「地震が起きてから電話がまったく繋がらない」「家族や友人の安否を確認したいのに通話できない」と困った経験はありませんか。
地震発生直後は、多くの人が一斉に電話をかけるため通信回線が混雑し、携帯電話や固定電話が繋がりにくくなることがあります。
また、停電や基地局の被害、通信障害などが原因で通話が利用できないケースも少なくありません。
しかし、電話が繋がらない場合でもメッセージアプリや災害用伝言サービスなど、安否確認に利用できる手段はいくつかあります。
本記事では、地震で電話が繋がらない原因をわかりやすく解説するとともに今すぐできる対処法や安否確認の方法、災害時に役立つ連絡手段について詳しく紹介します。
地震で電話が繋がらない原因と対処法
ここからは、地震で電話が繋がらない原因と対処法を解説していきます。
1. 通信回線が混雑している
地震が発生すると多くの人が一斉に家族や友人へ電話をかけるため、通信回線が混雑し、一時的に電話が繋がりにくくなることがあります。
特に大規模な地震では、通信事業者が緊急通信を優先するため、一般利用者向けの音声通話に通信規制が実施される場合があります。
対処法
- 少し時間を空けてから電話をかけ直す
- SMS(ショートメッセージ)やLINEなどのメッセージアプリを利用する
- 災害用伝言ダイヤル(171)や災害用伝言板を利用する
- 音声通話ではなくインターネット通信を活用する

2. 携帯電話基地局や通信設備が被災している
震源地周辺では、地震によって携帯電話基地局や通信設備が被害を受け、電話が繋がらなくなることがあります。
また、停電や通信設備の故障によって基地局が停止すると広い範囲で通話やデータ通信に影響が出る場合もあります。
対処法
- 通信事業者の障害・復旧情報を確認する
- 被害の少ない場所へ移動して電波状況を確認する
- Wi-Fiが利用できる場合はインターネット通話を利用する
- 基地局や通信設備の復旧を待つ

通信事業者による設備の復旧後に電話や通信が正常に利用できるようになることがほとんどです。
3. 停電が発生している
地震の影響で広範囲に停電が発生すると携帯電話基地局や通信設備への電力供給が停止し、電話が繋がりにくくなることがあります。
基地局には非常用電源が備えられていますが、長時間の停電が続くとバッテリー切れによって通信サービスに影響が出る場合があります。
対処法
- 停電情報や復旧状況を確認する
- スマートフォンのバッテリー消費を抑える
- モバイルバッテリーを活用する
- 通信設備の復旧までSMSやメッセージアプリを利用する

電力や通信設備の復旧が進むことで電話も正常に利用できるようになることがほとんどです。
4. 通信障害が発生している
地震の影響で通信事業者の設備に障害が発生すると電話やインターネットが利用できなくなることがあります。
大規模な地震では、基地局や通信回線に被害が及び、広い範囲で通信障害が発生するケースも少なくありません。
対処法
- 通信事業者の障害情報を確認する
- 時間を空けて再度電話をかける
- Wi-Fiや別の通信手段を利用する
- 復旧までSMSやメッセージアプリを活用する

5. スマートフォンや固定電話に一時的な不具合が発生している
地震とは直接関係なく、スマートフォンや固定電話本体に一時的な不具合が発生し、電話が繋がらなくなることがあります。
また、SIMカードの接触不良や端末の動作不良、ソフトウェアの不具合などが原因で正常に発着信できないケースもあります。
対処法
- スマートフォンや携帯電話を再起動する
- 機内モードのオン・オフを試す
- SIMカードを挿し直す
- OSやキャリア設定を最新バージョンに更新する

改善しない場合は、通信事業者や端末メーカーへ問い合わせてみましょう。
6. 相手側の通信環境に問題が発生している
自分の電話に問題がなくても相手が地震の影響で停電や通信障害、通信規制の影響を受けている場合は、電話が繋がらないことがあります。
また、相手のスマートフォンのバッテリー切れや電波状況の悪化が原因で発着信できないケースも少なくありません。
対処法
- 時間を空けてから再度電話をかける
- SMS(ショートメッセージ)やLINEなどのメッセージアプリで連絡する
- 災害用伝言ダイヤル(171)や災害用伝言板を利用する
- 相手からの連絡を待つ

通信環境が回復すれば電話が繋がることが多いため、別の連絡手段を活用しながら復旧を待ちましょう。
7. 災害用伝言サービスを利用していない
地震発生直後は電話が繋がりにくくなることが多いため、何度も電話をかけ続けるとさらに回線が混雑する原因になります。
そのような状況では、電話以外の連絡手段である災害用伝言ダイヤル(171)や災害用伝言板を活用することで、家族や知人へ安否を伝えられる場合があります。
対処法
- 災害用伝言ダイヤル(171)を利用する
- 携帯電話各社の災害用伝言板を活用する
- SMSやLINEなどのメッセージアプリで安否を伝える
- 普段から家族と災害時の連絡方法を決めておく

日頃から利用方法を確認しておくといざという時にも落ち着いて対応できるでしょう。
まとめ
地震で電話が繋がらない原因は、通信回線の混雑や通信設備の被災、停電、通信障害、端末の不具合などさまざまです。
特に地震発生直後は、多くの人が一斉に電話をかけるため、通信規制が実施されて電話が繋がりにくくなることがあります。
電話が利用できない場合は、時間を空けてかけ直すだけでなく、SMSやLINEなどのメッセージアプリ、災害用伝言ダイヤル(171)、災害用伝言板などを活用することも大切です。
また、通信事業者の障害情報や復旧状況を確認することで、原因を把握しやすくなります。
災害時は電話だけに頼らず、複数の連絡手段を活用することが重要です。
万が一に備えて家族や友人と災害時の連絡方法をあらかじめ決めておくと緊急時にも落ち着いて安否確認を行えるでしょう。
