大手リクルートが提供するモバイル決済サービス”AirPAY(エアペイ)”
AirPAYを導入することにより
- クレジットカード
- 電子マネー
- QRコード・バーコード
といったあらゆるキャッシュレス決済に対応できます。
そして、ホームページで”Airペイなら業界最安水準の決済手数料、かつ月額固定費・振込手数料は0円です”とうたわれているとおり、決済手数料の安さが大きなメリットです。
この記事では、AirPAYの導入を検討している方に向けて決済方法(1回払い、分割払い、リボ払い、ボーナス払い)の対応状況について解説していきます。
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目次
AirPAYの決済方法
先に結論を言っておくと、AirPAYのクレジットカード決済では1回払い(一括払い)のみ対応しています。
1回払い | ◯ |
---|---|
分割払い (2回払い、3回払いなど) |
- |
リボ払い | - |
ボーナス払い | - |
※電子マネー(Suica、Apple Pay、iD、QUICPayなど)、QRコード・バーコード( PayPay、LINE Pay、d払いなど)には、分割払い等の仕組みはありません。
例えば、楽天カードでは
- 締切日:月末
- 請求:翌月27日(金融機関が休業日の場合は翌営業日)
に設定されています。
仮に10月の利用金額が5万円だった場合は、11月27日に指定の口座から5万円が引き落とされることになります。
分割払いに対応していない
AirPAYは分割払いには非対応です。
AirPAY公式サイトでも次のように案内されています。
お支払い方法は 1回払い(一括払い)のみ になります。
リボ払い、分割払い、ボーナス払いはご利用いただけません。
通常、全国展開するチェーン店などでは、クレジットカードで買い物をするときに”分割払い”も選択できます。
お客様にとっては、分割払いを利用することで支払いの先延ばしができ、まとまったお金がないときでも高額商品を購入可能です。
例えば、50万円の商品を”分割払い”で購入するとき、月々の支払いは次のようになります。
- 50万円を5回払い:毎月10万円 × 5ヶ月
- 50万円を10回払い:毎月5万円 × 10ヶ月
- 50万円を20回払い:毎月2.5万円 × 15ヶ月
※実際には分割払い(3回目以降)には、手数料として年利12~15%ほどがかかってきます。
高額商品を扱っている場合は、分割払いを希望するお客様も多いので、従業員にも周知しておくことが重要です。
あとから分割払いはできる
先ほどもお伝えしたとおり、AirPAYでの支払いは1回払いのみとなります。
ただし、クレジットカードによっては、1回払いで決済したあとに「分割払い」「リボ払い」に変更することもできます。
「どうしても分割払いをしたい」というお客様に対しては、
- あとから分割
- あとからリボ
の案内をすると良いでしょう。
※クレジットカードによって対応状況が違ってくるので、お客様ご自身でクレジットカード会社に連絡するようにお願いするようにしましょう。
楽天カードで1回払いを「分割払い」に変更する方法
例えば、顧客満足度No.1のクレジットカード「楽天カード」では、次の手順で「分割払い」に変更することが可能です。
まず、楽天カード会員様専用オンラインサービス「楽天e-NAVI」にログインしてから「お支払い(ご利用明細)」→「分割払いへの変更」の順にクリックします。
▲請求がまだ確定していないショッピング1回払いのご利用分を分割払いに変更することができます。
分割払い変更可能なご利用一覧が表示されるので、変更したい利用分を選んで1件づつ「あとから分割払い」に変更しましょう。
楽天カードにおける分割払いの回数および手数料は、次のとおりです。
支払回数 | 実質年率 | 100円あたりの分割払手数料 |
---|---|---|
3回 | 12.25% | 2.04円 |
5回 | 13.50% | 3.40円 |
6回 | 13.75% | 4.08円 |
10回 | 14.50% | 6.80円 |
12回 | 14.75% | 8.16円 |
15回 | 15.00% | 10.20円 |
18回 | 15.00% | 12.24円 |
20回 | 15.00% | 13.60円 |
24回 | 15.00% | 16.32円 |
30回 | 15.00% | 20.40円 |
36回 | 15.00% | 24.48円 |
※あとから分割いをした場合は「2回払い」を選択できません。
- 1回目(6月27日):8,675円
- 2回目(7月27日):8,673円
- 3回目(8月27日):8,673円
- 4回目(9月27日):8,673円
- 5回目(10月27日):8,673円
- 6回目(11月27日):8,673円
という支払いスケジュールになります。
なお、5万円を単純に6分割すると約8,333円(= 5万円 ÷ 6回)なりますが、分割払い手数料として実質年率13.75%が上乗せされるので1回あたりの支払い金額が若干大きくなります。
他社モバイル決済サービスの対応状況
さらに主要なモバイル決済サービスの実店舗における決済方法も比較をしてみました。
Square | 楽天ペイ | AirPAY | STORES | |
---|---|---|---|---|
1回払い | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
分割払い | - | - | - | ◯ |
リボ払い | - | - | - | ◯ |
ボーナス払い | - | - | - | - |
主要なモバイル決済サービスの中では、STORESのみ分割払いおよびリボ払いに対応しています。
STORESは一部クレカで「2回払い」「リボ払い」が可能
STORES(ストアーズ)は、東京都渋谷区に本社を置く日本発のモバイル決済サービスです。
テレビCMにより知名度を上げており、多くの導入実績があります。
初期費用 | 実質無料 |
---|---|
月額料金 | 無料 |
決済手数料 | 1.98~3.24% |
振込手数料 | 条件付きで0円 |
入金サイクル | 最短翌々日 |
決済方法は、
- クレジットカード(Visa、JCB、Mastercard、American Express、Discover、Diners Club)
- 電子マネー(Kitaca、Suica、PASMO、TOICA、manaca、ICOCA、SUGOCA、nimoca、はやかけん、QUICPay)
- スマホ決済(WeChat Pay)
の合計17種類に対応。
分割払いについては、VISA、MasterCardに限って「2回払い」「リボ払い」に対応しています。
※タッチ決済および美容形成の業種については、1回払いのみ選択可能です。
なお、2回払い、リボ払い時の加盟店側の決済手数料や入金サイクルについては、一括払いを選択したときと同じ扱いとなっています。
STORES(ストアーズ)は、中国を中心に世界で8億人・年間決済額700兆円以上の利用を誇る決済サービス「WeChat Pay」に対応している点が大きな強みです。
中国インバウンドを取り込みたいなら、是非とも対応しておきたい決済方法と言えます。
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