iPhoneユーザーはPontaパスが必要? AppleCare併用のメリット

auでiPhoneを購入・買い替えをした。

そのときに考えるべきなのは、故障や紛失したときに備える保証サービスです。

最近のiPhoneは、有機ELの搭載などにより本体価格が高くなっており、故障時の修理費も高額になっています。

次は、iPhoneに保証を付けていない場合のAppleでの修理サービス料金です。

iPhoneの修理サービス料金一覧(税抜)
画面の修理料金
(画面のひび割れなど)
19,400~50,800円
バッテリー交換料金 7,500~9,800円
その他の修理料金
(水没など)
37,400~92,400円

最新機種になるほど料金が高くなります。

また、万が一、iPhoneが紛失・盗難してしまった場合は、購入金額分がまるまる損失となっていまいます。

そのような事態を防ぐために付けておきたいのが、iPhoneの保証サービスです。

この記事では、auでiPhoneを購入したときに付けておきたい保証サービスについて解説していきます。

\iPhoneの修理代金サポートあり!初回加入時より30日間無料

auのiPhoneの保証サービスは3種類

auでiPhoneを購入・買い替えした場合は、大きく分けて3種類の保証サービスから選択できます。

  1. AppleCare+(盗難紛失プラン)
  2. 故障紛失サポート with AppleCare Services& iCloud+
  3. 故障紛失サポート with AppleCare Services& iCloud++Pontaパス

それぞれどのような違いがあるのかを見ていきましょう。

iPhoneの保証サービス比較表
AppleCare+
(盗難紛失プラン)
故障紛失サポート ワイド with AppleCare Services & iCloud+ 故障紛失サポート with AppleCare Services

Pontaパス
月額料金 1,340円
※一括払は26,800円
1,580円 1,580円+548円
保証期間 無制限
修理保証回数 無制限
盗難・紛失
保証回数
1年で2回
電話・チャットサポート
バッテリー交換
(自己負担額)
無償
画面の損傷
(自己負担額)
3,700円(税込) 3,700円(税込) 実質0円
その他の損傷
(自己負担額)
12,900円(税込) 12,900円(税込) 実質0円
紛失・盗難
(自己負担額)
12,900円(税込) 12,900円(税込) 実質0円
かんたん診断
代替機の3時間特急便
(一部エリア)
スマホ・周辺機器の特典 iCloud+ 50GBストレージ、デバイス補償(最大30,000円までサポート) iCloud+ 50GBストレージ、デバイス補償(最大30,000円までサポート)、壊れたスマホからデータを取り出し、データお預かり(写真やアドレス帳など最大50GB)、au Wi-Fiアクセス
その他の特典 動画見放題、音楽聴き放題、書籍読み放題、買い物、自転車保険など
加入方法 iPhone購入日から30日以内にiPhoneの設定アプリから加入可能 auショップでiPhoneを購入するときに加入可能 auショップでiPhoneを購入するときに加入可能
※Pontaパスは購入時に加入していれば対象となります。

※auで購入・買い替えした「iPhone 16」の保証内容となります。
※AppleCare+の盗難紛失保証が付いていないプランを選択した場合は、月額1,180円(一括購入23,800円)となります。
※バッテリー交換(電池交換)は、蓄電容量が本来の容量の80%未満になったときに利用できます。

上記で最も保証内容が手厚くなるのが「故障紛失サポート ワイド with AppleCare Services & iCloud+」と「Pontaパス」の組み合わせとなります。

なお、AppleCareの加入状況を確認したい場合は、設定アプリを起動してから「一般」→「情報」から「シリアル番号」をコピー。

Apple公式サイト『保証状況とサービス期間を確認する』に移動してから「シリアル番号」と「画像のコード」を入力します。

これにより「無償電話サポート」「修理サービス保証」の期間・期限を確認することが可能です。

AppleCare+(盗難紛失プラン)

