筆ぐるめで印刷できない原因と対処法【プリンター設定・用紙トラブル・エラー解決まとめ】

年賀状や宛名印刷で定番のソフト”筆ぐるめ”
しかし、いざ印刷しようとしたら「印刷できない」「途中で止まる」「白紙で出てくる」などのトラブルに悩まされることも少なくありません。

原因は、プリンターの接続・設定ミス、ドライバーの不具合、用紙の選択ミス、または筆ぐるめ自体の印刷設定エラーなどさまざまです。

特に年賀状シーズンなど印刷が集中する時期は、焦って操作してトラブルが長引くケースも。

この記事では、筆ぐるめで印刷できないときに考えられる主な原因と正しい対処法をわかりやすく解説します。

\2026年版の販売スタート/

筆ぐるめで印刷できない原因と対処法

ここからは、筆ぐるめで印刷できない原因と対処法を解説していきます。

1.プリンターの接続や電源がオフになっている

筆ぐるめで印刷できないとき、最も多い原因のひとつがプリンターの接続不良や電源オフです。

パソコンがプリンターを認識していない状態では、印刷データが送信されず、印刷が始まりません。

特にUSBケーブルが緩んでいたり、Wi-Fiプリンターがネットワークから切断されている場合に発生しやすいです。

対処法

  • プリンターの電源が入っているかを確認
  • USB接続の場合は、一度ケーブルを抜き差しして再接続
  • Wi-Fi接続の場合は、プリンターとPCが同じネットワークに接続されているか確認
  • プリンターの画面に「エラー」「オフライン」などの表示がある場合は、再起動または再接続を実施
  • 必要に応じて、プリンターの設定画面から接続状況を確認
これらを試すことで、筆ぐるめがプリンターを正しく認識し、印刷が再開できる場合が多いです。

2.プリンターの選択ミスや設定エラー

筆ぐるめで印刷できない原因の中でも多いのが、印刷先プリンターの選択ミスや設定の不一致です。

パソコンに複数のプリンターが登録されている場合、意図せず別の機種(PDFプリンターや仮想プリンターなど)が選ばれていることがあります。

また、用紙サイズや印刷品質の設定が合っていないと、印刷が停止することもあります。

対処法

  • 筆ぐるめのメニューから「ファイル」→「印刷」を開く
  • 「プリンターの選択」で、実際に使用するプリンター名を選択(例:EPSON、Canon、Brotherなど)
  • 「プロパティ」または「詳細設定」から、
    用紙サイズ(はがき・A4など)
    印刷品質(標準・きれい)
    給紙トレイ(自動・背面など)
    を正しく設定
  • 設定後、「印刷プレビュー」でレイアウトを確認してから印刷を実行
また、Windows側の設定で「既定のプリンター」が別のデバイスになっている場合もあるため、コントロールパネルの「デバイスとプリンター」から既定のプリンターを変更しておくのもおすすめです。

正しいプリンターを選び直すだけで「印刷が始まらない」「違う機種に出力される」といった問題が解決することが多いです。

3.プリンタードライバーの不具合

筆ぐるめで印刷ができないときは、プリンタードライバーの不具合が原因になっている場合もあります。

ドライバーは、パソコンとプリンターの橋渡しをするための重要なソフトウェアでこれが古い・破損している・別の機種のものが残っていると、印刷命令が正しく伝わらなくなります。

特にWindowsアップデート後や新しいプリンターを導入した直後などにトラブルが起きやすいです。

対処法

  • 一度プリンターの電源を切り、PCを再起動
  • 「コントロールパネル」→「デバイスとプリンター」を開き、該当プリンターを右クリックして「デバイスの削除」を選択
  • プリンターメーカー(Canon、Epson、Brother、HPなど)の公式サイトから最新ドライバーを再インストール
  • インストール完了後、プリンターのテスト印刷を実行して動作確認
また、Windowsの自動更新ドライバーではなく、メーカー純正の最新版を入れることで筆ぐるめなどの年賀状ソフトとの互換性も改善されやすくなります。

これでも改善しない場合は、プリンタードライバーの再インストール後に筆ぐるめを再起動し、「印刷設定」からプリンターを再選択して再度印刷を試してみましょう。

4.用紙設定のミス(はがき・A4など)

