楽天モバイルを利用していて「電波が入らない」「圏外になって繋がらない」といったトラブルに遭遇したことはありませんか?
通信が安定しないと、電話やインターネットが使えず日常生活にも大きな支障が出てしまいます。
楽天モバイルが繋がらない原因は、通信エリアや電波状況の問題、スマホの設定不備、一時的な通信障害などさまざまです。
本記事では、楽天モバイルが繋がらないときに考えられる原因と、今すぐできる改善策をわかりやすく解説します。
目次
楽天モバイルが繋がらない原因と改善策
ここからは、楽天モバイルが繋がらない原因と改善策を解説してきます。
1、通信エリアの問題
楽天モバイルは自社回線(楽天回線)と、KDDI(au)の回線を借りて提供する「パートナー回線」を利用して通信を行っています。
しかし、楽天回線の基地局はまだ全国すべてをカバーしているわけではなく、地域によっては電波が弱かったり、エリア外になってしまうことがあります。
特に地方や山間部、地下、建物の奥まった場所では電波が入りにくく「圏外」や「通信が不安定」になるケースが多いです。
改善策
- 楽天モバイル公式サイトの「通信・エリアマップ」で、自宅やよく利用する場所が楽天回線エリア内かを確認する。
- 楽天回線のエリア外でも、自動的にパートナー回線(au回線)に切り替わる場合があります。パートナー回線が利用できるかどうかもチェック。
- 自宅の電波が極端に弱い場合は、楽天モバイルが提供する「Rakuten Casa(小型基地局)」を利用して電波を補強する方法も有効。
2、一時的な通信障害・メンテナンス
楽天モバイルの回線や設備に一時的な障害が発生したり、定期メンテナンスが行われている場合、ユーザー側の端末や設定に問題がなくても繋がらなくなることがあります。
通信障害が起きると、
- インターネットが急に使えなくなる
- 通話ができない、着信できない
- 圏外表示になる
といった症状が同時多発的に起こります。
改善策
- 楽天モバイル公式サイトや公式X(旧Twitter)で通信障害・メンテナンス情報を確認する。
- 障害が発生している場合は、復旧まで待つしかないため、無理に設定をいじらず待機するのが得策。
- 緊急時にはWi-Fiや他社回線を利用してインターネットに接続する方法を確保しておくと安心。
3、端末やSIMカードの不具合
楽天モバイルが繋がらない原因の一つに、スマホ本体やSIMカードの不具合があります。
SIMカードが正しく認識されていなかったり、端末側のエラーが原因で通信ができないことがあります。
具体的には、
- SIMカードがずれている、接触不良を起こしている
- SIMカードの劣化や破損
- 端末の一時的なシステムエラー
といったケースが考えられます。
改善策
- スマホを再起動して、システムエラーをリセットする。
- SIMカードを一度抜き差しし、正しく装着されているか確認する。
- SIMカードの金属部分が汚れている場合は、乾いた布で軽く拭く。
- 別の端末にSIMカードを挿して動作確認することで、カードの故障か端末側の不具合かを切り分けられる。
- それでも改善しない場合は、楽天モバイルショップやサポート窓口に相談し、SIMカード交換を検討する。
4、設定の問題(APN設定・機内モードなど)
楽天モバイルの回線につながらない原因として、スマホの設定ミスもよくあるケースです。
特に初めてSIMカードを挿したときや機種変更直後は、APN設定や通信設定が正しく行われていないと通信できません。
また、うっかり機内モードをオンにしていたり、モバイルデータ通信をオフにしていた場合も「圏外」「通信できない」状態になります。
改善策
- APN設定を確認する
- Android端末は「設定 → モバイルネットワーク → アクセスポイント名(APN)」から確認可能。
- 楽天モバイルの推奨APNが正しく入力されているか確認し、不足があれば追加する。
- iPhoneの場合
- 最新のiOSにアップデートし、構成プロファイルは不要。SIMを挿すだけで自動的に設定される。
- 基本的な設定を見直す
- 機内モードがオフになっているか
- モバイルデータ通信が有効になっているか
- 4G/5G通信が有効になっているか
5、建物や環境による電波干渉
楽天モバイルの電波は基地局から届きますが、周囲の環境によって電波が弱まったり遮られてしまうことがあります。
特に、
- 地下鉄・地下街・トンネル
- 鉄筋コンクリート造りの建物や高層ビルの内部
- 山間部や森林など自然環境の影響が大きい場所
といった場所では「圏外」や「通信が不安定」になりやすいです。
これは楽天モバイルに限らず、携帯通信全般で起こる現象です。
改善策
- 屋外や窓際など、電波の届きやすい場所に移動する。
- 自宅や職場などで常に電波が弱い場合は、Wi-Fiを併用して安定した通信環境を確保する。
- 楽天モバイルが提供する「Rakuten Casa」などの小型基地局を設置し、屋内の電波を改善する。
- 頻繁に圏外になる場合は、他のキャリア回線をサブ回線として併用するのも有効。
6、料金未払い・契約状況の問題
楽天モバイルが急に繋がらなくなった場合、機器や設定ではなく「契約や料金」に原因があるケースも少なくありません。
代表的な例としては、
- 利用料金の未払いで回線が一時的に停止されている
- 契約が解約されている、あるいは更新がされていない
- プラン変更後の手続きが反映されていない
といった状況が考えられます。
改善策
- 楽天モバイルの「my 楽天モバイル」アプリや公式サイトにログインし、契約状況・料金の支払い状況を確認する。
- 未払いがある場合は、速やかに支払いを行い、反映されるまでしばらく待つ。
- 契約プランの変更直後は反映まで時間がかかる場合があるため、その場合は少し待ってから再度確認する。
- 解約や利用停止が疑われる場合は、カスタマーサポートに問い合わせて詳細を確認する。
料金や契約が原因の場合は、端末や設定をいくら見直しても改善しないため、まずは契約状況をチェックするのが解決への近道です。
まとめ
楽天モバイルが繋がらないときには、
- 通信エリアの問題
- 一時的な通信障害・メンテナンス
- 端末やSIMカードの不具合
- APN設定や機内モードなどの設定ミス
- 建物や環境による電波干渉
- 料金未払い・契約状況の問題
といったさまざまな原因が考えられます。
まずはエリアや障害情報、設定など簡単に確認できるポイントからチェックし、それでも解決しない場合はSIMカードや端末の不具合を切り分け、必要に応じて楽天モバイルのサポートに問い合わせましょう。
原因を一つずつ確認していけば、多くのケースは自分で改善できます。この記事を参考に、安定した通信環境を取り戻してください。