ByteDanceが提供する動画編集アプリ「CapCut(キャップカット)」で、「動画や画像が保存できない」「エクスポート途中で止まる」「エラーが出て書き出せない」といったトラブルに困っていませんか?
CapCutは手軽に高機能な編集ができる一方で保存時には端末の空き容量や権限設定、アプリの不具合、書き出し設定など、さまざまな要因が影響します。
特に動画と画像では、保存できない原因が異なるケースも少なくありません。
この記事では、キャップカットで保存できない主な原因を整理し、動画・画像別に確認すべきポイントと具体的な対処法をわかりやすく解説します。
保存エラーで作業が止まってしまった方は、ぜひ順番にチェックしてみてください。
目次
キャップカットで保存できない原因と対処法
ここからは、キャップカットで保存できない原因と対処法を解説していきます。
1、端末の空き容量が不足している
キャップカットで保存できない原因として非常に多いのが端末の空き容量不足です。
特に動画は保存時に一時ファイルを生成するため、完成データの容量以上の空きが必要になります。
見た目では空きがあるように見えても内部的には不足しているケースがあります。
起こりやすい状況は次のとおりです。
- 長時間動画や高画質(4K/高フレームレート)で書き出している
- 写真や動画、アプリが端末に大量に保存されている
- キャッシュや一時ファイルが溜まっている
- 保存途中で急に止まる、エラーが表示される
この場合、エクスポートが完了せず「保存できない」「途中で失敗する」といった症状が出ます。
対処法
空き容量不足が疑われる場合は、以下を試してください。
- 端末のストレージ使用状況を確認する
- 不要な写真・動画・アプリを削除する
- ゴミ箱や最近削除した項目も完全に削除する
- 一度端末を再起動してから再度保存を試す
- 動画の場合は解像度やフレームレートを下げて書き出す

容量を整理するだけであっさり保存できるようになるケースも多くあります。
2、CapCutに保存・写真アクセス権限がない
キャップカットで編集はできるのに保存できない場合、アプリに写真・動画(メディア)へのアクセス権限が付与されていないことが原因のケースがあります。
特に初回起動時に権限を拒否したOSアップデート後に権限がリセットされた場合に起こりやすいです。
この状態では、エクスポート自体は進むものの、最終的に端末へ保存できず失敗します。
起こりやすい例
- 「保存に失敗しました」と表示される
- 書き出し完了後にギャラリーへ表示されない
- 写真/動画へのアクセスを求める表示が出ない
対処法
端末の設定からCapCutの権限を確認・変更してください。
iPhoneの場合
- 設定 → CapCut → 写真
- 「すべての写真」または「フルアクセス」を許可
- 設定変更後、CapCutを再起動する
Androidの場合
- 設定 → アプリ → CapCut → 権限
- 「写真と動画」「ストレージ」を許可
- 許可後にアプリを再起動する

キャップカットで突然保存できなくなった場合は、まず写真・メディアへのアクセス権限がオンになっているかを必ず確認しましょう。
3、アプリや端末の一時的な不具合
キャップカットで保存できない原因としてCapCutアプリや端末側の一時的な不具合もよくあります。
編集内容や設定に問題がなくてもアプリ内部の処理エラーやOSの動作不安定によってエクスポートが途中で止まることがあります。
特に次のような状況で起きやすくなります。
- CapCutを長時間起動したまま編集している
- バックグラウンドで他のアプリが多数動作している
- OSやアプリをアップデートした直後
- 端末の動作が重くなっている
- 保存処理中に画面切り替えやスリープを行った
この場合、「保存が途中で止まる」「エクスポートが完了しない」「原因不明のエラーが表示される」といった症状が出やすくなります。
対処法
一時的な不具合が疑われる場合は、次の手順を試してください。
- CapCutを完全に終了して再起動する
- 端末を再起動する
- CapCutを最新版にアップデートする
- 他のアプリを終了してから保存をやり直す
- しばらく時間を置いてから再度エクスポートする
これらの対処だけで問題なく保存できるようになるケースも少なくありません。