筆ぐるめで印刷できない原因の中でも意外と多いのが、用紙サイズの設定ミスです。

例えば、ソフト側で「はがき」を選択していてもプリンター側が「A4」に設定されている場合や給紙トレイが違う場所になっていると、印刷エラーが発生してしまいます。

特に年賀状や宛名印刷を行う時期は、はがき印刷設定のまま他の用紙を印刷しようとして止まるケースがよくあります。

対処法

  • 筆ぐるめの「印刷設定」画面で、用紙サイズが正しいか確認
    年賀状 →「はがき」
    通常印刷 →「A4」または「A5」など
  • プリンターの「プロパティ」または「用紙設定」からも、同じサイズを選択
  • 給紙トレイを確認し、はがきを使用する場合は「手差しトレイ」や「背面トレイ」を選ぶ
  • プリンターのパネルやディスプレイに「用紙サイズが違います」と表示された場合は、用紙サイズを一致させてから再印刷
また、印刷プレビューではがきの向き(縦・横)**を確認しておくのもポイントです。

用紙方向が合っていないと、印字がずれたり、印刷範囲外になって白紙で出力されることもあります。

筆ぐるめとプリンター両方で同じ用紙サイズ・方向を設定することで印刷エラーを防ぎ、思い通りの仕上がりに近づけることができます。

5.インク・トナー切れやノズル詰まり

筆ぐるめで印刷ができない場合、プリンターのインク切れやノズル詰まりが原因のこともあります。

特に年賀状シーズンなど、久しぶりにプリンターを使うと、インクの乾燥やトナーの目詰まりによって文字や画像がかすれたり、まったく印刷されなかったりすることがあります。

対処法

  • プリンター本体の液晶やパソコン画面に表示されるインク残量を確認
  • 残量が少ない・空になっている場合は、純正インクまたは対応カートリッジに交換
  • インクが十分にあるのに印刷できない場合は、
    プリンターの「ノズルチェックパターン印刷」を実行
    かすれや抜けがある場合は「ヘッドクリーニング」を2~3回繰り返す
  • レーザープリンターの場合は、トナー残量やドラムの寿命表示を確認し、必要に応じて交換
また、長期間使っていない場合は、インクの出口部分が乾燥して固まっていることもあるため、ヘッドクリーニング後に数時間おいてから再印刷してみましょう。

それでも改善しない場合は、インクカートリッジの接点をやわらかい布で軽く拭くと反応が戻る場合もあります。

筆ぐるめの設定だけでなく、プリンター本体の状態もあわせて点検するのがポイントです。

6.筆ぐるめの印刷設定が間違っている

印刷トラブルの中でも見落としやすいのが、筆ぐるめ側の印刷設定ミスです。

プリンター自体に問題がなくても筆ぐるめの「印刷設定」や「ページ設定」で用紙サイズや印刷範囲が正しく指定されていないと印刷が実行されなかったり、白紙で出力されることがあります。

特に宛名面・通信面(裏面)を切り替えたあとに印刷ができなくなるケースが多く見られます。

対処法

  • 筆ぐるめを開き、上部メニューの「ファイル」→「印刷設定」を確認
  • 「プリンターの選択」で、実際に使用するプリンターが選ばれているか確認
  • 「印刷対象」が「通信面」「宛名面」など正しい方に設定されているかチェック
  • 「ページ設定」→「用紙サイズ」「印刷の向き(縦・横)」を再確認
  • 「印刷プレビュー」で正しく表示されているか確認してから印刷を実行
また、筆ぐるめの印刷範囲(余白設定)がずれているとはがきの端が切れたり、プリンターがエラーを出すこともあります。

特に他のソフト(WordやExcelなど)を使った直後に筆ぐるめを起動すると前の印刷設定が残っていることがあるため、毎回印刷前にプレビューで確認しておくのがおすすめです。

