2011年10月に小説家になろう(なろう系)で連載が開始されて人気を博した「薬屋のひとりごと~猫猫の後宮謎解き手帖~」
本作品は、王宮内で発生する事件の謎を薬学の知識で解いていくミステリー、ファンタジー、ラブコメディ小説です。
スクエア・エニックスと小学館から漫画・コミック版が発売され、シリーズ累計発行部数1500万部を突破した大人気漫画となります。
ネット上の口コミでも”面白い!”という声が多数あがっています。
ストレスがまた溜まる一方だったので漫画大人買いしました。前から気になってた薬屋のひとりごとです。めっちゃ面白いし好き…!ってなった。原作も読もうかな〜。
— 壱樹⛩ (@ikki_aki) February 24, 2022
薬屋のひとりごと8巻読了
ずっと読み忘れてたから8巻から読み直しました。この小説はなぜアニメ化しないのか不思議になるくらい構成もキャラもしっかりしていて面白いです。医学や薬学の知識や後宮の話から古文や漢文の知識も補えるのは本当に勉強になります!日向夏先生の最新の作品も読みたいと pic.twitter.com/lxCyk994vE— ふうせん (@shino_kannsou) December 29, 2021
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目次
薬屋のひとりごとのあらすじ
花街で薬屋を営む養父と暮らしていた猫猫は、薬草を採取しに森に入った際人さらいに誘拐されてしまいます。
売られた先は、年季が明けるまで出ることは敵わない大国の後宮。
猫猫は能力を隠し、年季が明けるのをじっと待つことに決めます。
そんな中、後宮では帝の子が次々と亡くなる事件が発生。
呪いだという噂が広まる中、玉葉妃と言い争う梨花妃の顔色を見た猫猫が呪いの正体に気が付きます。
好奇心と少しの正義感で、スカートを裂いた布に忠告を書き、玉葉妃と梨花妃の宮に置くのでした。
しかし、後日、猫猫は後宮を取り仕切る麗しの宦官(去勢された男性)・壬氏に目をつけられてしまいます。
粘着質な壬氏の態度に内心嫌がる猫猫でしたが、自分が赤子の命を救った翡翠宮の主・玉葉妃の毒見役に抜擢されます。
その後も巻き起こる事件を薬を始めとする知識と見事な推理で解決。
次々と巻き起こる謎はやがて大きな1つの計画に結びつき、猫猫と壬氏は思いもよらない陰謀に巻き込まれて行きます。
薬屋のひとりごとの見どころ
毒、薬、自然の知識を活かし、宮廷に潜む謎を解き明かしていく物語です。
見どころは何と言っても、猫猫の知識と謎に使われるトリック。
基礎的な理科や自然現象を利用した謎は、私たちの身近にもある事象の応用です。
天女のように麗しい宦官・壬氏の正体、美しくも強かな妃と侍女たち、猫猫の故郷の花街や彼女を慕い支える人物など魅力的なキャラクターが勢ぞろい。
猫猫と壬氏の行方も気になります。
謎と謎が繋がり、1つの大きな事件に発展していく物語はとにかく予測不可能。
全ては、偶然か必然か。確証がない猫猫の”ひとりごと”に注目です。
薬屋のひとりごとの見どころの各巻のあらすじ
ここからは、薬屋のひとりごと~猫猫の後宮謎解き手帖~の各巻のあらすじを紹介します。
1巻のあらすじ
人攫いに誘拐された挙句、国の後宮に売りとばされた猫猫。
そこは豪華絢爛で美しいながらも、帝の寵愛を奪い合う女たちの園でした。猫猫は、知識や文字の読み書きが出来る事を隠し、ただ年季が明けるまで大人しくしようと決めます。
しかし、皇帝の子どもが次々と不審死を遂げている事を知ることに。
好奇心が勝り、少しの正義感で謎を追う猫猫は、避けていた面倒ごとに自ら足を突っ込んでしまう。
2巻のあらすじ
皇帝の子どもの死の原因や梨花妃の不調が鉛入りのおしろいだと突き止めた猫猫。
翡翠宮で下女として働く中、後宮の一大イベントである園遊会が開催。
着飾り、化粧まで施された猫猫は、毒見役で参加。
毒見で口にした食事を口に運ぶ猫猫は、恍惚とした表情を浮かべるのでした。
3巻のあらすじ
園遊会での事件後、毒は玉葉妃ではなく徳妃である里樹妃を狙ったものだと判明。
