NordVPNの独自プロトコル「NordLynx」とは?速度やセキュリティなど

世界59ヶ国に5,500台以上のサーバーが置かれているVPNサービス「NordVPN」

全世界で1400万人以上のユーザーが利用する世界最大級のVPNサービスであり、ネット上でも高評価の口コミが多数投稿されています。

さて、そんなNordVPNをするメリットの一つにNordLynx(ノードリンクス)の提供があげられます。

この記事では、NordVPNが提供する独自プロトコル「NordLynx」についてセキュリティや速度などを詳しく解説していきます。

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NordLynxとは

NordLynxとは、NordVPNが提供するプロトコルの一つです。

NordVPNの契約者であれば、パソコン、タブレット、スマートフォンで”追加料金なし”で利用できます。

プロトコルとは、簡単に言えば、コンピューター同士が通信をするときのルール(決まりごと)を言います。

VPNで有名なプロトコルとしては、

  • OpenVPN
  • IKEv2/IPsec
  • L2TP/IPSec
  • SSTP
  • PPTP

があり、どれを選ぶかによって通信速度やセキュリティが異なってきます。

NordVPNでは「OpenVPN」「IKEv2/IPsec」「NordLynx」の3つのプロトコルを選択可能です。

なお、上記のうち「SSTP」「PPTP」については、セキュリティ上の脆弱性があることから、あまりおすすめできません。

WireGuardの改良版

NordLynxは、世界最速のプロトコルである「WireGuard」をもとに作られたプロトコルです。

WireGuardは、わずか4000行のコードで構築されています。

これは、世界的にも広く使われているオープンソースのプロトコル「OpenVPN」の約100分の1のコード数であり、とても軽量です。

これにより

  • 世界最速の通信速度
  • 少ないバッテリー消費量

を実現しています。

しかしながら、WireGuardmには、静的IPアドレスの利用によりユーザーのプライバシーを保証できない懸念点があります。

NordLynxでは、独自に開発した「ダブルNATシステム」により安全な通信を実現しました。

つまり、NordLynxは、WireGuardの良さである”通信速度の速さ”を残しつつ、セキュリティ問題を解決したということですね。

NordLynxのメリットとデメリット

ここからは、NordVPNが提供する独自プロトコル「NordLynx」のメリットとデメリットを紹介していきます。

メリット

NordLynxを利用する一番のメリットは、通信速度が速い点です。

先ほどお伝えしたとおり、NordLynxは、WireGuardmにもとづいて構築されています。

わずか4,000行のコードしかなく、あまり処理能力が少なくて済むことから通信速度も高速です。

次は、VPNサーバーの距離に応じた通信速度のグラフです。

いずれの数値を見てもNordLynxの通信速度が最も速いことが分かります。

出典:NordVPN公式サイト

NordVPNの加入者であれば、追加料金なしでNordLynxを利用できる点もメリットと言えます。

デメリット

NordLynxのデメリットとしては、まだ新しいプロトコルである点です。

実績が乏しいことから、まだ見つかっていないセキュリティ上の脆弱性が隠れている可能性があります

ただ、NordLynxが公開されて以来、大きな問題は報告されていません。

NordVPNのプロトコルを「NordLynx」に変更する方法

ここからは、NordVPNのプロトコルを「NordLynx」に変更する方法をご紹介します。

まずは、NordVPNアプリを起動してから左下の「歯車アイコン」をタップします。

NordVPNの設定画面が表示されるので「接続」をクリックします。

VPNプロトコルを「自動(推奨)」から「NordLynx」に変更すれば完了です。

上記以外にもNordVPNでは、次のプロトコルを利用可能です。

NordVPNの暗号化プロトコル一覧
OpenVPN ライセンス費用がかからない世界で広く使われているオープンソースのVPNです。高い柔軟性が特徴であり「TCPポート」と「UDPポート」のどちらでも使用可能。セキュリティ機能は、広く使用されている「SSL」に基づいており、速度・セキュリティともに優れています。現時点で最も信頼できるVPNと言えます。
IKEv2/IPSec IKEv2は、CiscoとMicrosoftによって開発されたVPNです。大きな特徴としてインターネットが切断された後にVPN接続を復元できる点があげられます。例えば、スマートフォンでWi-Fiからモバイル通信(5G、LTEなど)に切り替えるときにVPN接続を維持することが可能です。そのため、モバイル端末を利用するときに適したVPNと言えます。

最後に

今回は、NordVPNの契約者だけが利用できるプロトコル「NordLynx(ノードリンクス)」について解説しました。

一番無難なプロトコルは、世界標準にもなっているOpenVPNです。

しかし、NordVPNが遅すぎてWebサービスに接続できないといった場合は、NordLynxに変更することで改善する可能性があります。

また、スマートフォンのバッテリーが少ないときは、NordLynxを選択した方がバッテリー消費を抑えることが可能です。

NordLynxを活用しても解決しない場合は、24時間年中無休で日本語のチャットサポートで質問したり、30日間の返金保証も活用できます。

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サラリーマンをしながら、当ブログを運営していましたが、2018年に独立し現在はフリーランスとして活動しています。今まで、数々のWebサイト・ブログを構築してきました。このブログでは、今までの経験で得た知識を活かし、Web制作・SEO関連を中心に、最新のIT関連ニュースを発信。また、ファイナンシャル・プランナー技能士の資格を活かして金融関係の情報も発信しています。