4月13日、Amazonは、電子書籍リーダー”Kindleシリーズ”の最上位モデルである「Kindle Oasis(オアシス)」を発表しました。
このKindle Oasisの注目すべき点は、本体重量131gという圧倒的な軽さです。
新製品が登場しました!
目次
「Kindle Paperwhite」「ソニー・リーダー」と比べた重量
今、僕は、Amazon製「Kindle Paperwhite」とソニー製「ソニー・リーダー(PRS-T2)」の2種類の電子書籍端末を使っていますが、その本体重量の差はとても大きいと感じます。
Kindle Paperwhite | ソニー・リーダー |
---|---|
205g | 164g |
「ソニー・リーダー」と「kindle Paperwhite」の差は、たったの41gです。そこまで、気にならない差と思いますよね?
でも、実際に持ってみると分かります。
やっぱり、kindle Paperwhiteは、すこし重たいと。
電車の中で立ち読みをしたり、公園で歩き読みをすると、少し腕に疲れが出てきたり、カバンに入れても「重たいな~」と感じます。
kindle Paperwhiteは、解像度が高かったり、クラウドで購入済み電子書籍を動機できたり、バックライトが付き&明るさを細かく調整できたり、スペックは高いのですが、本体重量が全てを台無しにしています。
だから、僕が外出するときに持っていくのは、いつも「ソニー・リーダー」です。
それほど、”本体重量”は重要なのです。
(ソニー・リーダーは、とても良い端末ですが、すでに端末が生産終了しており、ソニーリーダーストアも日本以外撤退しているため、いつなくなるか、懸念点があります。)
それだからこそ、今回、Amazonが発表した「Kindle Oasis」の本体重量131gは、とても衝撃的な軽さです。
ソニー・リーダーですら、「すごく軽くて、良い商品」と感じていたのに、それ以上に軽いとなると・・・「Amazonは凄い商品を出してきたな」と思います。
その他、優れた機能
最上位モデルということだけあって、他のKindleと比べると、様々な点で優れています。
薄い
Kindle Oasisは、最も軽いだけでなく、薄さも一番です。
これまでのKindleより、平均30%以上薄くなり、最も薄い箇所で”3.4mm”という驚異的な薄さとなっています。(143 x 122 x 3.4-8.5mm)
よく見ると、ちょっと変な形ですね。
でも、この変な形は、人間工学に基づいた設計です。この膨らんでいる部分には、プロセッサ、バッテリーなどが詰まっており、重たい部分を手の中で収まるようにすることで、手の中でしっくりとフィットし、重さを感じさせなくします。
フロントライトが多い
Kindleといえば、スマートフォンの液晶と違い、直接目に光がとどかないので、目が疲れにくいのが特徴です。
Kindleは、暗い場所でも読めるように、内部のライトがスクリーンを照らす「フロントライト」を採用しているのですが、Kindle Oasisは、これまでより、”60%多いLED”を採用しています。
つまり、スクリーンの明るさの均一性が向上しています。
バッテリーが長持ち
従来のKindleは、バッテリーが数週間しか持ちませんでした。
Kindle Oasisは、バッテリー内蔵カバーを装着することで、バッテリー持続時間が数ヶ月になりました。
Kindle Oasisは買いか?
Kindle Oasisは、どれをとっても、”史上最高の電子書籍端末”と言えます。
ただし、価格が35,980円と強気な価格設定です。
本体重量131gは、この端末だけの”オンリーワン”仕様です。それだけの価値があると思います。
しかし、あまり読書をしないライトユーザーには手がつけにくい商品です。電子書籍端末にお金をかけるぐらいなら、電子書籍本を購入する方がいいでしょう。
僕のように、そこそこ頻繁に読書をして、外出先時には肌身離さず電子書籍端末を持ち運ぶヘビーユーザーなら、Kindle Oasisは、価値ある商品だと思います。