先日、賃貸マンションの古いトイレにウォシュレット(温水洗浄便座)を自分で取り付けました!
思ったより簡単に取り付けることができ、業者に依頼したときと比べて1万5,000円以上も節約することができました。
気になるウォシュレットの使い心地も「快適そのもの!」で生活の質がアップして大満足です。
さて、今回、選んだ機種は、
- Amazonの売れ筋ランキングでベストセラー1位
- レビュー数4,089件で星評価4.4
と圧倒的に売れていて評価も高い東芝製の温水洗浄便座「SCS-T160」です。
実際、Amazonで「ウォシュレット」と検索すると”Amazon’s Choice”のラベルが付き、他の製品と比べても圧倒的にレビュー数が多いことが確認できます。
こちらが今回購入した東芝製のウォシュレット(温水洗浄便座)となります。
約1万5,000円で販売されており、2年間利用したとすれば1ヶ月あたり625円です。
古いトイレにウォシュレットを取り付けた経緯
今回、古いトイレにウォシュレットを取り付けることになったきっかけは、新しいマンションへの引っ越しです。
部屋探しにあたって妻から「トイレのウォシュレット機能だけはほしい。」と言われていたのですが、家賃相場的に”ウォシュレット機能付きトイレ”の条件は厳しいものでした。
そこで不動産屋に相談したところ「それならネットで注文して自分で取り付けてはいかがでしょうか?ここのトイレも自分たちで取り付けて1.5万円ほどでしたよ。」という提案をいただきました。
家電量販店で探していたときは、
- 価格が工賃込みで3~10万円ほどかかる
と言われたことから「ちょっと高いな~」と感じていましたが、不動産屋に言われて「そんなに安くできるなら自分で取り付けても良いな」と思えてきました。
インターネットでも色々と検索していると「自分で古いトイレにウォシュレットを取り付けた」という体験談も多く、作業内容も簡単にできそうなことから思い切って自分で取り付けることに決めました。
東芝製のウォシュレット・温水洗浄便座「SCS-T160」について
今回、僕の自宅に取り付けたウォシュレット(温水洗浄便座)は、大手電機メーカー「東芝」が提供しています。
トイレメーカーと言えば、TOTOやパナソニックを思い浮かべますが、東芝でも昔からクリーンウォッシュという商品名でOME供給を受けて販売してきました。
東芝製のウォシュレット・温水洗浄便座「SCS-T160」の主な仕様は、次のとおりです。
商品名 | クリーンウォッシュ SCS-T160 |
---|---|
電源 | AC100V 50Hz/60Hz共用 |
年間消費電力 | 152kWh/年 (節電機能を使用しない場合:215kWh/年) |
タイプ | 貯湯式(温水便座) |
使用可能給水圧力 | 0.07~0.75Mpa |
操作パネル | 一体型 |
着座検知 | 赤外線検知式 |
脱臭機能 | ◯ |
温風乾燥 | - |
フタ自動開閉 | - |
サイズ | 幅489 × 奥行543 × 高さ158mm |
本体重量 | 4.1kg |
洗浄機能
ウォシュレットで最も重要な洗浄機能にはエアインマイルド洗浄が採用されています。
エアインマイルド洗浄とは、気泡入りのお湯を作り出して洗浄する技術です。
これにより
- 空気の泡を混入して肌に優しく洗える
- 泡のはじける力でしっかり落とす
というメリットがあります。
他にも低価格ながらウォシュレットの基本的な洗浄機能を網羅しており、コスパ抜群です。
ムーブ洗浄 ノズルを前後に移動してムラなく洗浄(おしり・ビデ) |
|
ノズル位置調整 ノズルの位置を前後7段階に微調整(おしり・ビデ) |
|
おしり・ビデ2段ノズル おしり洗浄とビデ洗浄は異なる2つのノズルを使用してるので衛生的 |
最も心地よい設定で洗浄することができます。
脱臭機能
低価格でありながらトイレの嫌な匂いを消し去るオート脱臭機能が搭載されています。
着座してから自動で脱臭運転を開始して、立ち上がってから約1分後に自動で停止します。
抗菌効果
クリーンウォッシュ SCS-T160では、雑菌の繁殖を抑える「抗菌ノズル」「抗菌便座」を採用しています。
試験機関 | 試験方法 | 試験結果 | 抗菌の方法 | 試験番号 | |
---|---|---|---|---|---|
ノズルの抗菌 | (財)新潟県環境衛生研究所 | フィルム密着法 | 99.9% | 抗菌剤を樹脂に練り込み | No.200800099-001-MBA号 |
便座の抗菌効果 | (財)新潟県環境衛生研究所 | フィルム密着法 | 99.9% | 抗菌剤を樹脂に練り込み | No.200800745-001-MBA号 |
