BOSEのワイヤレスイヤホンは高音質で人気がありますが、「Bluetoothに繋がらない」「デバイスに認識されない」といった接続トラブルに悩むことも少なくありません。
せっかくのイヤホンが使えないとストレスになりますが、実際にはBluetoothの設定不具合、バッテリー残量不足、ペアリング情報の競合、ソフトウェアの不具合など、原因はさまざまです。
本記事では、BOSEワイヤレスイヤホンが繋がらないときに考えられる主な原因と自分でできる解決方法をわかりやすくまとめて解説します。
目次
BOSEワイヤレスイヤホンが繋がらない原因と対処法
ここからは、BOSEワイヤレスイヤホンが繋がらない原因と対処法を解説していきます。
1. Bluetoothがオフになっている
BOSEワイヤレスイヤホンはBluetoothでデバイスと接続するため、スマホやPC側でBluetoothがオフになっていると認識されません。
気づかないうちに手動でオフにしていたり、機内モードが有効になっている場合もあります。
対処法
- スマホの場合
iPhone：設定 → Bluetooth → オンにする
Android：設定 → 接続設定 → Bluetoothをオンにする - PCの場合
Windows：設定 → デバイス → Bluetoothとその他のデバイス → Bluetoothをオン
Mac：システム設定 → Bluetooth → オン - 機内モードがオンになっていないか確認する
2. バッテリー残量不足
BOSEワイヤレスイヤホンや充電ケースのバッテリーが不足しているとBluetooth接続が正常に行えません。
特に以下の状況で発生しやすいです。
- 長時間使用してイヤホン本体の電池が切れている
- ケース自体のバッテリーが空になっていて、イヤホンを充電できない
- 電池残量がごくわずかで、ペアリング途中に電源が落ちる
対処法
- イヤホンをケースに入れて30分以上充電する
- ケース自体もUSBケーブルで充電し、十分な残量があるか確認する
- LEDランプで充電状況をチェック（オレンジ点灯＝充電中、緑点灯＝満充電）
- 他のケーブルやアダプターを使って充電し、アクセサリー側の不具合を切り分ける
ケースに電源がなければイヤホンは充電されないため、イヤホンとケースの両方の残量を確認することが大切です。
3. ペアリング情報の競合
BOSEワイヤレスイヤホンは過去に接続したデバイスの情報を記憶しています。
そのため、以下のような状況で接続トラブルが発生することがあります。
- 以前の接続情報が残っていて新しい端末で認識できない
- 複数の端末に登録されていて接続先が競合している
- ペアリング設定が一時的に壊れてしまっている
対処法
- スマホやPC側のBluetooth設定から「BOSE」を削除（登録解除）する
- イヤホンをケースに入れてリセットする
多くのBOSEイヤホンは、ケースのBluetoothボタンを約10秒長押しするとランプが点滅し、初期化される - 改めて新しいデバイスでペアリングをやり直す
特に複数端末を使い分けている人は、古い接続情報を削除してから再設定するのが効果的です。
4. 複数デバイスとの接続問題
BOSEワイヤレスイヤホンの一部モデルはマルチポイント機能に対応しており、同時に2台のデバイスと接続できます。
便利な機能ですが、以下のようなトラブルを招くこともあります。
- イヤホンが自動的に別のデバイスへ接続してしまう
- 2台同時接続の競合で音が途切れたり、接続が不安定になる
- 新しい端末でペアリングしたいのに、既存の端末が優先される
対処法
- 使っていないデバイスのBluetoothをオフにする
- 接続したいデバイスで「BOSEイヤホン」を手動で選択する
- マルチポイント機能を設定で無効化する（Bose Musicアプリから可能なモデルあり）
- どうしても不安定な場合は、1台だけに接続するように設定し直す
トラブルが続く場合は、まず1台に絞って接続するのが安定動作への近道です。
5. ソフトウェアやアプリの不具合
BOSEワイヤレスイヤホンはスマホやPCのOS、そして「Bose Music」アプリと連携して動作します。
そのため、以下のようなソフトウェア関連の不具合が接続トラブルを引き起こすことがあります。
- OSが古い → 最新のBluetooth規格やアプリに対応できない
- Bose Musicアプリが古い → バグや互換性問題で認識されない
- 一時的なソフトウェアエラー → アプリやOSの動作が不安定
対処法
- スマホやPCを再起動する
- Bose Musicアプリを最新版にアップデートする
- iOSやAndroid、WindowsやmacOSを最新バージョンに更新する
- それでも改善しない場合はアプリを一度削除して再インストール
まずはアプリとOSを最新版に揃えることが安定動作への第一歩です。
6. ハードウェアの不具合
BOSEワイヤレスイヤホンが繋がらないとき、最後に考えられるのがハードウェアの不具合です。
以下のようなケースが該当します。
- 長期間の使用によるバッテリー劣化
- 水没や強い衝撃による内部故障
- 充電ケースの接点が汚れていて充電できない
- イヤホン本体のBluetoothモジュール故障
こうした物理的なトラブルは、ソフトや設定をいくら見直しても解決できません。
対処法
- 他の端末に接続できるか確認し、イヤホン側の問題かを切り分ける
- 充電端子や接点を柔らかい布で清掃してみる
- 落下や水濡れの有無をチェックする
- 改善しない場合は、BOSE公式サポートに連絡し、修理や交換を依頼する
特にバッテリー劣化や水濡れは早めに相談することをおすすめします。
まとめ
BOSEワイヤレスイヤホンが繋がらないときの主な原因は以下の6つです。
- Bluetoothがオフになっている
- バッテリー残量不足
- ペアリング情報の競合
- 複数デバイスとの接続問題
- ソフトウェアやアプリの不具合
- ハードウェアの不具合
多くの場合は、Bluetoothの設定確認・バッテリー充電・ペアリング情報のリセット・アプリやOSのアップデートなど基本的な対処で改善します。
それでも直らない場合は、イヤホンやケースの物理的な不具合が考えられるため、BOSE公式サポートに相談するのが確実です。
安定して高音質を楽しむためには、日頃から充電管理やソフトの更新をこまめに行うことも大切です。