未だ犯人が分からないまま日々が過ぎていたある日、1人の下女が里樹妃を毒殺しようとした遺書を残して入水自殺を図ります。
しかし、不審な点に気付いた壬氏は、猫猫に調査を依頼。
淑妃である阿多妃が主の柘榴宮へ下女として入ることに。
4巻のあらすじ
淑妃として新しい妃が入って来た後宮。
猫猫も壬氏付きの下女として再び宮中に戻ってきました。
しかし、宮中は高官の突然死、ボヤ騒ぎ、食中毒事件と不可解な事件が連続して発生。
壬氏に相談された猫猫は、さらに玉葉妃と梨花妃の推薦で妃教育の講師を務めることになります。
5巻のあらすじ
壬氏付きの下女になった猫猫の下には、絶えず依頼が舞い込みます。
曲者で変わり者と名高い軍師・羅漢が持ち掛けたのは、皇室御用達になるほどの腕を持つ亡き彫金細工師が残した遺言。
凄腕の彫金細工師が3人の息子たちに遺した遺言の謎を猫猫が解き明かします。
6巻のあらすじ
宮中で起きた事件は、やがて1枚の絵を描きました。
全てが繋がっていることに気が付いた猫猫は、全力で祭祀が行われている祭壇へ。
やんごとなき身分の方を助けるために随分無茶をします。
しかし、犯人の目星である女官・翠苓は自殺。
一方、後宮では玉葉妃に妊娠の兆候が出て、猫猫は再び後宮に赴くことになります。
7巻のあらすじ
再び翡翠宮で働き始めた猫猫。
そんな中、壬氏が猫猫に「青い薔薇」の存在について尋ねます。
不可能の代名詞である「青い薔薇」を持ちかけたのは、猫猫に異常な執着を見せる軍師・羅漢。
羅漢に目にもの見せてやりたい猫猫は、園遊会までに青い薔薇を咲かせる決意をします。
8巻のあらすじ
羅漢との騒動が一段落した後、後宮に西方から隊商(キャラバン)がやってきました。
外に出ることの出来ない後宮の女性は大はしゃぎ。
猫猫は、壬氏の命令で懐妊が確定になった玉葉妃を守る任についていました。
そんな中、隊商が玉葉妃へと勧めて来た服を見た猫猫があることに気が付きます。
一方、猫猫は新顔の子翠と馬が合うようになるのでした。
9巻のあらすじ
壬氏の命令で、後宮内に生えている毒キノコを探すことになった猫猫。
同時期に中級妃の1人が亡くなり、翡翠宮の侍女頭とともに葬儀に参列することに。
ところが、斎場に包帯で顔をぐるぐる巻きにした妃が突然現れ、亡くなった妃に対して暴言を吐き暴れ始めてしまいます。
10巻のあらすじ
異国から特使がやってくることに。
しかし2人の特使たちが要求したのは、50年前に祖父が見た月の精と見紛うばかりの美女をもう一度見たいという無理難題。
月の精の正体を突き止めた猫猫は、ある提案を壬氏に持ちかけます。
そして、猫猫に舞いこんだ新たな依頼は、「薬を煎じて欲しい」というもの。
後宮の権力争いで渦巻く思惑が明らかになります。
11巻のあらすじ
遂に皇帝が猫猫に依頼!
主上に付き従って壬氏と猫猫がやって来たのは、この地を納める者なら正しい道を選べるはずという「選択の廟」。
廟を管理する老宦官は、「養父である羅門なら廟の謎が解ける」と猫猫を挑発します。
さらに、後日なんと皇太后が猫猫の下へ。
「亡き先帝にかけた“呪い”の正体を解き明かして欲しい」と依頼します。
12巻のあらすじ
皇帝の実母・皇太后からの依頼を受けた猫猫。
依頼とは、皇太后が先帝に呪いをかけてしまったかどうかの究明。
“呪い”の正体とは何なのか?猫猫は、晩年先帝が過ごしたという部屋でその謎を解明します。
幼くして嫁ぎ、未成熟の体で現帝を生んだ皇太后。
閉ざされた部屋の秘密を知った皇太后は、先帝と初めて出会った時の思い出を蘇らせます。
薬屋のひとりごとの登場人物
ここからは、薬屋のひとりごと~猫猫の後宮謎解き手帖~で登場するキャラクターを紹介していきます。
主要キャラクター
物語でよく登場する主要なキャラクターたちです。
猫猫(まおまお)
小柄な体格にそばかす顔が特徴の花街に住む少女。
薬草を採取していた最中に人攫いに遭い、後宮に売り飛ばされます。
目立つことなく後宮での年季が明けるまで大人しくしているつもりでしたが、呪いの正体を見破り忠告を書いた手紙を妃に届けたことで壬氏に目を付けられてしまいます。