- ノズルの清潔度を保つ「自動洗浄機能」
- 自分で簡単に掃除できる「らくらくノズル掃除モード」
- 便座裏の段差をなくして拭き取りやすい「スッキリ便座脚」
によりいつでも清潔に利用することができます。
節電モード
クリーンウォッシュ SCS-T160は、貯湯式を採用しています。
貯湯式とは、内蔵のタンクに常時温水を貯めておく方式であり、洗浄ごとに水を温める瞬間式と比較してより多くの電力を消費します。
そのデメリットを抑えるために本製品では、消費電力を抑える「節電モード」が用意されています。
次は、通常使用時と節電モード使用時の電気料金の比較表です。
モード | 消費電力 | 電気料金 |
---|---|---|
通常 | 215kWh/年 | 約5,805円/年 (約484円/月) |
節電モード | 152kWh/年 | 約4,104円/年 (約342円/月) |
※1kWhあたり27円で計算しています。
節電モードを利用することにより年間1,701円も電気料金を節約できることが分かります。
利用できる節電モードは、2種類です。
節電モード1 | 誰も利用していないときは設定温度に関係なく温水温度を約25℃、便座温度を約28℃に設定。便座に座ったときに設定温度まで温度を上げる。 |
---|---|
節電モード2 | 設定温度に関係なく温水便座の通電を設定直後から8時間停止。8時間経過すると温水便座の通電を開始。さらに16時間経過すると再び温水便座の通電を8時間停止する動作が繰り返されます。 |
例えば、夜11時に設定すれば、朝7時までは電力を節約可能です。
古いトイレにウォシュレットを自分で取り付けてみた
実際、賃貸マンション(築30年ほど)に付いている古いトイレに東芝製ウォシュレットを取り付けてパワーアップさせてみました。
作業時間は、レビュー用に写真を撮りながらでしたので時間がかかりましたが、それでも2時間ほどかけて1人で取り付けが完了しました。
【ウォシュレットの取り付け前】
【ウォシュレットの取り付け後】
ウォシュレットの取り付けて手順は、
- トイレの止水栓を止める
- 便座を取り外す
- 本体固定プレートを取り付ける
- 温水洗浄便座を取り付ける
- 給水管を外す
- 分岐金具を取り付ける
- タンク給水ホースを取り付ける
- 本体給水ホースを取り付ける
- アース線を取り付ける
- 水漏れがないかを確認する
- コンセントに電源プラグを差し込む
- 動作確認をする
の12ステップとなります。
クリーンウォッシュ SCS-T160が届いた!
こちらが今回購入した東芝製ウォシュレット「クリーンウォッシュ SCS-T160」です。
さっそく、開封してみました。
外部からの衝撃を吸収できるように発泡スチロールでしっかりと梱包されています。
箱から取り出すと「ウォシュレット本体」「本体給水ホース」「タンク給水ホース」「本体固定プレート」「取り付けボルト」「ゴムパッキン」「分岐金具」「ボックスレンチ」「スパナ」「取扱説明書」が入っています。
取扱説明書のP12「取り付けかた」の手順に従ってウォシュレットを取り付けていきます。
必要なものを準備する
基本的に必要なものは、ウォシュレットの付属品として同封されています。
ただ、給水管を取り外すときに残水が流れてくるので、容器と雑巾などは用意しておいたほうが良いでしょう。
その他、アース線を取り付ける際は、ドライバー(ねじ回し)が必要となってきます。
トイレの止水栓を止める
まずは、トイレの止水栓を止めて、タンクへの給水を完全にストップします。
ほとんどの場合は、トイレのタンクの横に付いているので手で回して止めましょう。
※マイナスドライバー等を使って開け締めするタイプもあります。
念のためにトイレの水を流すレバーを回して水が出ないことを確認しましょう。
便座を取り外す
ここからは、いよいよウォシュレットの交換作業をしていきます。
まずは、元の便座を取り外す作業です。
便座を下から覗き込むと、ナットで固定されているのが確認できます。
これを付属のボックスレンチやスパナで緩めて取り外していきます。
少し緩めたら手で回しても簡単に外せます。
便座の固定に利用されている2ヶ所のナットが取り外せました。
あとは便座を手で持ち上げてみましょう。
これで便座の取り外しが完了しました。
本体固定プレートを取り付ける
続いては、便器に本体固定プレートを取り付けます。
本体固定プレートを取り付けのために、付属の「取り付けボルト」「半丸パッキン」「ワッシャ」「ナット」を用意しておきます。
本体固定プレートを設置したら「取り付けボルト」を便器の取り付け穴に差し込みます。
便器の下から「半丸パッキン」「ワッシャ」「ナット」の順にねじ込み、手で締め付けて固定します。