こちらは、Appleが公式で提供している保証サービスです。

通常、iPhoneの購入後は、

  • 1年間のハードウェア製品限定保証
  • 90日間の無料電話サポート

のみ保証サービスが付いています。

AppleCare+(盗難紛失プラン)に加入すれば、上記の保証サービスを何回でも受けることが可能です。

それに加えて、盗難や紛失による保証も受けることができ、1年間で2回まで新しいiPhoneと交換してもらうことができます。

AppleCare+(盗難紛失プラン)に加入していてもサービス料は発生します。

しかし、iPhone 16の場合は、未加入時と比べて、

  • 画面の修理料金:42,800円 → 3,700円(-39,100円)
  • バッテリー交換料金:15,800円 → 0円(-15,800円)
  • その他の修理料金:87,800円 → 12,900円(-74,900円)

と大幅に安い料金で修理・交換してもらうことが可能です。

2年間に最低1回でもiPhoneの画面割れが発生する可能性があるなら加入しておいたほうが良いでしょう。

故障紛失サポート ワイド with AppleCare Services & iCloud+

こちらは、Appleの保証サービス「AppleCare+」をベースとしたau独自の保証サービスです。

基本的には、AppleCare+(盗難紛失プラン)と同様の保証内容です。

もちろん、Appleの専任スペシャリストによるテクニカルサポートやソフトウェアサポート(iOS、iCloud、Apple純正のiOSアプリが対象)、Apple純正部品による修理交換を受けることが可能。

さらに本保証プランでは、次のサービスも付いてきます。

iCloudを50GBまで使える

Appleが提供するクラウドストレージ「iCloud+50GBストレージ」を利用可能です。

通常、iCloudを無料版5GBから50GBにストレージ追加するには、月額150円かかるため、それだけで大きなメリットです。

iCloudとは、iPhoneやiPadにある写真、ファイル、メモなどをクラウド上に安全に保存できるサービスです。

端末の自動バックアップにも対応しているため、万が一、端末が紛失しても簡単に復元できます。

au独自の保証サービス

Apple公式では提供していないau独自の保証サービスも付いてきます。

その一つがiPhone、iPadが紛失・盗難したときに3時間以内に新品同等品を届けてもらえる3時間特急便です。

利用料金は、1回3,300円(税込)となっており、

  • 東京23区
  • 大阪市内

が対象地域です。

それ以外の地域(東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県、群馬県、茨城県、栃木県、山梨県、大阪府、京都府、兵庫県、滋賀県、奈良県、和歌山県)であれば、正午までの申し込みで当日中に届けてもらうこともできます。

その他にもau +1 collectionで購入した対象商品が故障・破損・紛失などのトラブルに遭われた場合、修理や再購入にかかる費用を最大30,000円までサポートしてもらえる”デバイス補償”も付いてきます。

故障紛失サポート ワイド with AppleCare Services & iCloud++Pontaパス

こちらは「故障紛失サポート ワイド with AppleCare Services & iCloud+(または故障紛失サポート with AppleCare Services)」と「Pontaパス」の両方に加入しているときに受けられる保証サービスです。

ここまで紹介した保証サービスでは、保証が適用されても依然として修理・交換のサービス料が発生しました。

Pontaパスに加入していれば、保証サービス適用後の

  • 画面の修理料金:3,700円
  • その他の修理料金:12,900円
  • 紛失・盗難:12,900円

の自己負担分だけPontaポイントが付与(年2回、4年間で最大4回)されます。

例えば、iPhoneの紛失・盗難により12,900円を支払った場合、Pontaポイントが12,900円分付与されます。

Pontaポイントは、ローソン、じゃらん、ホットペッパーグルメ、ケンタッキーフライドチキン、ゲオ、昭和シェル石油など、様々な場所で使うことが可能です。

故障紛失サポート ワイド with AppleCare Services & iCloud+に未加入の方

Pontaパス会員で「故障紛失サポート ワイド with AppleCare Services & iCloud+」であっても修理代金サポートを受けることが可能です。

iPhone・iPadの水漏れその他偶然の事故による全損または一部破損に伴う有償修理について

  • au・povo・UQ mobileユーザーは1回あたり最大10,000円(2年間に2回まで)
  • それ以外のユーザーは1回あたり最大5,000円(2年間に2回まで)

まで保険金が支払われます。

ドコモ、ソフトバンク、楽天モバイル、格安SIMでも補償の対象となるのは、大きなメリットと言えます。

auのiPhoneユーザーは「Pontaパス」に加入するべき?