その後、玉葉妃の毒見役に就任。
無表情で淡々としており、常に冷静。養父の教えで、確証や証拠のないことは口にしない思慮深さもあります。
しかし薬や毒に対して異常な興味を持ち、自身の体で試すことも厭いません。そばアレルギー持ち。
壬氏(じんし)
絶世の美貌を持つ麗しの宦官で後宮内でも強い権力を持ちます。
皇帝の子どもが次々と体調不良になった原因を突き止めた猫猫を探し出した張本人。
謎が多い人物です。
優秀ですが、解決のためならどんなものでも利用する冷徹さもあります。
粘着質な態度から、猫猫になめくじを見るような目で見られますが、本人はむしろ嬉しそう。
大人びて見えますが、猫猫が絡むと急に子供っぽくなります。
高順(がおしゅん)
有能な壬氏付き武官で、壬氏が幼い頃からの仲。
忠義に厚いものの今も壬氏の行動にたまに頭を抱えている苦労人です。
年の離れた妻との間に3人の男の子がいるようです。
猫猫を「小猫」と呼び、何かと気にかけてくれています。
四夫人
玉葉(ぎょくよう)
上級妃の1人で“貴妃”。
宮は、翡翠宮。
現在、帝の寵愛を最も受けている柔和な印象を持つ女性。
終始笑顔で穏やかですが、思慮深さと高い警戒心、注意深さを持っています。
砂漠にある交易の中継地の国の出身。
美しい赤い髪に翡翠の瞳を持ち、その美しさは「国で一番赤が似合う」と言わしめる程。
梨花(りふぁ)
上級妃の1人で“賢妃”。
宮は、水晶宮。
毒おしろいのせいで息子を亡くしており、自身も死にかけます。
しかし、皇帝の命令で水晶宮に来た猫猫の看病で無事回復。
第一印象こそ傲慢な態度でしたが、実際は懐が深く妃に相応しい品格の持ち主。
ふたつのメロンの大きさ、張り、色は至宝。
里樹(りーしゅ)
上級妃の1人で“徳妃”。
宮は、金剛宮。元は幼女趣味だった先帝の妃でしたが、崩御の後に出家。
その後、再び現帝の妃になった異色の経歴を持つ少女です。
まだまだ幼く、帝のお通りはなし。
そのせいもあってか、侍女たちから下に見られています。
間違いなく美姫ではありますが、まだまだ恋に恋する年頃です。
阿多(あーどぅお)
上級妃の1人で“淑妃”。
宮は、柘榴宮。洗練された雰囲気を持ち、スカートよりも胡福が似合う男装の麗人。
30を過ぎており、現帝とは乳母姉弟の仲で幼馴染です。
現帝の最初の妃であり、10年以上連れ添っている唯一の妃。
男児を産んでいますが、まだ幼い時に亡くしています。
楼蘭(ろうらん)
上級妃の1人で“淑妃”。
阿多妃の後釜として入内した妃。
かなりの贅沢好きらしく、常にメイクや服装が違うため、その時々で別人に感じるほど雰囲気が異なります。
政治的な思惑で、後宮入りをしました。
宮廷・後宮関係
皇帝(こうてい)
猫猫たちの住む大国の皇帝。
父である先帝が幼女趣味だった反動で、豊満な体型の女性が好み。
玉葉妃との間に、鈴麗という娘がいます。
毒おしろいで衰弱した梨花を助けろ、と猫猫に命令するほどには深い懐の持ち主。
小蘭(しゃおらん)
猫猫と仲の良い下女。
おやつが好きで人懐こく噂に詳しいです。
貧しい生まれのため読み書きが出来ませんでしたが、後に勉強するようになりました。
李白(りはく)
若いですが、有能な武官。
園遊会で猫猫と知り合い、一時的に花街に戻る際の後見人を頼まれます。
猫猫の頼みを聞く報酬として白鈴に相手をしてもらってから、彼女にベタ惚れ。
やぶ医者(やぶいしゃ)
後宮の医者。
ぽっちゃりな体型とどじょう髭が特徴。
甘いもの好きで猫猫の茶飲み友達です。
穏やかで人が好い性格ですが少々口が軽く、医者としての腕も良くありません。
羅門(らかん)
優秀な軍師として名を馳せている一方で変人だと有名な人物です。
賢く、勘も鋭いですが自分で動くことを嫌い、周囲を上手く動かして危機を回避させることが得意。
人の顔が識別できず、将棋の駒にしか見えない障害を持ちます。
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記事執筆時点では「薬屋のひとりごと~猫猫の後宮謎解き手帖~」の1~4巻が無料で読めるようになっていました。