原因が特定できない場合は、まず再起動とアップデートを行い、環境を整えてから再度保存を試してみてください。
4、編集内容が重すぎる(動画保存時)
キャップカットで動画が保存できない原因として編集内容が端末性能に対して重すぎるケースがあります。
高解像度・長時間の動画に加えて、エフェクトやフィルター、テキスト、アニメーションを多用していると書き出し時の処理が追いつかずエラーになることがあります。
特に起きやすい状況は次のとおりです。
- 4Kや高フレームレートで書き出そうとしている
- エフェクトやトランジションを大量に使用している
- 長時間動画を1本で保存しようとしている
- 端末の性能(メモリ・CPU)が控えめ
- 保存途中でアプリが落ちる、進捗が止まる
この場合、編集自体は問題なくできていても、最終的なエクスポート段階で失敗します。
対処法
編集内容が重いと感じた場合は、以下の方法を試してください。
- 解像度を1080p以下に下げて保存する
- フレームレートを30fpsに変更する
- 不要なエフェクト・フィルター・アニメーションを削除する
- 動画を分割して短いクリップごとに保存する
- 一度プロジェクトを閉じ、再度開いてから保存する
設定を少し軽くするだけでスムーズに保存できるようになるケースは非常に多いです。

画質や構成を調整することで安定してエクスポートできるようになります。
5、保存設定・書き出し設定の問題
キャップカットで保存できない原因として保存(エクスポート)時の設定が端末やプロジェクト内容に合っていないケースがあります。
設定自体は選択できても実際の処理でエラーになり、書き出しが完了しないことがあります。
起こりやすい例
- 解像度を必要以上に高く設定している(4Kなど)
- フレームレートを高くしすぎている(60fps以上)
- HDRや高ビットレート設定を有効にしている
- 画像保存時に形式やサイズが非対応になっている
- カスタム設定を細かく変更しすぎている
この場合、エクスポートが途中で止まる、完了表示が出ない、保存後にファイルが見当たらないといった症状が出ます。
対処法
書き出し設定が原因と考えられる場合は、次の方法を試してください。
- 一度デフォルト設定に戻して保存を試す
- 動画は1080p/30fpsで書き出す
- 高画質・HDR・高ビットレート設定をオフにする
- 画像保存の場合は標準サイズ・形式で保存する
- 設定変更後はCapCutを再起動してから再度保存する

キャップカットで保存できないときは、編集内容だけでなく、書き出し設定が端末性能や用途に合っているかを必ず確認しましょう。
6、通信環境・アカウント状態の影響
キャップカットで保存できない原因として通信環境の不安定さやアカウント状態が影響するケースもあります。
特にクラウド素材やオンライン機能を使用している場合、保存(エクスポート)時にネットワークが途切れると失敗しやすくなります。
起こりやすい状況は次のとおりです。
- クラウド素材(音源・エフェクト・テンプレ)を使用している
- 通信が不安定なWi-FiやフリーWi-Fiを使っている
- 保存中に回線が切り替わった(Wi-Fi⇄モバイル)
- アカウントにログインしていない/一時的に制限されている
- 短時間に何度も保存を試している
この場合、保存が途中で止まる、エラー表示が出る、完了してもファイルが生成されないといった症状が出ます。
対処法
通信・アカウントが原因と考えられる場合は、以下を試してください。
- 通信が安定したWi-Fi環境で保存する
- クラウド素材のダウンロード完了を確認してから保存する
- 一度ログアウトしてから再ログインする
- VPNや通信制御アプリを一時的にオフにする
- 時間を置いてから再度エクスポートを試す

キャップカットで保存エラーが続く場合は、編集内容や設定だけでなく、通信環境とログイン状態もあわせて確認することが大切です。
まとめ
ByteDanceが提供するCapCut(キャップカット)で保存できない場合、その多くはアプリの重大な不具合ではなく、端末容量・権限設定・編集内容・書き出し設定・通信環境といった複数の要因が重なって起きています。
特に動画保存では、空き容量不足や高解像度・高負荷な編集内容が原因になりやすく、画像保存でも権限設定やアプリ不具合によって失敗するケースがあります。
対処する際は、
- 端末の空き容量が十分にあるか
- CapCutに写真/動画へのアクセス権限が付与されているか
- アプリや端末を再起動・更新しているか
- 編集内容やエクスポート設定が重すぎないか
- 通信環境やログイン状態に問題がないか
といったポイントを上から順番に切り分けて確認することが重要です。
キャップカットの保存エラーは、設定を少し見直したり環境を整えるだけで解決することがほとんどです。
焦って何度も保存を繰り返すのではなく、原因を一つずつ確認すれば、動画・画像ともに問題なく保存できるようになります。





