2022年6月15日よりWindows10におけるWebブラウザ「Internet Explorer(IE)」のサポートが完全終了しました。
現在、IEは世界中のWindowsパソコンにインストールされており、日本国内でもかなりの人が影響を受けると考えられます。
サポートが終了したIEは、セキュリティ更新プログラムや修正プログラムが提供されなくなります。
つまり、パソコンのセキュリティ上、大変危険な状態となり、新しく見つかったウイルス感染やサイバー攻撃にさらされる危険性があります。
例えるなら、玄関に現金を置き、家のドアを開けっ放しにして、外出するようなものです。
この記事を読み、Internet Explorer(IE)を使っている方は、Microsoft EdgeやGoogle Chromeへの乗り換えを検討しましょう。
サポート対象となるIE
これまでサポート対象となるIEは、Windows OSのバージョンによって違ってきました。
OS | サポート対象となる最新版IE |
---|---|
Windows Vista | IE9 |
Windows 7 | IE11 |
Windows 8.1 | IE11 |
今後は、全てのOSでInternet Explorer(IE)のサポートが終了します。
IEのバージョンを確認する方法
今後は、すべてのInternet Explorer(IE)でセキュリティリスクが高くなります。
その中でも古いバージョンのIEを利用している場合は、よりコンピューターウイルスに感染しやすいことから一層の注意が必要です。
IEのバージョンを確認するには、IEを起動してから、右上の「歯車アイコン」→「バージョン情報(A)」の順にクリックします。
すると、Internet Explorerのバージョン情報が表示されます。
バージョンが11・・・から始まっていれば、最新版IEです。(Windows7/8.1の場合)
なぜ、旧IEのサポートを終了したの?
そもそも、なぜ、Microsoftは、旧IEのサポートを終了したのでしょうか?
それは、単純に「対応しきれなくなったから」です。
これまで、Microsoftは、IEにセキュリティの脅威が発生するたびに、積極的な修復を行ってきました。
しかし、旧IEは、提供当時の環境で開発が行われており、根本的な解決は難しくなってきました。そのため、旧IEのサポート終了に至ったようです。
最後に
これまでMicrosoftでは段階的に旧IEのサポートを終了してきました。
2022年6月よりついにIEのサポートを完全終了して新しいWebブラウザであるMicrosoft Edgeに移行をします。
IEの愛用者にとっては残念な措置にはなりますが、僕を含めてWebサイト・ブログ運営者にとってはIE対応をせずに済むことから開発期間の短縮も図れます。
なお、インターネットを安全に利用する場合は、IEの利用に関わらずウイルス対策ソフトの導入をおすすめします。
筆者も愛用するおすすめのウイルス対策ソフトは軽量な動作で定評のあるESETです。
今回のIE終了を機会にパソコンがウイルスに感染して挙動がおかしくなったり、犯罪行為の踏み台にされないためにもセキュリティ周りを見直してみましょう。