2019年10月1日、消費税率が8%から10%に引き上げられます。
しかし、今回の消費税増税は、全ての商品が対象というわけではありません。
一部の商品については、1989年の消費税導入以来、初めてとなる軽減税率が適用されます。
これにより
- 標準税率10%
- 軽減税率8%
という2種類の消費税率が混在することになります。
この記事では、ジェットコースターや観覧車など、楽しい乗り物が盛りだくさんの施設「遊園地」の軽減税率について解説していきます。
目次
軽減税率とは
まずは、新しく導入される軽減税率について簡単におさらいしましょう。
軽減税率とは、特定の商品の消費税率を低く設定することを言います。
対象の商品・品目は、次のとおりです。
分類 | 軽減税率の適用 | 消費税率 |
---|---|---|
飲食料品 | あり | 8% |
新聞 | あり | 8% |
ただし、
- 外食・出張料理
- 酒類・アルコール
については、標準税率10%が適用されます。
遊園地の入場料には軽減税率が適用されない
先に言っておくと、遊園地・テーマパークの入場料や乗り物券(フリーパス含む)には軽減税率が適用されません。
そのため、
- 東京ディズニーランド / 東京ディズニーシー
- ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)
- 富士急ハイランド
- ナガシマスパーランド
- ハウステンボス
- グリーンランド
- アドベンチャーワールド
- 志摩スペイン村 パルケエスパーニャ
- 天橋立ビューランド
- 江戸ワンダーランド 日光江戸村
- ムーミンバレーパーク
- 鈴鹿サーキット
- ひらかたパーク
- NEWレオマワールド
- 東京ドイツ村
- サンリオピューロランド
- レゴランドジャパン
などの入場料などは、消費税増税分だけ値上がりすることになります。
例えば、東京ディズニーシーの「1デーパスポート」および「年間パスポート」の大人料金は、次のように値上がりします。
種類 | 消費税率8% (2019年9月30日まで) |
消費税率10% (2019年10月1日から) |
---|---|---|
1デーパスポート | 7,400円 | 7,500円 |
年間パスポート | 8万9,000円 | 9万1,000円 |
遊園地の食べ歩きは軽減税率8%が適用される
遊園地の飲食店で食事をした場合は、外食とみなされるため標準税率10%が適用されます。
しかし、遊園地で飲食物を購入してから園内で
- 食べ歩き
- 売店が管理していないベンチで食事
をした場合は、軽減税率8%の対象となります。
このことは、国税庁のホームページでも公表されています。
顧客が飲食料品を園内において食べ歩く場合や、売店の管理の及ばない園内に点在するベンチで飲食する場合は、売店にとっては、単に飲食料品を販売しているにすぎないことから、「飲食料品の譲渡」に該当し、軽減税率の適用対象となります。
出典:国税庁
ワゴン販売しているポップコーンやチョコスなどは、再利用できる専用ケースを購入しなければ、軽減税率8%を適用すると発表しています。
キャッシュレス・ポイント還元事業が始まる
政府は、2019年10月の消費税増税および軽減税率導入に合わせて、消費の冷え込み対策としてキャッシュレス・消費者還元事業を実施します。
これは、キャッシュレス決済を条件として”購入金額の最大5%をポイント還元する”という施策です。
ただし、店舗ごとに還元率が違ってくるので注意が必要です。
対象店舗 | ポイント還元率 |
---|---|
中小企業、個人経営の小売、飲食店、宿泊など | 5% |
コンビニ、外食、ガソリンスタンドなどの大手系列チェーン店 | 2% |
大手スーパー、百貨店など | 0% |
例えば、小売店については、
- 資本金または出資の総額が5,000万円以下
- 常時使用する従業員の数が50人以下
の条件を満たしている会社および個人事業主が運営する店舗が還元率5%となります。
PayPay決済で最大10%還元がはじまる
消費税10%増税で家計の負担が増えることは間違いありません。
残念ながら遊園地では対象外となっていますが、個人店ではPayPayを活用することにより最大10%還元を受けることができます。
最大10%還元
PayPayは、政府の「キャッシュレス・ポイント還元事業」に合わせて、まちかどペイペイキャンペーンを実施します。
これは、PayPay決済を「キャッシュレス・ポイント還元」の5%還元対象店舗で行うことにより、PayPayボーナスが5%上乗せされるお得なキャンペーンです。
これにより
- まちかどペイペイ:最大5%
- キャッシュレス・ポイント還元:最大5%
により合計で最大10%の還元を受けることが可能です。
これにより消費税10%が実質0%になります。
また、大手スーパーやドラッグストアなど「キャッシュレス・ポイント還元」が適用できない店舗であっても、いつでも1.5%還元を受けることが可能です。
個人店の導入が多い
PayPayは、個人店で導入ケースが多いことも大きなメリットです。
その理由は、
- PayPayでは初期費用・決済手数料0円で導入できるから
です。
初期導入費 | 0円 |
---|---|
決済手数料 | 0円 |
入金手数料 | 0円 |
※決済手数料は2019年9月30日まで無料です。その後の手数料は未定となっています。
一般的なスマホ決済やクレジットカードでは、決済手数料が3.5~7%ほどかかってくるので、いかにPayPayの導入障壁が低いのか分かります。
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