10月26日、民放5社共同による無料テレビ番組配信サービス「TVer(ティーバー)」がスタートしました。
パソコンだけでなく、TVerアプリ(各局のアプリ)をインストールすることで、”スマートフォン/タブレット”でも視聴ができます。
しかし、ここで気になるのが、モバイルデータ通信量をどのぐらい使うのかです。
TVerは、著作権上の都合でダウンロード・保存・コピーが一切できません。
つまり、Wi-Fi環境以外で、テレビ番組を再生すると、常にモバイルデータ通信を行うことになります。
そして、モバイルデータ通信量が”契約中のデータ容量”に到達すると、キャリア(Docomo、au、SoftBankなど)の通信速度制限に引っかかってしまいます。
一度、通信速度制限に引っかかると、解除されるまでの間、通信速度が極端に遅くなり、インターネット検索、マップ、テレビ電話など、あらゆる動作が重くなってしまいます。
そこで、今回は、スマートフォンでテレビ番組「TVer」アプリを使った場合の”モバイルデータ通信量”を調査してみました。
Tverのデータ通信量の調査方法
iPhone 5Sにイヤホンを付け、iOS版TVerアプリ(民放公式テレビポータル「TVer(ティーバー)」 – PRESENTCAST INC.)で日テレ「有吉反省会」(19分26分 + 広告)を4Gの通信環境で再生してみました。
機種 | iPhone 5S |
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通信環境 | 4G |
テレビ番組 | 有吉反省会(2015/10/24放送分) |
再生時間 | 19分26秒 + 広告 |
その他 | イヤホン装着、画質は自動、ホーム画面からアプリを起動後に再生 |
結果
その結果、モバイルデータ通信量は”286MB”になりました。
モバイルデータ通信量 | 286MB |
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バッテリー消費量 | 8% |
つまり、TVerアプリでテレビ番組を約20分間見ると、モバイルデータ通信量は”286MB”になります。
視聴時間ごとにデータ通信量の消費を計算すると
- 30分:429MB
- 60分(1時間):858MB
- 120分(2時間):1,716MB(1.716GB)
となります。
もし、YmobileでiPhoneを”シンプルS(月間3GB)”で契約していた場合は、TVerでドラマやバラエティ番組を約3時間半視聴すると通信速度制限に引っ掛かり、月末まで通信速度が128kbps以下に制限されてしまいます。
仮に1ヶ月を30日として日割り計算すると、1日に約7分間しか視聴できません。
TVerのデータ通信量を節約する方法
Tverをデータ通信量を気にすることなく利用したいなら自宅やカフェなどでWi-Fi接続することをおすすめします。
もし、外出先でモバイルデータ通信を利用して動画視聴をするなら画質の設定を変更してみましょう。
まず、Tverで動画を視聴中に画面をタップすると右上の「・・・」ボタンが表示されるのでクリックします。
あとは、画質を「低画質」に変更すれば完了です。
まとめ
今回の調査結果から、日常的に外出先でWi-Fi接続をせずに、テレビ番組を視聴していると、あっという間に通信速度制限に引っかかることが分かります。
そのため、通信速度制限を気にするのなら、外出先ではテレビ番組を見ずに、できるだけスマートフォン(iPhone、Android)がWi-Fi接続できる場所で、TVerアプリを利用することをオススメします。
契約プランを見直そう
外出先で動画を視聴することが多いならスマートフォンの契約プランの見直しもおすすめします。
最近は、3大キャリアでも安くて大容量のプランが登場しているので検討する価値はあるでしょう。
キャリア | プラン名 | 月額料金 | モバイルデータ通信量 |
---|---|---|---|
ドコモ | ahamo | 2,970円 | 20GB |
au | povo | 2,728円 | 20GB |
ソフトバンク | LINEMO | 2,728円 | 20GB |
上記の大容量プランの中でもおすすめはahamoです。
ahamoなら5分間のかけ放題が付いてるだけでなく、海外でも追加料金なしで20GBを使えます。
さらにApple WatchのCelluarモデルにも月額550円で対応可能です。