう。
3、ユーザー名・パスワードなど認証エラー
バッファロー製NASに接続できない原因として、「ユーザー名・パスワードの認証エラー」も非常によくあるケースです。
NAS本体やネットワークに問題がなくても、認証に失敗すると共有フォルダへはアクセスできません。
バッファロー製NASでは、共有フォルダごとにユーザーやグループのアクセス権限が設定されており、正しい認証情報を入力しないと接続が拒否されます。
そのため、入力ミスや権限設定の変更があると「アクセスできません」「資格情報が正しくありません」と表示されます。
特にパスワード変更後や、別のPC・スマホから初めて接続する場合に起こりやすい原因です。
起こりやすい状況は次のとおりです。
- ユーザー名やパスワードの入力ミス
- 以前設定した認証情報が端末側に保存されている
- NAS管理画面でユーザー権限が変更・削除されている
- 共有フォルダへのアクセス権限が付与されていない
- Windowsの資格情報マネージャーに古い情報が残っている
- macOSのキーチェーンに誤った認証情報が保存されている
この場合、NASは見えるのにフォルダだけ開けない、という状態になります。
対処法
認証エラーが疑われる場合は、以下を順番に確認してください。
- NASの管理画面にログインし、ユーザー名とパスワードが正しいか確認する
- 対象の共有フォルダに、該当ユーザーのアクセス権限が付与されているか確認する
- PC側で保存されている認証情報を一度削除する(Windows:資格情報マネージャー/macOS:キーチェーンアクセス)
- 再度、正しいユーザー名・パスワードを入力して接続し直す
- ゲストアクセスを利用している場合は、設定が有効か確認する

NASが認識されているのにアクセスできない場合は、まずユーザー名・パスワードと権限設定を確認しましょう。
4、ファームウェアやNAS設定の不具合
バッファロー製NASに接続できない原因としてファームウェアやNAS内部設定の不具合も見逃せません。
電源やネットワーク、認証に問題がない場合でもNAS側のソフトウェアや設定が原因でアクセスできなくなることがあります。
特にファームウェア更新後や設定変更後、WindowsやmacOSのアップデート直後に発生しやすいのがこのパターンです。
起こりやすい状況は次のとおりです。
- NASのファームウェアが古い、または更新途中で失敗している
- ファームウェア更新後に設定が正しく反映されていない
- SMB(ファイル共有)機能が無効になっている
- SMBのバージョン設定(SMB1/SMB2/SMB3)が端末と合っていない
- セキュリティ設定変更により通信がブロックされている
- 管理画面には入れるが、共有フォルダだけにアクセスできない
この状態では、NAS自体は動作していても、ファイル共有が正常に機能しません。
対処法
ファームウェアやNAS設定が原因と考えられる場合は、以下を確認してください。
- NASの管理画面にログインできるか確認する
- ファームウェアが最新バージョンか確認し、必要に応じて更新する
- ファームウェア更新後はNASを再起動する
- SMB(ファイル共有)機能が有効になっているか確認する
- SMBの対応バージョン設定を見直す(WindowsではSMB1無効化が原因になるケースあり)
- 最近設定を変更した場合は、一時的に元に戻して挙動を確認する

「管理画面は開けるのに共有フォルダだけ使えない」ときは、ファームウェアやNAS設定を重点的にチェックしましょう。
5、PC・スマホ側の問題
バッファロー製NASに接続できない原因は、NAS本体ではなく、接続するPCやスマホ側にあるケースも少なくありません。
他の端末からは接続できるのに特定のPCやスマホだけ接続できない場合は、この可能性が高くなります。
端末側の設定や状態に問題があるとNASやネットワークが正常でもアクセスできません。
起こりやすい状況は次のとおりです。
- PCやスマホがインターネットに接続されていない
- Wi-Fiが切断・不安定になっている
- 接続しているWi-FiがNASとは別のネットワーク(ゲストWi-Fiなど)
- セキュリティソフトやファイアウォールが通信をブロックしている
- WindowsやmacOSのネットワーク設定が不正になっている
- ネットワークドライブの割り当てが壊れている
- 以前の接続情報が残っていてエラーを起こしている
この場合、NAS側をいくら確認しても問題は解決しません。
対処法
PC・スマホ側が原因の可能性がある場合は、以下を確認してください。
- PC・スマホが正常にインターネットへ接続できているか確認する
- NASと同じネットワーク(同一Wi-Fi)に接続しているか確認する
- Wi-Fiを一度オフにして再接続する
- セキュリティソフトやファイアウォールを一時的に無効化して試す
- 別のPCやスマホからNASへ接続できるか確認する
- ネットワークドライブを一度解除し、再度割り当てし直す
- PCやスマホを再起動する

NASを疑う前にPC・スマホ側の状態も必ずチェックしましょう。
まとめ
バッファロー製NASに接続できないトラブルは、NAS本体・電源 → ネットワーク設定 → 認証情報 → NAS設定 → PC/スマホ側の順に確認していくことで、原因を効率よく切り分けることができます。
多くの場合、ケーブルの抜けや電源状態、IPアドレスの不整合、ユーザー名・パスワードの入力ミスといった基本的なポイントが原因になっています。
「突然アクセスできなくなった」「NASが認識されない」といった症状でも、慌てて初期化や再設定を行う前に、本記事で紹介したチェックポイントを一つずつ確認することが重要です。
順番に見直すことで、設定変更や再起動だけで解決するケースも少なくありません。
それでも改善しない場合は、ファームウェアの不具合やハードウェア故障の可能性も考えられるため、データのバックアップ状況を確認したうえでバッファロー公式サポートへの相談も検討しましょう。
日頃から定期的な再起動やファームウェア更新、バックアップを行っておくことでNASトラブルの予防にもつながります。