先ほど紹介したとおり、auでiPhoneを購入・買い替えする場合は、

  • 故障紛失サポート ワイド with AppleCare Services & iCloud+
  • Pontaパス

に加入していることで最も手厚い保証サービスを受けることが可能です。

しかし、Pontaパスは、月額548円かかることから、正直なところiPhoneの保証のためだけに加入するのは高額です。

Pontaパスの特典も考慮して加入するかどうかを決めるべきでしょう。

そこでここからは、Pontaパスの各種特典について詳しく解説していきます。

Pontaパスの特典が魅力的と感じたら、iPhoneの保証を強化するためにも加入すると良いでしょう。

スマホの特典

PontaパスのiPhoneに関連した特典は、次のとおりです。

Pontaパスのスマホ関連の特典内容
データ復旧サポート 水漏れや破損などで端末に保存した画像、動画、電話帳などのデータが取り出せなくなった場合、年1回まで無料でUSBメモリに移してもらえます。
データお預かり アドレス帳、写真、動画、カレンダー、パスワード情報を50GBまでクラウドに保存可能です。
au Wi-Fiアクセス カフェ、ファミリーレストラン、公共交通機関などを中心に国内約10万以上で提供されているWi-Fiスポットに高セキュリティの「VPN」でインターネット接続できます。iPhoneだけでなく、パソコンやゲーム機なども接続可能です。

Android端末を所持している場合は、ウイルスバスター for auの利用もできます。

iPhoneに予期せぬ破損が発生して修理に出した場合は、Apple側の操作により端末が初期化されてデータが全て削除される可能性があります。

データ復旧サポートを利用すれば、修理に出す前に端末に保存しておいた写真や動画などを取り出してもらうことが可能です。

また、データお預かりを利用すれば、iPhoneが容量いっぱいになってもクラウド上にバックアップできます。(※iCcloudストレージを50GBにアップグレードする場合は、月額130円がかかります。)

その他の特典

Pontaパスに加入することで受けられる主な特典は、次のとおりです。

Pontaパスのその他の特典内容
映像見放題 人気映画の独占配信を含めて、映画、ドラマ、アニメなど、様々なジャンルの動画が見放題で楽しめます。
音楽聴き放題 最新のJ-POP、洋楽から懐かしの名曲、アニソンやアジアアーティストまで様々なジャンルの音楽が聴き放題で楽しめます。
書籍読み放題 人気の雑誌・約80誌が読み放題。週刊誌、経済、ファッション、IT、グルメ、趣味・娯楽など。無料コミックも配信されています。
ライブ先行予約 音楽ライブチケットの先行予約、人気イベントの抽選に当たる確率がアップします。
買い物 ・au PAPマーケット(au Wowma!)で送料無料
・au PAYでお得なクーポンが使える
・映画、旅行、ホテルなどが割引価格
保険 自転車・乗り物自己によるケガで入院したときに入院保険金・入院一時金を支給
Pontaパスの加入だけで「映像」「音楽」「書籍」すべてが楽しめるのはコスパが高いのではないでしょうか?

また、ローソンで毎月最大600円以上のクーポンも配布されます。

特におすすめなのが、映画チケットが最大2,400円割引になる特典であり、映画館に月1回以上足を運ぶならそれだけで元が取れてしまいます。

iPhoneなら「モバイル保険」もオススメ!月額700円で3台まで保証

iPhoneの保証サービスは、AppleCare+だけではありません。

さくら小額短期保険株式会社が提供している『モバイル保険』も強くオススメできるサービスとなります。

モバイル保険のサービス概要
月額料金 700円
補償台数 最大3台
※主端末1台、副端末2台
補償期間 永続
補償金額の上限 年間最大10万円(副端末は最大3万円)
補償対象 外装破損、損壊、水濡れ全損、故障、盗難

