あれ!?
アクセス数が減っている?
あれれ!?そもそも、Googleの検索結果に記事が表示されてない!!!
先日、当ブログで254記事がGoogleのインデックスから突然削除される現象が発生しました。
結果的に復活させることができましたが、未だに原因は不明です。
この記事では、Googleのインデックスから削除されてから復活させるまでの経緯を記していきたいと思います。
目次
経緯:Googleからインデックスが突然削除された
異変に気づいたのは、いつものようにGoogleアナリティクスの推移を確認していたときです。
この時期は、iOS12リリース特需のおかげで通常よりアクセス数は多いはずでした。
それにも関わらず、ブログ全体のPVは微増しているだけ。
あれ?何かがおかしいぞ?
と感じて、Googleアナリティクスの「行動」→「サイトコンテンツ」→「すべてのページ」から記事ごとのアクセス数を確認。
すると、iOS12関連記事
で1000PV増加しているのにも関わらず、総合計ではほぼ同じアクセス数でした。
つまり、iOS12関連記事以外の記事が1000PV減少しているということです。
原因:Google Search Console等の活用
アクセスが大幅に減少している状況が分かったところで、その解決のために原因を見つけていく必要があります。
そこで活用するのが、Googleの検索結果に関わる動向やSEO対策周りのデータを収集できる公式ツール「Google Search Console(Googleサーチコンソール)」です。
ペナルティを受けていないか
まず、最初に疑ったことは、Googleからペナルティを受けていないかです。
これは、Google Search Consoleの「検索トラフィック」→「手動による対策」から確認できます。
ここに
手動によるウェブスパム対策は見つかりませんでした。
と記載されていたら、問題なし。
Googleからのペナルティは受けていないことになります。
もし、
- サイトへの不自然なリンク
- ユーザー生成スパム
- 悪質なスパム
- ハッキングされたサイト
などの記載があれば、Googleがアルゴリズムではなく、手動で検索順位を落とす”ペナルティ”を課したということになります。
僕の場合、ペナルティに関しては問題がありませんでした。
インデックス数は減っていないか
続いては、インデックス数(Googleに認識されているページ数)の確認をしてみました。
インデックス数は、Google Search Consoleの「Googleインデックス」→「インデックスステータス」から確認できますが、反映が数日後と遅いのが欠点です。
もし、Google Search Consoleにサイトマップ(・・・/sitemap.xml)を登録していのなら、「クロール」→「サイトマップ」→「ウェブページ」を確認しましょう。
こちらなら比較的すぐに反映されています。
すると、
- 9月17日 → 402
- 9月18日 → 232(-170)
- 9月19日 → 148(-84)
- 9月20日 → 180(+32)
とインデックス数が激減しているのが分かりました。
つまり、今までコツコツと投稿していた最大252記事が検索結果から突然削除されたということです。
これがGoogle Search Consoleだけのエラーだったら良かったのですが、検索フォームで「site:https://webcommu.net/」と打ち込んでも”約253件”となり、現在の総記事数395件と比較して明らかに少なくなっています。
また、普通は、タイトル名をまるまる打ち込んで検索すると、上位に表示されるはずですが、5ページぐらい探しても表示されていませんでした。
▲僕が作成した記事「Withings Activitéを購入レビュー!歩数・睡眠を測るスマートウォッチ」で検索しても出てこない。
さて、これで当ブログのアクセス数が激減した理由は、インデックス数が削除されたからだと判明しました。
では、なぜ、Googleから突如インデックスを削除されたのでしょうか?
その理由としては、ブログリニューアルの際などに誤って記事にnoindexがついてしまったなどが考えられます。
しかしながら、この数ヶ月はブログリニューアルを行っていません。
念のため、検索結果に表示されていない記事のソース(「右クリック」→「ページのソースを表示(Ctrl+U)」)を確認してみましたが、「noindex」の記述は見つかりませんでした。
残念ながら、アクセス数が急減した理由は判明しましたが、なぜ、インデックスが削除されてしまったのか?までは分かりませんでした。
とはいえ、インデックスを復活させる方法はあるので見ていきましょう。
復活:Googleにインデックスを一括申請する
Googleからペナルティを受けていないのであれば、Google Search Consoleの「クロール」→「Fetch as Google」を活用することで、インデックスを速攻で復活させれます。
ただ、基本的にFetch as Googleは、記事を一つ一つ申請しなければなりません。
しかも1日10件が上限となります。
検索から削除された記事が数件だけならいいですが、今回のように数百以上になってくると時間がいくらあっても足りません。
そこでオススメするのが、ブログの全記事を貼り付けた「サイトマップ」を作成してから、「Fetch as Google」でインデックス申請する方法です。
この方法を使えば、すべての記事を一括でインデックスさせることができます。
やり方を見てみましょう。
サイトマップの作成方法
「sitemap.xml」とは別にブログの記事のリンクを全て貼り付けた「サイトマップページ」を作成してください。
ちなみに当ブログで作成しているサイトマップはこちらです。
WordPressでブログ作成しているのであれば、「PS Auto Sitemap」というプラグインを活用することで、簡単に自動的作成できるので次の手順に従って作成してください。
固定ページ「サイトマップ」を作成
まず、固定ページで「サイトマップ」ページを作成します。
- タイトルは「サイトマップ」
- ページURLは「sitemap」
にしておくと無難です。
サイトマップ記事を公開したら、ページURLの「post=◯◯◯」に記載されている記事IDをメモしましょう。
次の場合は「18301」が記事IDとなります。
PS Auto Sitemapの設定
続いて「プラグイン」→「新規作成」から「PS Auto Sitemap」をインストール&有効にします。
「設定」→「PS Auto Sitemap」の設定画面を開きます。
サイトマップを表示する記事には、先ほどメモした「記事ID」を入力しましょう。
また、ページ下に次のコードが表示されています。これをコピーしましょう。
<!-- SITEMAP CONTENT REPLACE POINT -->
先ほど作成した「サイトマップ」を開き、「テキスト」編集に切り替え。
ここにコードを貼り付けて、そのまま更新してください。
サイトマップ記事を開いて、このように全記事が自動で表示されていれば完了です。
インデックスの一括申請
Google Search Consoleの「クロール」→「Fetch as Google」を開きます。
ここに先ほど作成したサイトマップのURL「sitemap/」を入力してから、「取得」をクリック。
「インデックス登録をリクエスト」をクリック。
「私はロボットではありません」にチェックを入れてから、「このURLと直接リンクをクロールする」を選択。
最後に送信をクリックしましょう。
ステータスが「完了」になり、”URLとリンクページのインデックス登録をリクエスト済み”というメッセージが表示されればOKです。
これでサイトマップに貼り付けられているリンク先のページ全てがインデックスされるようになります。
結果:Googleからのインデックス数が復活
しばらくしてから、「site:https://webcommu.net/」でインデックス数を確認すると、インデックス数が約363件と短時間で100件以上増えていました。
翌日には、約402件となり、Googleからインデックス数が削除される前の状態に復活しました。
最後に
長年、当ブログを含めて複数のサイトを運営してきましたが、Googleからインデックスが突然削除されたのは、初めての経験で非常に驚きました。
今回は、ブログ内容を変更せず、「Fetch as Google」のインデックス申請だけで復活しましたが、改めてGoogleに依存している状況を身にしみて感じました。
Googleのアルゴリズムやスパム行為と判断されるボーダーラインは、常々変動します。
長期にわたってサイトが発展できるよう、今後もホワイトハットSEOをより一層心がけていきたいと思います。