最近、パソコンのウイルス感染に関するニュースがよく流れています。
発端は、日本年金機構の年金個人情報約125万件流出事件です。その後、防衛省共済組合が運営「ホテルグランドヒル市ケ谷」、東京商工会議所、石油連盟、九州歯科大、香川大学、早稲田大学なども「個人情報が流出した(可能性がある)」と次々に発表しました。
いずれもコンピューターがウイルスに感染したことが原因です。ウイルスに感染すると、個人情報・銀行預金口座・クレジットカード情報の流出、遠隔操作、フィッシング詐欺などの被害にあう可能性があるので、セキュリティ対策をしっかりと行いたいところです。
その第一歩がセキュリティソフトの導入ですが、やはり、パソコンのセキュリティを強化するためには、無料セキュリティソフトより有料セキュリティソフトの方が優れています。
ということで、先日、私のパソコンを無料セキュリティソフト「MSE(Microsoft Security Essentials)」から有料セキュリティソフト「ESET パーソナル セキュリティ」に乗り換えました。
ESET パーソナル セキュリティを選んだ理由は、私の勤めている会社でも全パソコンに導入しており、軽く・軽く・ウイルス検出率が高いと評判だったからです。
実際使用すると、ウイルスバスターやノートンでは、重い印象のあった有料セキュリティソフトも、このESETでは、スキャン中であっても軽く感じました。
ESET パーソナル セキュリティとは
ESET パーソナル セキュリティとは、キャノンITソリューションズが販売しているセキュリティソフトです。開発はスロバキアのソフトウェア企業ESET社が行っています。対応OSは、Windows、Mac、Androidです。もちろん、Windows10にも対応しています。
「高いウイルス検出率」と「軽快な動作」を売りにしており、第三者機関(AV-comparatives、AV-TEST.org、Dennis Technology Labsなど)が行っているマルウェア(ウイルス・スパイウェア)検出率でも高い評価を得ています。
1年版 | 3年版 | |
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ESET パーソナル セキュリティ(1台) | 3,200円(税抜き) | 4,800円(税抜き) |
ESET パーソナル セキュリティ | 5,800円(税抜き) | 6,800円(税抜き) |
私は、ESET パーソナル セキュリティ(1台)の1年版3,200円を購入しました。1日あたり約8.7円の計算です。
キャノンが販売しているので、問題が発生したときは、キヤノンマーケティングジャパンのグループ企業(キヤノンカスタマーサポート株式会社)の技術者がサポート対応してくれます。
ESET パーソナル セキュリティ(イーセット パーソナル セキュリティ) 公式サイト
セキュリティソフトの無料版と有料版の違い
「なぜ、無料のセキュリティソフトがあるのに、何千円も出して有料版を買わなければいけないか。」と思う方もいるでしょう。
ここからは、セキュリティソフトの無料版と有料版の違いを見ていきます。
よく無料版セキュリティソフトは、マルウェア検出率が少し劣っていると思われがちですが、実は、無料版(例:MSE)でもしっかりとパソコンを守ってくれます。
「では、何が違うのか?」というと、無料版にはファイアウォール、迷惑メールなどをブロックする機能がありません。
ファイアウォールとは、外部の不正なアクセスからパソコンを守る機能です。(最近、片○被告によるパソコンの遠隔操作事件がありましたね。)※Windows標準でもファイアウォールはありますが、ブロック率が低いため不十分です。
迷惑メールについては、日本年金機構がウイルスの仕組まれたメールによって被害にあいました。有料版には、そのようなウイルス付き迷惑メールとフィッシング詐欺などをブロックする機能があります。
また、無料版は、何かしらのトラブルが発生しても、サポートを受けることができません。
ESET パーソナル セキュリティのインストール方法
どのような感じでインストールするのか見ていきましょう。
※他社製セキュリティソフトが入っているなら、「コントロールパネル」→「プログラムのアンインストール」からアンインストールしておきましょう。
まずは、付属のCDを挿入します。
「Setup.extの実行」をします。
付属の「スタートアップガイド」の”導入までの流れ”に、導入方法が分かりやすく解説されています。
まとめ
パソコンをインターネットに接続しないなら、セキュリティソフトは全く必要ありません。
しかし、今やパソコンで調べ物をするだけでなく、ネットショッピングで名前・住所・クレジットカード情報の入力したり、インターネットバンキングを使ったり、重要な個人情報入力する機会も多くなっています。それに比例して、悪意のあるコンピューターウイルスも、どんどん増えてきています。
だからこそ「わたしは大丈夫」と思うのではなく、パソコンのセキュリティ対策をしっかりと行いましょう。