上下にスクロールしたとき、Google AdSenseが一緒についてくる配置方法は利用規約違反

たまに、画面を下にスクロールすると、サイドバーに配置されている「広告が一緒についてくる」Webサイト・ブログを見かけます。

しかし、「よくクリックされそうだから、私もマネをしてみよう」と思ってる方は、注意してください。

Google AdSenseでは、スクロールをしたとき、一緒についてくる配置方法を禁止しています。最悪の場合、Google AdSenseが利用停止になる可能性があります。

2019年7月にGoogle AdSenseのポリシーが変更されてスクロールしたらついてくる「スクロール追尾広告」の禁止に関する文言が削除されました。

ただし、Google AdSenseの追尾広告を設置する場合は、

  • 縦スクロールのみ追尾する
  • 広告がコンテンツと重ならないようにする
  • 広告が全て表示されるようにする
  • 他のアフィリエイト広告などと一緒に追尾しないようにする

などのルールを守る必要があります。

広告の配置に関するポリシー

AdSense ヘルプに、一緒についてくる配置方法を禁止している文言があるので、確認しましょう。

広告の不自然なアピールに該当する行為としては、フローティング ボックス スクリプトに Google 広告を掲載して、ユーザーがページ下部にスクロールしたときに広告も「一緒についていく」ようにすることなどがあります。このような広告配置は許可されません。
出典:AdSense ヘルプ「広告の配置に関するポリシー」

フローティング ボックス スクリプトとは、Webブラウザ(IE、Chrome、Firefoxなど)を上下にスクロールしたときに、画面から消えずについてくるメニューをいいます。ページ上部やサイドバーのナビゲーションメニューによく用いられます。※jQueryを使って実装するケースが多いようです。

つまり、スクロールをしたとき、一緒についてくる広告はNGです。

大手Webサイトでは利用規約違反にならない

現在は、誰でもGoogle AdSenseを追尾広告として表示できるようになっています。

ただし、Google AdSenseと特別な契約を結んでいるWebサイト・ブログ(プレミアムアドセンスと呼ばれている)は例外として、柔軟にGoogle AdSenseの配置ができるようです。

※プレミアムアドセンスになるには、AdSenseでの広告が上位1%以内に属するなど厳しい条件があります。

このような背景があるので、大手Webサイトがやっているからといって、あなたのWebサイト・ブログで大丈夫とは限りません。あなた自身で「広告の配置に関するポリシー」をしっかりと読んで、広告を配置していきましょう。

最後に

なぜ、Googleは「スクロールと一緒についてくる広告」をNGにしているのでしょう?

それは、お金を払っているスポンサー(広告の依頼者)にとって、魅力的なサービスであり続けるためと考えれます。

スクロールと一緒についてくる広告は、ユーザーが間違ってクリックしやすい。品質の悪いクリックです。

そんな品質の悪いクリックが増えたら、どうなるでしょうか?スポンサーにとって魅力がなくなり、Google AdSenseから離れてしまいます。そうなると、広告の単価が下り、Google AdSenseで収益を得ている私たちにとってもマイナスです。だから、Googleは、広告の配置に関して厳しい基準を設けているのです。



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ABOUTこの記事をかいた人

サラリーマンをしながら、当ブログを運営していましたが、2018年に独立し現在はフリーランスとして活動しています。今まで、数々のWebサイト・ブログを構築してきました。このブログでは、今までの経験で得た知識を活かし、Web制作・SEO関連を中心に、最新のIT関連ニュースを発信。また、ファイナンシャル・プランナー技能士の資格を活かして金融関係の情報も発信しています。