NordVPNに危険性はある?本社・運営会社は怪しい?

「海外から日本のサービスを利用したり、インターネットの通信を暗号化するためにVPNを使いたい」

そんなときに候補にあがるサービスの一つがNordVPNです。

NordVPNは、ネット上の口コミや掲示板、ブログなどで紹介されており、気になっている方は多いでしょう。

そんなNordVPNですが、海外サービスであることから「本当に危険性はないのか?」不安な方もいるかと思います。

この記事では、NordVPNの危険性や本社・運営会社について詳しく解説します。

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NordVPNのユーザー数は1400万人以上

NordVPNは、2012年に設立された「Tefincom S.A.」が提供するVPNサービスです。

NordVPNのサービス内容
無料トライアル 30日以内なら全額返金保証あり
料金 1ヶ月プラン:1,880円/月
1年プラン:710円/月
2年プラン:550円/月
サーバー台数 60カ国に5694台
対応デバイス ・パソコン(Windows、Mac、Linux、Chromebook)
・タブレット(iPad、Android、Fireタブレット)
・スマートフォン(iPhone、Android)
・テレビ(Android TV、Fire TV Stick)
・ゲーム機(Nintendo Switch、PlayStation、Xbox)
・VR機器(Meta Quest)
・Raspberry Pi(ラズパイ)
同時接続台数 10台
※ルーター経由で11台以上の同時接続も可能
サポート 24時間365日ライブチャットで受付(日本語対応)
公式サイト https://nordvpn.com/

世界中で1400万人以上のユーザーを抱えており、業界シェアNo.1の実績あるVPNサービスと言えます。

アメリカの経済雑誌「Forbes(フォーブス)」やオンラインメディア「BuzzFeed(バズフィード)」でも取り上げられており、世界的な知名度があります。

世界60カ国で提供

NordVPNでは、世界91ヶ国に6,200台以上のサーバーが置かれています。

日本国内にも140のサーバーがあり、どれか1つがサービス提供元にブロックされたとしても他のサーバーが使えます。

NordVPNは、有名メディアからも紹介される世界最大級のVPNサービスであることから一定の信頼感があります。

アプリのダウンロード数は5,000万件以上

NordVPNは、Android版で5,000万件以上のダウンロード数を誇ります。

iOS版はダウンロード数が一般公開されていませんが、仮に同じだけダウンロードされていれば合計1億件です。

また、レビューも多数投稿されており、★4.5の高評価となっています。

Android版の楽天市場アプリのダウンロードが1,000件となっているので利用者数の多さが分かります。

NordVPNの本社はパナマ共和国

NordVPNの本社・拠点はパナマ共和国です。

パナマ共和国は、北アメリカ大陸と南アメリカ大陸の境に位置しており、パナマ運河のある国として知られています。

パナマ共和国には通信データ共有の義務がない

本社が小国・パナマ共和国であることから少し不安に思われるかもしれませんが、全くの逆です。

欧米などでは、5・9・14アイズ同盟という国家間で通信データを共有する協定が結ばれています。

具体的な国名としては、

  • 5アイズ加盟国:アメリカ、イギリス、カナダ、ニュージーランド、オーストラリア
  • 9アイズ加盟国:5アイズ加盟国、デンマーク、フランス、オランダ、ノルウェー
  • 14アイズ加盟国:9アイズ加盟国、ドイツ、ベルギー、イタリア、スウェーデン、スペイン

となります。

上記のいずれかの加盟国に本社を置いているVPNサービスは、政府の求めに応じて利用者の機密情報を共有しなければなりません。

また、上記の加盟国でVPNサービスを提供する企業には、利用者の通信データを一定期間保持する義務が課せられているケースもあります。

NordVPNの本社が置かれるパナマ共和国は、どの加盟国にも属していないことから通信データを収集・共有する義務はありません。

なお、日本は上記の協定には属していませんが、41アイズ加盟国(日本、韓国、ルクセンブルク、韓国、トルコなど)であることから協力関係のある国となります。

NordVPNはノーログポリシーを遵守

NordVPNは、利用者の閲覧履歴やIPアドレス、ダウンロードファイルなどの記録を保存しないノーログポリシーを遵守しています。

NordVPN公式サイトでも次のように明記されています。

NordVPNは、あなたのオンライン活動のログを保持しません

NordVPNがユーザーのデータを記録しているのではないかとお考えですか?ご心配なく。当社はログなしのVPNサービスを提供しています。つまり、ユーザーのオンライン行動に関するデータを保存しないということです。保存しているデータ自体がないため、確認する情報も、第三者と共有できる情報もありません。

出典:NordVPN「ログなしVPNサービス」

また、NordVPNのノーログポリシーについては、世界4大会計事務所である「デロイト・トウシュ・トーマツ」「PwC(PricewaterhouseCoopers AGスイス)」による計4回の監査により証明されています。

