2014年8月7日にアナウンスされていましたが、まもなく、Microsoftが提供しているWebブラウザ「Internet Explorer(IE)」のサポートが”最新版のみ”になります。
現在、IEは世界中のWindowsパソコンにインストールされており、日本国内でもかなりの人が影響を受けると考えられます。
サポートが終了したIEは、セキュリティ更新プログラムや修正プログラムが提供されなくなります。
つまり、パソコンのセキュリティ上、大変危険な状態となり、新しく見つかったウイルス感染やサイバー攻撃にさらされる危険性があります。
例えるなら、玄関に現金を置き、家のドアを開けっ放しにして、外出するようなものです。
この記事を読み、IEサポート終了に該当する方は、今すぐIEをアップグレードしましょう。
サポート対象となるIE
サポート対象となるIEは、Windows OSのバージョンによって違います。
Windows Vistaは「IE9」、Windows7/8.1は「IE11」が”安全”ということになります。
OS | サポート対象となる最新版IE |
---|---|
Windows Vista | IE9 |
Windows 7 | IE11 |
Windows 8.1 | IE11 |
もし、Windows 7/8.1で「IE8/9/10」を使っているなら、パソコンの安全を保つために、IE11にバージョンアップしましょう。
IEのバージョンを確認する方法
IEのバージョンを確認するには、IEを起動してから、右上の「歯車アイコン」→「バージョン情報(A)」の順にクリックします。

すると、Internet Explorerのバージョン情報が表示されます。
バージョンが11・・・から始まっていれば、最新版IEです。(Windows7/8.1の場合)

なお、最新版IEへのアップグレードは、『Internet Explorer サポートポリシー変更の重要なお知らせ』の下部から行うことができます。
なぜ、旧IEのサポートを終了したの?
そもそも、なぜ、Microsoftは、旧IEのサポートを終了したのでしょうか?
それは、単純に「対応しきれなくなったから」です。
これまで、Microsoftは、IEにセキュリティの脅威が発生するたびに、積極的な修復を行ってきました。
しかし、旧IEは、提供当時の環境で開発が行われており、根本的な解決は難しくなってきました。そのため、旧IEのサポート終了に至ったようです。
最後に
今回の「旧IEのサポート終了問題」は、パソコンのIEバージョンが最新版になっていれば、特に問題のない出来事です。
また、僕を含めて、Webサイト・ブログ運営者にとっては、グッドニュースではないでしょうか?
なぜなら、あの忌々しいIE8がこの世から完全に消え去るきっかけになるからです。
IE8に対応させる必要がなくなれば、Web開発期間も短縮できるでしょう(夢)