いよいよ明日7月29日で旧OS”Windows7/8.1″から最新OS”Windows10″の無償アップグレードキャンペーンが終了します。
Microsoftは「このキャンペーンの延長はない。」と明言しており、この機会を逃すとお金を払ってWindows10にアップグレードしなければなりません。
では、Windows10にアップグレードしなかったらどうなってしまうのか?何か問題や不都合はあるのでしょうか?
Windows10へのアップグレードが有料になる
Windows10アップグレードの無償期間が過ぎてから、アップグレードしたくなった場合は、有料のWindows10を購入しなければなりません。
価格は、Microsoft Windows 10 Homeが1万4,676円、Microsoft Windows 10 Professionalが2万1,450円となります。気軽に購入できる値段ではないですね。
Windows7/8.1のサポートが終了する
Windows10にアップグレードすることでMicrosoftのサポート期間を延長することが可能です。
もし、今使っているWindowsのサポート期限が切れると、現在、定期的にMicrosoftから提供されている「セキュリティ更新プログラム」の更新がされなくなり、セキュリティ上の脆弱性が修正されなくなります。
その結果、ウイルスに感染するリスクが高まり、個人情報(クレジットカード、銀行口座、住所・電話番号、Amazonアカウントなど)が流出する可能性が高くなってしまいます。例えるなら、家の玄関を開けっ放しで外出するような状態になります。
OS | サポート終了日 |
---|---|
Windows10 | 2025年10月14日 |
Windows8.1 | 2023年1月10日 |
Windows7 | 2020年1月14日 |
Windows8.1に関しては、サポート終了日までまだまだ期間がありますが、Windows7はあと3年4ヶ月程度です。それ以上、Windows7搭載パソコンを使い続けていると、ウイルスなどの攻撃からパソコンを守れなくなってしまいます。
最後に
基本的には、Windows10にアップグレードした方が良いとは思いますが、パソコンの周辺環境によってはアップグレード後にエラーが頻発したり、プリンターが使えなくなったり、今まで使っていたソフトが動かなくなる可能性があります。
『Windows10にアップグレードしても、一ヶ月以内なら以前のバージョンに戻せるってよ』で紹介したように、Windows10にアップグレードした後も1ヶ月以内であれば、元のOS(Windows7/8.1)に戻すことは可能です。
Windows10に無償アップグレードするのであれば、『Windows10アップグレード前に、バックアップを作成する方法(Windows7)』を参考に、バックアップを作成した上でアップグレード作業を行うことをオススメします。