本日、Apple Special Eventでかねてから噂されていた「iPhone X(アイフォーン・テン)」が登場しました。
iPhone10週年記念モデルとなります。
この記事では、皆が注目している「iPhone X」の特徴や新機能をまとめています。
▲Apple「iPhone Xの紹介ムービー」
すべてがスクリーン
iPhone Xで特徴的なのが、そのデザインです。
- 繋ぎ目のない”丸みを帯びたコーナー”
- 本体の形状に合わせた”スクリーンのカーブ”
など、10年以上にわたって、Appleが目指してきた”すべてがスクリーンのiPhoneを作ること”を実現。
正面から見たときは、ほぼすべてが画面となっています。
もちろん、見た目の美しさだけでなく、耐久性も追求されています。
前面、背面ともに、これまでのスマートフォンで最も耐久性のあるガラスが採用されました。
その耐久性は高く、医療でも使われているものと同じグレードのステンレススチール製です。
同様に
- 耐水性能
- 防塵性能
も持たせています。
ホームボタンの廃止
iPhone Xで一番大きな違いが、iPhone初期よりあった「ホームボタン」の廃止です。
- 物理ボタン
- 感圧式ボタン(iPhone 7~)
ともに完全に廃止されました。
その代わりにジェスチャーで直感的に操作する形となります。
例えば、
- ホームボタンに戻るなら、”画面の下から1回スワイプ”する
といった具合です。
有機ELディスプレイ
やはり、採用してきました。
有機ELディスプレイ「Super Retina Display」の採用です。
これにより、有機EL最大の特徴である圧倒的なコントラスト比実現。
通常の液晶ディスプレイでは実現できない”本物の黒”を体感できます。
その差は、「iPhone X(有機EL)」と「iPhone 8(液晶)」のディスプレイを比較すれば、一目瞭然。
iPhone X | iPhone 8 | |
---|---|---|
画面サイズ | 5.8インチ | 5.5インチ |
解像度 | 2,436 x 1,125ピクセル、458ppi | 1,920 x 1,080ピクセル、401ppi |
コントラスト比(標準) | 1,000,000:1 | 1,300:1 |
今までにないぐらいの画質向上となりました。
顔認証システム「Face ID」
iPhone Xの大きな特徴として、顔認証システム「Face ID」の搭載があげられます。
画面を一目見るだけで自動的に顔認証が行われ、
- ロック解除
- Apple Payの支払い
ができます。
顔情報を30,000以上のドットを投射して解析することで、
- 暗闇の中
- 外見の変化(髪型、髭、帽子をかぶる)
でも適応。
安全性も高く、赤外線によって立体的に認証するため、写真では解除できません。
また、寝ている間など、目をつむっているときも、解除できないようになっています。
他人が認証を解除できる可能性については、
- 指紋認証「Touch ID」 → 5万分の1
- 顔認証「Face ID」→ 100万分の1
とおおよそ20倍のセキュリティ向上です。
なお、顔のデータ情報は、iPhone X内の「A11チップBionicチップ」にのみ記録されます。
Appleサーバーには保存されないので安心してください。
アニ文字
顔認証システム「Face ID」の技術を応用したのが「アニ文字」です。
ユーザーの
- 笑った顔
- 怒った顔
- 悲しい顔
- 困った顔
など表情からオリジナルの動く絵文字を作成。12種類ある「アニ文字」に反映してくれます。
そのアニ文字は、そのままメッセージアプリ(Apple Message)でシェアすることが可能です。
ワイヤレス充電
iPhone Xは、iPhone 8 / Plusと同じく、ワイヤレス充電に対応しました。
Qi規格の「充電マット」に置くだけ。
それだけで、iPhoneの充電ができてしまいます。もう、充電ケーブルに差し込む必要がありません。
Appleの充電マット「AirPower」であれば、
- 最新のiPhone
- Apple Watch
- AirPods
などのデバイスを3つまで同時に充電できます。
TrueDepthカメラ搭載
iPhone Xでは、顔を立体的に読み取ることもできる「TrueDepthカメラ」を搭載したことで、ポートレートモード・ポートレートライティングが使えます。
これにより、
- 背景をぼかた自撮り(前面シャープ、背景ぼかし)
- 光のあたり具合を変化させて、スタジオ品質の照明エフェクトを生み出す
ことが可能になっています。