温水洗浄便座を取り付ける
いよいよ温水洗浄便座の取り付けです。
本体固定プレートに温水洗浄便座を「カチッ」と音がするまで押し込んで取り付けます。
これで温水洗浄便座の取り付けができました。
温水洗浄便座の位置がずれている場合は、本体固定プレートのナットを緩めて調整しましょう。
最後に本体固定プレートのナットを付属のスパナでしっかりと締め付けます。
給水管を外す
続いて、トイレタンクに給水している給水管を取り外していきます。
取扱説明書に記載されている手順を参考にしながら取り外せばOKです。
まず、トイレタンクの蓋を横にずらします。
「ボールタップ本体」を手でしっかりと抑えながらスパナでナットを緩めます。
※ナットだけを回してしまうとボールタップ本体も一緒に回って故障にも繋がるので、必ず写真のように「ボールタップ本体」を手で抑えながら作業をしましょう。
もう一方のナットも緩めれば、給水管の取り外しは完了です。
分岐金具を取り付ける
「トイレタンク」と「温水洗浄便座」の両方に水を送るためにを分岐金具を取り付けます。
付属の「分岐金具」と「ゴムパッキン(3個)」を用意しておきましょう。
このようにゴムパッキンを置いておきます。
ゴムパッキンが間に入るようにして分岐金具を止水栓に取り付けましょう。
付け忘れるとほぼ100%の確率で水漏れが発生するので注意しましょう。
タンク給水ホースを取り付ける
トイレタンクに給水するための「タンク給水ホース」を取り付けます。
ここでもゴムパッキンを忘れずに、付属のスパナを使ってしっかりと取り付けましょう。
タンク給水ホースは、どのようなトイレでも取り付けできるように曲がるようになっています。
本体給水ホースを取り付ける
温水洗浄便座に給水するための「本体給水ホース」を取り付けます。
先ほど同様、ゴムパッキンを忘れずにスパナでしっかりと取り付けましょう。
これで「タンク給水ホース」と「本体給水ホース」の取り付けが完了しました。
アース線を取り付ける
アース線とは、電流を金属棒を通して地面に流すための線のことです。
万が一、温水洗浄便座が故障などで水漏れ・漏電したときに感電を防ぐための重要な線となります。
電圧が高かったり、水気の多い場所で利用する家電製品(冷蔵庫、電子レンジ、洗濯機など)には、アース線が必ずと言っていいほど付いています。
大抵の場合、アース端子はコンセントの下にあります。
カバーを開けるとネジがあるので、ドライバーで緩めていきましょう。
ネジを緩めると下にある座金が浮いてきます。
緑色のアーク線にある”銅線の部分”を座金の下に潜り込ませます。
最後にアース端子のネジを締めてカバーを閉じれば完了です。
アース線を手で軽く引っ張って抜けないことを確認しましょう。
水漏れがないかを確認する
止水栓を開いて給水ホースの接続部分から水漏れていないかを確認しましょう。
トイレの水を数回流してから接続部分のナットに指を当てて、指に水がつかなければOKです。
もう一度、スパナでナットをしっかりと締めましょう。
コンセントに電源プラグを差し込む
水漏れがないことを確認したらコンセントに電源プラグを差し込みましょう。
動作確認をする
クリーンウォッシュ SCS-T160の取り付けが終わったら、取扱説明書の説明に沿って動作確認をしましょう。
手順としては「おしりボタンを押す」→「水が温水になるまで待つ(約5分)」→「便器ふたを開けて、着座センサーを白紙や手でふさぐ」→「着座センサーをふさいだまま、「おしり」ボタンを押す」→「洗浄水(温水)が出るのを確認したら、「止」ボタンを押す 着座センサーをふさいでいた白紙などを取り除く」となります。
最後に
自宅の古いトイレにウォシュレットを付けたい!
でも、家電量販店などで価格を見ると、工賃込みで3~10万円ほどかかるので手が出せない。
そんなとき、Amazonであれば驚くほど安く購入することが可能。
今回紹介した東芝製の温水洗浄便座「クリーンウォッシュ SCS-T160」であれば、必要なものはほぼ全てそろい、取り付け方法も丁寧に図解されています。
取り付けてから3年ほど経ちましたが、不具合は一切なく毎日快適に利用できています。
ウォシュレットを使うことでトイレットペーパーで何度も拭く必要がなくなり、肌への負担も減って清潔になりました。
また、冬場は便座がヒヤッとしていましたが、便座を暖かくしておけるので冬でも快適になったのは良い点です。
総論として本当に良い買い物をしたと感じました。
みなさんも毎日何回も使うトイレだからこそ、快適にしてみてはいかがでしょうか?
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