設定をリセットしたい場合は、「ツール」→「設定の初期化」を選択することで、筆ぐるめの印刷環境をリセットできます。

7.Windowsの一時ファイル・スプールエラー

筆ぐるめが印刷できないとき、Windowsの印刷スプール(印刷待ちデータ)エラーが原因になっていることもあります。

スプールとは、印刷データを一時的に保存してプリンターへ順番に送る仕組みのことですが、このデータが破損したり詰まったりすると、印刷が止まってしまう場合があります。

特に「印刷中のまま進まない」「筆ぐるめがフリーズする」「スプールサービスが応答しない」などの症状が出ている場合は、この可能性が高いです。

対処法

  1. 印刷ジョブを削除する
    Windowsの「コントロールパネル」→「デバイスとプリンター」へ進む
    使用中のプリンターを右クリック →「印刷ジョブの表示」を選択
    残っているジョブをすべて削除
  2. 印刷スプールサービスを再起動する
    キーボードで「Windowsキー + R」を押して「ファイル名を指定して実行」を開く
    「services.msc」と入力して「OK」
    「Print Spooler」を探して右クリック →「再起動」を選択
  3. 一時ファイルを削除する
    「C:\Windows\System32\spool\PRINTERS」フォルダを開き、中のファイルをすべて削除(※管理者権限が必要)
  4. PCを再起動して再印刷する
これでスプールエラーが解消され、正常に印刷が再開されることが多いです。

筆ぐるめ自体の問題ではなく、Windowsの印刷管理機能が詰まっているだけのケースもあるため、印刷が止まったら一度スプールのリセットを試すとよいでしょう。

8.それでも印刷できない場合

上記の対処法を試しても印刷ができない場合は、ソフトウェアやシステムの根本的な不具合が原因の可能性があります。

筆ぐるめ本体の設定ファイルが破損していたり、Windowsの更新やプリンタードライバーとの互換性に問題があることもあります。

最終的な対処法として、次の手順を試してみましょう。

  1. 筆ぐるめのアップデートを確認する
    筆ぐるめを起動 → 上部メニューの「ヘルプ」→「アップデートの確認」を選択
    最新バージョンがある場合は更新を実行
    古いバージョンでは最新のプリンターに対応していないことがあります
  2. 筆ぐるめを再インストールする
    一度アンインストールしてから、公式サイトまたは付属ディスクから再インストール
    インストール後に「アップデート」を行い、最新版の状態にする
  3. 他の印刷ソフトで動作確認をする
    Wordやメモ帳など、別のソフトで印刷できるかを試す
    他のソフトでも印刷できない場合は、プリンターやドライバー側の問題の可能性が高いです
  4. プリンタードライバーを完全に削除して再インストール
    メーカー(Canon・EPSON・Brotherなど)の公式サイトから最新版ドライバーをダウンロードし、再インストール
  5. 筆ぐるめサポートセンターに問い合わせる
    富士ソフト「筆ぐるめサポート」では、印刷関連トラブルの専用窓口が用意されています
    「筆ぐるめ 印刷できない」で公式FAQを検索するか、サポートページから問い合わせが可能
これらを試しても印刷できない場合は、Windowsやプリンターのシステムトラブルが深刻な可能性があります。

その際は、パソコンメーカーやプリンターメーカーのサポートにも相談すると良いでしょう。

まとめ

筆ぐるめで印刷できない原因の多くは、プリンターの接続設定や用紙サイズの指定ミス、または一時的なスプールエラーなど、基本的な設定や環境の不具合によるものがほとんどです。

まずは、プリンターの電源・接続状態を確認し、正しい機種が選択されているか、ドライバーが最新かをチェックしてみましょう。

それでも解決しない場合は、印刷ジョブやスプールファイルの削除、筆ぐるめの設定リセット・再インストールを行うことで改善するケースが多いです。

どうしても印刷できない場合は、筆ぐるめのサポートセンターやプリンターメーカーに相談するのがおすすめです。

トラブルの原因を一つずつ確認していけば、年賀状や宛名印刷もスムーズに再開できます。

\2026年版の販売スタート/



コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

ABOUTこの記事をかいた人

サラリーマンをしながら、当ブログを運営していましたが、2018年に独立し現在はフリーランスとして活動しています。今まで、数々のWebサイト・ブログを構築してきました。このブログでは、今までの経験で得た知識を活かし、Web制作・SEO関連を中心に、最新のIT関連ニュースを発信。また、ファイナンシャル・プランナー技能士の資格を活かして金融関係の情報も発信しています。