AirPAY(エアペイ)は個人事業主でも導入できる?審査基準を解説

大手リクルートが提供するモバイル決済サービス”AirPAY(エアペイ)”

AirPAYを導入することにより、導入費用0円&業界最安値の決済手数料で

  • クレジットカード
  • 電子マネー
  • QRコード・バーコード
  • ポイント

といったあらゆるキャッシュレス決済に対応することが可能です。

この記事では、AirPAYを個人事業主でも導入できるのか?解説していきます。

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AirPAYは個人事業主でも導入できる

先に結論を言っておくと、AirPAYは個人事業主でも導入可能です。

このことは、AirPAY公式サイトでも明記されています。

個人の申し込みはできますか?

お申し込みできます。
審査がございますので、必要書類など下記よりご確認ください。

出典:AirPAY公式サイト

必要書類

個人事業主として申し込む場合は、登記簿謄本ではなく、本人を確認できる書類1点があればいいとされています。

個人事業主 法人
次のいずれか1点
・運転免許証
・運転経歴証明書(2012年4月1日以降に発行)
・健康保険証
・パスポート(日本国政府発行)
・住民票
・住民基本台帳カード(顔ありタイプ)
・在留カード
・特別永住者証明書
・登記簿謄本
※履歴事項証明書または現在事項証明書の全ページ

申し込み方法

個人事業主として申し込む場合は『AirPAY(エアペイ)の申し込みページ』に移動してから「個人」を選択して進めましょう。

AirPAYの審査基準

AirPAYの審査に合格するためには、次の3つのポイントを確認しておきましょう。

  1. 実店舗
  2. 業種・取扱商品
  3. クレジットカード加盟店の信用情報

AirPAY(エアペイ)の審査に落ちた原因は?審査基準を確認しよう

実店舗

AirPAYでは、実際に品物を並べて売っている店舗の方が審査に通りやすい傾向があります。

一応、

  • 屋外販売
  • 移動販売
  • イベント出店

であっても導入することはできますが、細かい情報を求められるケースも多いようです。

AirPAY側が求める書類をしっかり提出できるようにしましょう。

業種・取扱商品

AirPAYには、利用できない商品・サービスがいくつか存在します。

AirPAYの加盟店利用規約では、次のように明記されています。

Airペイ加盟店は、第4条第1項又は第7条の届出の有無にかかわらず、以下の商品等の取引を行ってはならない。

  1. 公序良俗に反するものまたはそのおそれのあるもの
  2. 銃砲刀剣類所持等取締法・麻薬及び向精神薬取締法・ワシントン条約その他の関連法令、条例等又は国際条約の定めに違反するものまたはそのおそれのあるもの
  3. 第三者の著作権・肖像権・知的所有権などの権利を侵害するものまたはそのおそれのあるもの
  4. 商品券・プリペイドカード・印紙・切手その他の有価証券、金地金、換金性のあるポイント、電子マネーのチャージ
  5. 特定商取引法第41条第1項に定義される「訪問販売」「電話勧誘販売」「連鎖販売取引」「特定継続的役務提供」「業務提供誘因販売」に該当するもの
  6. 「特定継続的役務提供」に該当しない商品等で、商品等を複数回に渡り又は継続的に引渡し又は提供するもの。但し、次項に定める条件をすべて満たすものを除く。
  7. 本規約末尾の別表第3号に定める商品等その他のRCL又は決済サービス提供会社等が不適当と判断したもの

出典:Airペイ加盟店規約

取扱禁止商品等一覧

具体的にAirPAYで禁止とされている商品は、次のとおりです。

  • 心理カウンセリング
  • 占い
  • 税務・会計・司法サービス
  • コンサルティング
  • アートメイク・タトゥー
  • 興信所・探偵・調査
  • 便利屋業、遺品整理サービス
  • 通信サービス(通話料、通信費、プロバイダー料金等)
  • 分譲住宅(仲介含む)
  • 人材派遣
  • 個人輸入代行
  • 運関連商品
  • 自己啓発に関するもの
  • 永代供養、祈祷、お布施

特定継続的役務

Airペイ加盟店規約の(6)の特定継続的役務には、

  • エステティック
  • 美容医療
  • 語学教室
  • 家庭教師
  • 学習塾
  • 結婚相手紹介サービス
  • パソコン教室

の7業種が該当します。

以前は、これらの業種については返金・キャンセルなどのトラブルに発展しやすいケースが多いことからAirPAYでは原則禁止されていました。

しかし、2022年7月1日に加盟店規約の改定が行われ、次の条件に当てはまっていれば特定継続的役務提供でも審査に通過するようになっています。

  1. その取引にかかる商品等を複数回に渡り又は継続的に引渡し又は提供する期間が、1年を超えないものであること
  2. その取引にかかる契約内容に、カード会員からの中途解約を定めた規定(中途解約時点以降の商品等の未引渡し分又は未提供分について返金する旨の規定を含む。)があるもの
  3. その取引の契約締結後でかつ、Airペイ加盟店がカード会員に対して当該取引にかかる商品等の引渡し又は提供が全く行われていない場合において、カード会員が当該取引にかかる契約を解除又は解約した場合、当該取引にかかる取引代金相当額全額の取消しを行うこと

