「年賀状じまい」は終活年賀状とも呼ばれており、年賀状を辞退する旨を伝えるための最後の年賀状になります。
これまで年賀状を送り続けてきた相手に対し、年賀状や寒中見舞いを通して“来年から年賀状を出さない”ことを連絡します。
今回は、そんな“年賀状じまい”のマナーや辞め方について解説します。
ぜひ、参考にしてみてください。
目次
年賀状を辞める理由とは?
年賀状を辞める理由は人それぞれ様々ありますが、一般的には「高齢で筆を執ることが大変になった」「年賀状だけの交友関係を見直したい」などがあります。
近年においては、LINEといったSNSの普及や年賀はがきの価格高騰などをきっかけに、高齢者のみならず若年層でも年賀状離れが進んでいます。
そんな傾向から「年賀状じまい」の需要も年々高まってきています。
理由はどうあれ突然、年賀状を送らなくなるのは非常識だと思われかねません。
無礼のないようきちんと理由を伝えることで、相手の理解が深まった形で年賀状を辞めることができます。
昨年、年賀状じまいをしました。
文面は例文を参考にして、このような感じに。
寂しさもあるけど、毎年大変な作業だったのでこれで良かったと思っています😌 pic.twitter.com/6JjjuzVRbs— ponpoco (@zeitaku_tanuki) November 4, 2022
年賀状じまいの3つのメリット
ここからは、年賀状じまいにおける代表的なメリットを3つご紹介していきます。
メリット1:義務感から解放される
年末にかけては休みの日においても、大掃除や新年を迎える準備など忙しい時期でもあります
そんな中、年賀状を作らなければならないという義務感は、ストレスとなってのしかかってきます。
また、年賀状の準備には楽しさが伴うものの、準備や投函作業など手間や時間を要します。
最近では年賀はがきや印刷代の高騰などが発生し、コスト面も懸念されます。
年賀状を辞退することになれば、そのような多忙やコスト軽減を図ることができ、義務感からも解放されて精神的負担から開放されます。
結果的に、ストレスの軽減にも繋がります。
メリット2:交友関係を見直しすることができる
年賀状を送り続けることによって義理人情だけで繋がってきた人など、交友関係の見直しをするきっかけになります。
今後、お付き合いを続けたい人かどうかが明確となり、自分の中で整理することができます。
また逆に新たな形で交友関係を深めるきっかけになるケースもあります。
メリット3:交友がより円滑になる
新年のあいさつを電話やLINEなどのSNSツールを通して行うようにすると、そこから話題も広がり、コミュニケーションを深めるきっかけにもなります。
また、携帯から手軽に連絡ができるようになり、相手との交友関係もスムーズになることが期待できます。
結果的に新しい付き合いや関係性を築きやすくなるのです。
年賀状じまいのタイミング
ここからは、年賀状じまいのタイミングについて解説していきます。
加齢によって困難になったとき
年齢を重ねるにつれて、年賀状のやりとりを続けていくのが困難だと感じるケースになります。
年賀状は葉書の買い出しや文面の構成といった準備や筆を執る作業が必要となってきます。
加齢による体力低下に伴い、一連の作業が負担に感じるようになります。
定年退職や還暦など祝年をきっかけに
定年制による退職や他の会社へ転職するときなど、人生の節目によって前向きな理由で年賀状を辞退するというのもタイミングのひとつになります。
人生の節目というものは、相手に納得が得られやすく、受け入れやすい理由になります。
年賀状じまいの書き方や文例
書き方の基本ルールは年賀状と同一になります。
句読点を使わず、忌み言葉を避けるようにしましょう。
文面の構成には、年賀状を辞退する理由と新たな連絡手段の記載がポイントになります。
理由を明瞭に丁寧に説明する
年賀状を辞退する経緯や理由については、誠意を持って具体的に説明するようにしましょう。
嘘やごまかし、強調した表現だと相手に誤解されてしまう恐れがあるので、ここは注意や配慮が必要です。
辞退の連絡は全員に出していること、今後も交流は続けていきたい旨をしっかり明記するようにしましょう。
年賀状を辞退する理由については、文末に書き添える程度にします。
これまでの感謝の言葉や今後の付き合いについて書く
年賀状の付き合いのみの相手に対しては、今までの感謝を明確にしっかり伝えましょう。
今後も交友関係を継続していきたい場合は、その旨も伝えます。
新たな連絡先をいくつか記し、どのように連絡を取り合うか明確にすると、相手もスムーズに連絡がしやすくなります。
基本的に電話番号やメール、SNSといった相手が連絡しやすい手段を提示することが大切です。
年代によって伝達方法を工夫する
送る年代によって受け取り方も様々になりますので、伝え方も年代に合わせて工夫する必要があります。
特に自分より目上の方に送る場合には、無礼にならないよう注意が必要です。
敬意を添えると好印象を持たれるでしょう。
年賀状を減らす検討をしてみることも
年賀状を辞退することを決定しても、全ての年賀状を辞めてしまうことに寂しさを感じる場合や特定の方とのやり取りを続けていきたい意向がある場合には、年賀状を減らすことを検討してみてください。
年賀状のやり取りを続けたい相手を選択する
今後の人生において再考する中で、本当にやり取りを続けたいと思う相手を選択することが大切です。
様々な経験を経た上で、自分にとって大切な方を見極めるきっかけにもなります。
会社関連の年賀状だけ出す
仕事に関係する方への年賀状は、業種や職種によって大切にしている所もあり、年賀状を出すことは社会人の常識だと考えている企業も少なくありません。
そのような場合は、年賀状を通して感謝や労いを伝達しあうことで、今後の社会人としての交友関係も更に良くなることが期待できます。
おたより本舗なら「年賀状じまい」のデザインあり
「年賀状じまいをしたいけど、どのようなデザイン・文章で出せばいいか分からない」
そんなときは、あらかじめ年賀状じまいのデザインが用意されている年賀状作成サービスを活用しましょう。
基本料 | 0円 |
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印刷代 | ★1~2:35.64円/枚~ ★3~4:71.36円/枚~ ★5~6:89.51円/枚~ ※★の数によって1枚あたりの印刷料金は変動します。 |
宛名印刷 | 0円 |
はがき代 | 年賀はがき:63円/枚 Wお年玉はがき:60円/枚 |
送料 | 0円 ※会員登録してマイページにログインしている必要があります。 |
決済方法 | クレジットカード、代引き(手数料330円~)、コンビニ・LINE Pay請求書払い、ペイジー(Pay-easy) |
ネット印刷業界で圧倒的なシェアを誇る「おたより本舗」は、年賀状じまいのデザインテンプレートを用意している数少ないネット印刷サービスです。
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