ついに!AppleイベントでiPhone新モデル「iPhone 11」「iPhone 11 Pro」「iPhone 11 Pro Max」の3機種が発表されました。
僕がこれらの中で注目しているのは、旧モデル「iPhone XS」と比べて、大幅なプライスダウンとなったiPhone 11です。
発売当初の本体価格を比較すると
- iPhone XS(64GB):税別11万2,800円
- iPhone 11(64GB):税別7万4,800円
となり、3万8,000円も安くなっています。
本体価格が大幅に安くなったにも関わらず、新モデル「iPhone 11」は、最大20%の高速化と最大40%の省電力化が実現。非常にコスパが高くなっています。
さて、ここで気になるのが、スマートフォンの欠かせない機能である”カメラの性能”についてです。
この記事では、iPhone 11のカメラ性能に的をしぼって解説していきます。
iPhone 11とiPhone XSのカメラ性能を比較
まずは、iPhone 11とiPhone XSのカメラ性能の比較表を見てみましょう。
iPhone 11 | iPhone XS | |
---|---|---|
カメラの形状 | ||
背面カメラ | デュアル12MPカメラ 広角:ƒ/1.8絞り値 超広角:ƒ/2.4絞り値と120°視野角 |
デュアル12MPカメラ 広角:ƒ/1.8絞り値 望遠:ƒ/2.4絞り値 |
光学ズームイン | - | 2倍 |
光学ズームアウト | 2倍 | - |
デジタルズーム | 最大5倍 | 最大10倍 |
前面カメラ | TrueDepthカメラ (12MP) |
TrueDepthカメラ (7MP) |
ポートレートモード | ◯ | ◯ |
ナイトモード | ◯ | - |
4Kビデオ撮影 (背面カメラ) |
24fps、30fps、60fps | 24fps、30fps、60fps |
4Kビデオ撮影 (前面カメラ) |
24fps、30fps、60fps | - |
超広角
iPhone 11では、超広角レンズが搭載されました。
これまでより4倍広いシーンを捉えることができ、友だちと集合写真を撮るときに全員途切れることなく写せます。
▲超広角レンズなし
▲超広角レンズあり
ただし、iPhone 11では「望遠レンズ」が非搭載となったため、遠くの被写体を大きく写す機能が弱くなりました。
前面カメラ
iPhone 11では、前面カメラの画素数が大幅に向上しました。
これまで自撮り写真は、若干画質が劣ってしまう問題がありましたが、背面カメラ並の綺麗な写真を撮れるようになっています。
ナイトモード
iPhone 11で一番魅力的な新機能がナイトモードです。
ナイトモードとは、簡単に言えば、薄暗い場所でも美しい写真が撮れる機能です。
カメラが複数の画像を撮影すると、
- 画像を並べて動きを補正
- ぶれの多い部分は捨てて、シャープな部分を融合
- コントラストを調整して全体のバランスを整える
- 自然な見た目になるように色を微調整
- ノイズを消してディテールを際立たせる
という作業がソフトウェアとA13 Bionicにより行われ、暗い場所でもノイズの少ない美しい写真を完成させます。
つまり、何も考えずにシャッターを押せば、フラッシュなしでも明るく見やすい写真が撮れるということです。
最後に
スマートフォンの決め手の一つとなる”カメラ機能”
iPhone 11は、旧モデルの上位シリーズ「iPhone XS」以上のカメラ性能を持ちながら、大幅な低価格化がなされています。
特にスマートフォンの弱みであった暗い場所での撮影を改善させる機能の搭載は、過去のiPhoneシリーズでも大きな変化と言えます。