ここ数年、自宅の無線LANルーターは、NEC製「AtermWR8370N」を使っていました。
性能は、
- 有線LAN接続は最大907Mbps
- 無線LAN接続は最大172Mbps
で特に大きな不満もなく使っていたのですが、最近になって「もっと凄いインターネット環境がほしい」と思い、ついに買い替えました。
今回、新しく購入した無線LANルーターは、BUFFALO製の上位機種「WXR-1900DHP2」です。
実際に1週間ほど使用してみて、インターネットの速度アップを体感し、「これは良い!」と思ったので紹介していきます。
目次
「WXR-1900DHP2」の性能
まずは、新しく購入したBUFFALO製の無線LANルーター「WXR-1900DHP2」の性能表を見ていきましょう。
対応機種 | Windows、Mac、Android、iOS(iPhone)など |
---|---|
有線LAN | 1000BASE-T、100BASE-TX、10BASE-T |
有線LANポート | 4 |
無線LAN | IEEE802.11a/b/g/n/ac |
アンテナ数 | 5GHz/2.4GHz 3本 |
電源 | AC100V 50/60Hz |
最大消費電力 | 23.9W |
質量 | 約560g(製品本体のみ。アンテナ、スタンド含まず) |
ん~・・・少しややこしいですが、ざっくりまとめると、
- 有線LAN(LANケーブルを使った接続)で最大1ギガ(1,000Mbps)
- 無線LAN(Wi-Fi接続)で最大1.3ギガ(1,300Mbps)
の通信速度となっており、自宅のインターネット光回線を1ギガで契約しているなら、その通信速度をフルに使えます。
さらに
- 電子レンジなどのノイズを自動で検知・回避
- 3本の高感度アンテナ採用で障害物に強く、電波が遠くまで届く
など、インターネット環境を快適にする機能が搭載され、つまり、とても高スペックです。
「WXR-1900DHP2」の購入レビュー
こちらが「WXR-1900DHP2」です。
箱を開けると、無線LANルーター本体、アンテナ3本、スタンド、LANケーブル(カテゴリー5e:2m)、ACアダプター、取扱説明書が入っています。
組み立てはすごく簡単。
まず、スタンドをはめ込み、3本のアンテナをネジのようにぐるぐると回して取り付けていきます。
あとは、電源とLANケーブルを差し込めばOK。説明書通りに進めていけば、すぐにできます。
「WXR-1900DHP2」の実測値を公開
では、無線LAN(Wi-Fi接続)で最大1.3ギガのBUFFALO製「WXR-1900DHP2」の”実測値”はどうなのか?
前に使用していたNEC製「AtermWR8370N」と比較して紹介します。
製品名 | 無線LAN接続の通信速度(理論値) |
---|---|
BUFFALO製「WXR-1900DHP2」 | 最大1.3ギガ(1,300Mbps) |
NEC製「AtermWR8370N」 | 最大172Mbps |
契約中の光回線 | eo光ネット【ホームタイプ】1ギガコース |
---|---|
無線ルーターの設置場所 | 1階 |
測定方法 | スピードテストサービス「Speedtest.net」で3回測定し、平均値を算出 |
測定場所 | 1階と2階 |
使用端末 | パソコン(MacBook) |
まず、「無線LANルーターが1ギガに対応している」と言っても、それは、あくまでも”理論値”です。
理論値とは、「完璧な状態がそろったときに、その速度を実現しますよ」という意味なので、結論を言うと、実際のスピードは理論値より、ほぼ確実に下回ります。
そのため、無線LANルーターに1ギガ対応と表記されていても、実際の通信速度は「200Mbpsしかでない・・・」ということはザラにあります。
インターネット光回線や無線LANルーター、スマートフォン端末などでもそうですが、「通信速度1ギガ対応!」と記載されていても、鵜呑みにしてはいけません。
「本当の通信速度は、ずっと遅くなる」と考えておきましょう。
1階で測定した結果
無線LANルーターから近い「1階」で測定した結果は、次のとおりです。
BUFFALO製「WXR-1900DHP2」の実測値(単位:Mbps)
ダウンロード | アップロード | |
---|---|---|
1回目 | 142.79 | 96.70 |
2回目 | 267.17 | 101.78 |
3回目 | 348.22 | 92.55 |
平均値 | 約258.33 | 約97.01 |
NEC製「AtermWR8370N」の実測値(単位:Mbps)
ダウンロード | アップロード | |
---|---|---|
1回目 | 81.89 | 48.55 |
2回目 | 92.40 | 52.03 |
3回目 | 109.56 | 52.88 |
平均値 | 約94.62 | 約51.15 |
BUFFALO製「WXR-1900DHP2」の方が
- ダウンロード速度2.7倍UP
- アップロード速度1.8倍UP
という結果になりました。
2階で測定した結果
無線LANルーターから距離が離れて、障害物もある「2階」で測定した結果は、次のとおりです。
BUFFALO製「WXR-1900DHP2」の実測値(単位:Mbps)
ダウンロード | アップロード | |
---|---|---|
1回目 | 203.37 | 48.18 |
2回目 | 107.53 | 63.99 |
3回目 | 152.71 | 68.93 |
平均値 | 約154.54 | 約60.37 |
NEC製「AtermWR8370N」の実測値(単位:Mbps)
ダウンロード | アップロード | |
---|---|---|
1回目 | 27.49 | 14.21 |
2回目 | 33.08 | 1.02 |
3回目 | 109.56 | 2.01 |
平均値 | 約56.71 | 約5.75 |
BUFFALO製「WXR-1900DHP2」の方が
- ダウンロード速度2.7倍UP
- アップロード速度10.5倍UP
という結果になりました。
実測値の結果と体感速度について
実測値では、「通信速度最大1.3ギガ」とうたわれているような数値は出ませんでしたが、前機種と比べて、ダウンロード速度が2.7倍、アップロード速度が1.8倍~10.5倍とかなり速くなりました。
体感速度としては、普通にインターネットで調べてものをするときは、「ちょっと速くなったかな?」と感じる程度ですが、
- You Tubeなどで高画質の動画を見る
- Googleフォトで写真をアップロードする
- ファイルをダウンロードする
ときに、「確かに速くなった!」と実感できます。
もちろん、自宅のインターネット設備(プロバイダー、LANケーブル、パソコン端末)や時間帯などによって、通信速度はもっと上がったり、逆に下がったりしますが、少なくとも前機種よりは、快適なインターネットライフになり、満足のいく結果となりました。
最後に
家電量販店などで「キャッシュバックが付いて、さらにインターネットの通信速度が”1ギガ”にグッと上がりますよ~」と説得されて、新しく加入する方は多いと思います。
しかし、無線LANルーターなど自宅の設備が1ギガに対応していなければ、いくらインターネット回線の速度を良くしても、まったく意味がありません。
せっかく、インターネットの通信速度を速くするために、毎月高いお金を払っているのですから、その性能を最大限に活かすために”無線LANルーター”を良いものに買い替えてみてはどうでしょうか?
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