iOS11のコントロールセンターで追加された謎の緑の電波ボタン
一体これは何なのでしょうか?ちょっと疑問に思ったので調査してみました。
とりあいず、オフにしてみた
正体がつかめないので、とりあいず、謎の「緑の電波ボタン」をタップして、オフにしてみました。
すると、Safariを起動したとき、
“モバイルデータ通信はオフです データにアクセスするには、モバイルデータ通信をオンにするかWi-Fiを使用してください。”というメッセージが表示されました。
「モバイルデータ通信」のボタン
この謎の「緑の電波ボタン」の正体。
それは、モバイルデータ通信(3G/4G)をオン/オフにするボタンです。
- 電波ボタンが緑色 = モバイルデータ通信が「オン」の状態
- 電波ボタンが灰色 = モバイルデータ通信が「オフ」の状態
となります。
これまでモバイルデータ通信のオン/オフを切り替えるには、「設定アプリ」→「モバイルデータ通信」に進む必要がありましたが、コントロールセンターを開いて、ワンタップで可能となり、すごく楽になりました。
モバイルデータ通信とは?
モバイルデータ通信とは、キャリア(NTTドコモ/au/ソフトバンクなど)のネットワークを使って通信を行うことです。
つまり、このモバイルデータ通信を「オフ」にしておくことで、Wi-Fiのみで接続可能になり、通信速度制限に引っかかる心配がなくなります。
機内モードとの違いは?
同じような機能にiPhoneのすべての通信をオフにする「機内モード」がありますが、違いは何でしょうか?
どちらも、Webサイトの閲覧、メール・メッセージ(LINE、Messenger、カカオトーク)の送受信ができなくなるのには変わりありませんが、大きな違いは、音声通話(電話)が使えるかどうかです。
- モバイルデータ通信の「オフ」では、電話の発着信ができます。
- 機内モードの「オフ」では、電話の発着信ができません。
使いすぎると、通信速度制限に引っかかる「モバイルデータ通信」は不要だけど、電話の発着信はほしい。という方のニーズに沿った機能です。
このモバイルデータ通信を「オフ」にしておくことで、Wi-Fi接続してたのに、いつの間にか「モバイルデータ通信」に切り替わっていた・・・ということがなくなるでしょう。
うっかり、モバイルデータ通信を行っていると、高額な料金が請求されてしまう海外旅行でも役立ちそうな機能です。