出典:Airペイ加盟店規約

※2022年6月末までに申し込んで審査落ちした場合でも上記に当てはまっていれば再申し込みにより審査に通過する可能性があります。

クレジットカード加盟店の信用情報

AirPAYに審査申し込みをすると、クレジットカードの信用情報が照会されます。

過去に

  • お客様とのトラブルの有無(例:理由のないクレジットカード取引の拒否、現金払いと異なる代金の請求)
  • 決済サービスとのトラブルの有無(例:販売以外の架空取引、金融取引)

などがあった場合は、審査に通らない可能性が高くなります。

AirPAY(エアペイ)の審査に落ちた原因は?審査基準を確認しよう

AirPAYの審査に落ちたときの対処法

AirPAYに審査申し込みをして書類や許可証の不備などを理由に落とされた場合は、再審査をしても通過する望みがあります。

しかし、

  • 業種
  • 取扱商品・サービス

を理由に落とされば場合は、AirPAYについては諦めるしかありません。

他のモバイル決済サービスを選択することをおすすめします。

Square(スクエア)

Squareは、Twitterの創業者である「ジャック・ドーシー」が開発したアメリカ発のモバイル決済サービスです。

アメリカでは、ダントツのシェアを誇り、多くの店舗で支持されています。

現在は、

  • クレジットカード決済(Visa、Mastercard、JCB、American Express、Discover、Diners Club)
  • 電子マネー決済(Apple Pay、iD、QUICPay、Kitaca、Suica、PASMO、TOICA、manaca、ICOCA、SUGOCA、nimoca、はやかけん、iD、QUICPay、Apple Pay)
  • スマホ決済(PayPay)

に対応中です。

日本では、三井住友フィナンシャルグループと提携して進出しており、積極的なテレビCM・広告活動から加盟店数を伸ばしています。

加盟店審査については、国内企業と比べると審査が緩い傾向があり、特に零細企業にとっては大きな味方です。

ネットの口コミを見ても、

AirPAYは審査に落とされた・音沙汰がないが、Squareは即審査に通った

という声が見られます。

審査期間は短く、最短3日でキャッシュレス決済を導入することが可能です。

STORES 決済(旧:Coiney)

STORES(ストアーズ)は、東京都渋谷区に本社を置く日本発のモバイル決済サービスです。

テレビCMにより知名度を上げており、多くの導入実績があります。

初期費用 実質無料
月額料金 無料
決済手数料 3.24~3.74%
振込手数料 条件付きで0円
入金サイクル 最短翌々日

決済方法は、

  • クレジットカード(Visa、JCB、Mastercard、American Express、Discover、Diners Club)
  • 電子マネー(Kitaca、Suica、PASMO、TOICA、manaca、ICOCA、SUGOCA、nimoca、はやかけん)
  • スマホ決済(WeChat Pay)

合計16種類に対応しています。

VISA、MasterCardについては、一括払いに加えて、他のモバイル決済ではあまり対応していない”2回払い”や”リボ払い”も利用可能。

特に高額商品取り扱い店舗は特におすすめです。

また、中国を中心に世界で8億人・年間決済額700兆円以上の利用を誇る決済サービス「WeChat Pay」にも対応。

中国インバウンドを取り込みたいなら、是非とも対応しておきたい決済方法と言えます。

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PayPay

PayPayは、ソフトバンクグループが提供するモバイル決済サービスです。

2018年10月に提供がスタートしてから順調にユーザー数を増やしており、2021年1月時点で3,500万人を突破しています。

店舗向けのPayPay導入では、初期費用・月額料金0円で利用できるのが大きなメリットです。

初期費用 0円
月額料金 0円
振込手数料 0円

決済手数料も1.6~1.98%と他のモバイル決済で発生してくる3~4%程度と比べても安く設定されています。

もちろん、個人事業主であっても

  • 運転免許証
  • 在留カードおよび特別永住者証明書
  • 個人番号カード
  • 日本国パスポート (+住所確認書類)
  • 各種健康保険証 (+住所確認書類)

のいずれか1点があれば申し込みすることが可能です。

ソフトバンクグループ負担で「超PayPay祭」といった還元施策を定期的に実施しており、集客効果も大いに期待できます。

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最後に

AirPAYは、クレジットカード、電子マネー、QRコード・バーコードといった多様な決済方法に対応していることから導入を検討する方も多いでしょう。

しかしながら、

  1. 実店舗
  2. 業種・取扱商品
  3. クレジットカード加盟店の信用情報

といった審査基準が設けられており、他社と比べても若干厳しい傾向もあります。

まずは、AirPAYで申し込んで審査落ちをしたら、あきらめずに比較的審査のゆるい他のモバイル決済サービスを申し込むと良いでしょう。

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ABOUTこの記事をかいた人

サラリーマンをしながら、当ブログを運営していましたが、2018年に独立し現在はフリーランスとして活動しています。今まで、数々のWebサイト・ブログを構築してきました。このブログでは、今までの経験で得た知識を活かし、Web制作・SEO関連を中心に、最新のIT関連ニュースを発信。また、ファイナンシャル・プランナー技能士の資格を活かして金融関係の情報も発信しています。