Internet Explorerのサポートは2022年6月15日をもって終了しました。
現在、Windows10でInternet Explorerを開こうとすると次のようなメッセージが表示されて「Microsoft Edge」が起動します。
Internet Explorer は Microsoft Edge に移行しました。
Internet Explore のサポートが終了しました。Microsoft Edge では、引き続き Internet Explorer が必要なサイトの閲覧が可能です。[続行] をクリックするとすぐに Microsoft Edge を起動し、高速で安全な Web 閲覧を体験できます。
Windows10で新しくなったことの一つに、標準ブラウザが「IE(Internet Explorer)」から「Microsoft Edge」に変わったというのが挙げられます。
Microsoftの説明によると、この”IE”と”Microsoft Edge”は、全くの別ブラウザのようです。
そこで、僕のように、ブログ・Webサイト制作者が気にするのが、Windows10でもIE(Internet Explorer)が使えるのかどうかではないでしょうか?
なぜなら、最新ブラウザがMicrosoft Edgeになったからといって、皆がいっせいに「Microsoft Edge」を使うわけではないからです。
Windows7/8.1ユーザーの中には、Windows10に無償アップグレードできるとしても、そのまま同じOSを使い続ける人も多いと思います。
つまり、ブログ・Webサイト制作者は、ブログ・Webサイトのレイアウト変更などをした後、IEを使って表示が正しいかを確認する必要があります。
そのために、Window10にアップグレードした後も、IE(Internet Explorer)が必要になってきます。
目次
意外とIEの古いバージョンを使っている人は多い
次は、当サイト(Webコミュ)の過去30日間の訪問者数をIEのバージョンごとに比較した表です。
HTML5、CSS3に対応した「IE9」が登場してから、4年以上経過していますが、今もなお、IE8以下を使っている人の割合が、IEユーザーの8.44パーセントを占めています。
特に、企業向けに商品をサービス・販売する「BtoBサイト」では、IE8以下のユーザーの割合がもっと高くなる傾向があります。
これは、企業が積極的に新しいOSを採用できない現状を反映してのものですが、僕が担当している企業向けWebサイトでは、IE8以下を使っている人の割合が、IEユーザーの約30パーセントを占めています。
このデータから、未だにセキュリティ対策などのサポートが終了したWindows XPを使い続けている企業が多いと推測できます。
結論としては、「Microsoft Edge」が提供されたからといって、しばらくは「IE」を無視することはできないということです。
IEとMicrosoft Edgeの互換性について
基本的に、IE(Internet Explorer)とMicrosoft Edgeは、互換性がありません。
今までのIEが、旧IEのバージョンアップと互換性を確保しつつ、バージョンアップを重ねてきたのに対し、Microsoft Edgeは、IE独自の機能を完全に消し去りました。
HTMLや画像を処理するプログラムである「レンタリングエンジン」も刷新されており、Google Chrome、Mozilla Firefox、Opera、Safariのように、Microsoft Edgeは、IEとは全く別の新しいWebブラウザといえます。
Microsoftは、互換性を犠牲にしてでも、Web標準に準拠し、IE独自機能を消し去り、軽量化を図ったのです。
つまり、IE(Internet Explorer)ではちゃんと表示されていたのに、Microsoft Edgeではちゃんと表示されない(レイアウトが崩れる)可能性があるということです。
常にIE(Internet Explorer)で開くようにする方法
メールなどに記載されているURLをクリックしたときにIE(Internet Explorer)で開くようにしたい。
その場合は、IE(Internet Explorer)を既定ブラウザに設定する必要があります。
まず、Windowsメニューを開いて「設定」をクリックします。
続いて「アプリ(アンインストール、既定値、オプションの機能)」をクリックします。
左メニューから「既定のアプリ」をクリック。
Webブラウザーの項目をタップして「Internet Explorer」を選択すれば完了です。
Windows10でIE(Internet Explorer)を起動する方法
こちらの方法は、Microsoft Edgeのアップデートにより利用できなくなっています。
長々と解説しましたが、Windows10には「IE(Internet Explorer)」と「Microsoft Edge」の2つのWebブラウザが最初から存在するので、Windows10でIE(Internet Explorer)を使うことはできます。
「スタートメニュー」→「すべてのアプリ」→「Windowsアクセサリ」から「Internet Explorer」を探すか・・・
「WebとWindowsを検索」で「IE」と入力すれば見つかります。
Windows Edgeで開けたWebサイトが正しく表示されないときは、右上の「・・・」から「Internet Explorerで開く」をクリックすることで、そのままIE(Internet Explorer)で開くこともできます。
三井住友銀行のWebサイトがIE(Internet Explorer)で開きました。