ノーログポリシーを謳っているVPNサービスであっても広告のために嘘をついている可能性があります。

NordVPNは、

  • 信頼できる第三者機関によりノーログVPNと証明されている
  • 強制的なデータ保持法がないパナマ共和国に拠点を置いている

という点からノーログポリシーを遵守していると言ってもいいでしょう。

NordVPNを利用すれば、どのようなWebサイトやサービスにも匿名で通信を行えます。

また、支払い方法についても匿名性に優れた暗号通貨(ビットコイン、イーサリム、リップル)を選択可能です。

NordVPNの安全性を高めるセキュリティ対策機能

NordVPNには、安全にVPN接続するためのセキュリティ対策機能が用意されています。

起動時にVPN接続をオンにする

NordVPNでは、パソコンを起動した瞬間に自動的にVPN接続をオンにできます。

これにより手動でVPN接続をオンにする設定し忘れを防ぐことができます。

設定画面から「Windowsスタートアップ時に起動」「アプリ起動時は常に」をオンにすることで設定可能です。

キルスイッチ

キルスイッチ(Kill Switch)とは、VPN接続時だけインターネット通信をする機能です。

何かしらの原因でVPN接続が切れてしまった場合は、自動的にインターネット通信を遮断します。

例え、短時間であっても”暗号化なし”のインターネット通信を防ぐことが可能です。

NordVPNは自動キルスイッチ対応【セキュリティ対策】

脅威対策

脅威対策とは、NordVPNの契約で利用できるウイルス対策機能です。

ハッキングされたサイト、フィッシング詐欺、スパムサイトなどのアクセスをブロック。

さらにスマートフォンやパソコンにダウンロードするファイル(文書、画像、動画など)をスキャンしてウイルスを検出して悪意があれば直ちに削除して警告を発します。

その他にも煩わしいポップアップの広告を非表示にできる”広告ブロック機能”も付いています。

【NordVPN】脅威対策で広告非表示が可能!パソコン、スマホ

ダブルVPN

ダブルVPNとは、2台のVPNサーバーを経由してインターネット通信をする機能です。

VPNによる暗号化を2重化することで利用者の特定をより困難にできます。

NordVPNでおすすめの初期設定方法は?できることを徹底解説

多要素認証(2段階認証)

NordVPNでは、アカウント乗っ取りを防ぐための多要素認証(2段階認証)に対応しています。

これによりNordVPNログイン時は、無料アプリのGoogle認証システム「Google Authenticator」に表示されたコードの入力も求められます。

NordVPNを多要素認証(認証アプリ)設定でセキュリティ強化する方法

NordVPNの口コミ・評判

NordVPNのネット上の口コミ・評判をまとめていきます。

無料VPNと比べて速度が速いという口コミ・評判です。

NordVPNでNetflixのジブリ作品が視聴できたという口コミ・評判です。

イギリスのVPNサーバーに接続することで日本語でもジブリ作品を楽しむことができます。

海外から日本の番組を視聴できたという口コミ・評判です。

NordVPNの30日間の返金保証により無事返金できたという口コミ・評判です。

無料VPNには危険性があるって本当?

NordVPNは、有料のVPNサービスです。

VPNサービスの中には無料で利用できるサービスもありますが、おすすめできません。

その理由は、次のとおりです。

理由1、個人情報が売られている危険性

無料VPNをおすすめできない理由の一つが利用者の個人情報を売って利益を得ている疑惑です。

基本的に無料VPNのサービスを提供する場合は、必ず運営コストがかかってきます。

Webサービスやメディアの多くは表示される広告により収入を得ていますが、無料VPNは「どこから収入を得ているか」という点は考えなければなりません。

無料VPNであってもアプリ表示時に広告が表示されていたり、広告非表示のための有料プランが用意されていれば収入源がはっきりと理解できます。

しかし、特に広告収入を得ている形跡がないのであれば、個人情報が外部に売却されている可能性も疑わなければなりません。

無料VPNは、その気になればクレジットカード情報や各種サービスのIDとパスワード、メール内容などを読み取ることが可能です。

特に管理元が分からないサービスは絶対に利用しないことをおすすめします。

理由2、セキュリティ上のリスクが高まる危険性

無料VPNが良心的なボランティアが提供しているとしてもセキュリティ上の懸念は残ります。

サイバー犯罪の手口は年々巧妙化しており、セキュリティも常にアップデートし続ける必要があります。

有料サービスの場合は、VPN機器の脆弱性が評価の低下と利用者数の減少に繋がります。

そのため、特にNordVPNのような大手VPNサービスは、専門チームで適切なセキュリティ対策を行います。

しかし、無料VPNは、利益を得ていないことからサイバー攻撃の監視やセキュリティ対策を行う金銭的なメリットがありません。

VPNサービスの利用でトラブルに巻き込まれたくないのであれば、有料VPNをおすすめします。

NordVPNは有料サービスではありますが、2年プランにより高い割引を受けることも可能です。

関連記事:NordVPNは2年プランが安い!月額料金が最大68%割引

最後に

NordVPNは、世界で1400万人以上のユーザーに利用されている世界最大級のVPNサービスです。

強制的なデータ保持法がないパナマ共和国に拠点を置いており、第三者機関からノーログポリシー(個人情報のトラッキング、収集、共有をしない)を遵守している点が証明されています。

また、VPNサービスで重要となるセキュリティについても米国家安全保障局(NSA)でも推奨される「暗号化規格AES 256ビット」の採用により最高レベルとなっています。

安全・快適にVPNサービスを利用したいならNordVPNは選択肢に入れてもいいでしょう。

NordVPNは、大手VPNサービスであることから24時間年中無休で日本語のチャットサポートにも対応。

万が一、NordVPNが上手く利用できなくても『【NordVPN】30日間返金保証を受ける手順を分かりやすく解説』を参考に30日間の返金保証によりお金を一切払うことなく解約できます。

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ABOUTこの記事をかいた人

サラリーマンをしながら、当ブログを運営していましたが、2018年に独立し現在はフリーランスとして活動しています。今まで、数々のWebサイト・ブログを構築してきました。このブログでは、今までの経験で得た知識を活かし、Web制作・SEO関連を中心に、最新のIT関連ニュースを発信。また、ファイナンシャル・プランナー技能士の資格を活かして金融関係の情報も発信しています。