月額700円で3台まで補償

モバイル保険では、月額700円で3台まで補償してもらえます。

補償対象となる端末は、日本国内で販売されたメーカー純正の無線通信(Wi-Fi、Bluetooth)が可能なものです。

例えば、iPhoneと「Apple Watch」「AirPods Pro」を月額700円でまとめて補償してもらうことができます。

もちろん、Appleの公式サポートによる修理でも保証の対象です。

年間10万円以内なら何度でもOK

モバイル保険では、AppleCare+のような保証回数の上限は定められていません。

主端末と副端末合わせて年間10万円以内であれば何度でも補償を受けることが可能です。

なお、主端末と副端末のそれぞれの年間補償金額の上限は、次のようになります。

モバイル保険の補償金額の上限
修理可能の場合 修理不可/盗難の場合
主端末
(1台)
最大100,000円 最大25,000円
副端末
(最大2台)
最大30,000円 最大7,500円

1年以内ならあとからでも加入できる

モバイル保険では、iPhone購入から1年以内であれば加入可能です。

AppleCare+の場合は、iPhone購入から30日を経過すると加入ができなくなってしまいます。

AppleCare+と比較してもお得

実際、モバイル保険とAppleCare+(盗難紛失プラン)を比較してもお得な部分が目立ちます。

AppleCare+とモバイル保険の比較表
AppleCare+
(盗難紛失プラン)
モバイル保険
月額料金 1,340円
(一括で26,800円)
700円
(2年間で16,800円)
補償期間 無制限 無制限
補償回数 無制限 無制限
(年間10万円まで)
電話・チャットサポート
バッテリー交換
(自己負担額)
無償 対象外
画面の損傷
(自己負担額)
3,700円(税込) 0円
(年間10万円まで)
その他の損傷
(自己負担額)
12,900円(税込) 0円
(年間10万円まで)
修理不可・壊滅的な損傷 対象外 最大25,000円まで補償
紛失・盗難 自己負担12,900円で新しい端末に交換 最大25,000円まで補償
補償台数 1台 最大3台

※iPhone 14の保証内容となります。

まず、月額料金は、モバイル保険のほうが2年間で8,400円も安くなります。

そして、注目すべきは、修理時の対応でAppleCare+(盗難紛失プラン)は、保証サービスが付いているにも関わらず、自己負担が最大12,900円発生します。

一方、モバイル保険では、年間10万円以内であれば自己負担は一切発生しません。

例えば、2年間に「画面の損傷」と「その他の損傷」によりiPhone 14の修理を依頼した場合は、次のようになります。

AppleCare+とモバイル保険の料金シミュレーション
AppleCare+
(盗難紛失プラン)
モバイル保険
保険料
(2年間)
30,720円 16,800円
画面の損傷の修理費 3,700円(税込) 0円
(24,800円を全額補償)
その他の損傷の修理費 12,900円(税込) 0円
(42,800円を全額補償)
総額 47,320円 16,800円

上記の料金シミュレーションでは、モバイル保険の方が30,520円も安くなる結果になりました。

モバイル保険は”壊滅的な損傷”も対象

モバイル保険であれば、自動車に踏まれたり、高い場所から落としたりして修理不可の”壊滅的な損傷”であっても最大25,000円の補償を受けられます。

AppleCare+(および故障紛失サポート with AppleCare Services)では、修理ができない壊滅的な損傷は保証対象外となっているので大きなメリットと言えるでしょう。

ただし、モバイル保険では、紛失や盗難による補償も最大25,000円までとなっています。

また、AppleCare+では、蓄電容量が本来の容量の80%未満になったときに無償で利用できる「バッテリー交換(通常7,400円)」が対象外となっているのはデメリットです。

最後に

auでiPhoneの購入・買い替えをしたときに最も手厚い保証サービスを受けれるのは「故障紛失サポート with AppleCare Services」と「Pontaパス」の組み合わせです。

Pontaパスの特典に魅力を感じるのであれば、iPhoneで保証サービスをつけると同時に加入しておくべきでしょう。

\iPhoneの修理代金サポートあり!初回加入時より30日間無料

また、iPhoneの保証サービスには「モバイル保険」という選択肢もあるのも忘れてはいけません。

モバイル保険であれば、月額700円で3台まで年間10万円の補償を回数無制限で補償してくれます。

iPhoneを新規取得してから1年未満(AppleCare+などに加入中なら1年以上)であれば、モバイル保険に新規加入することも可能です。

AppleCare+では、電話による解約で残存期間に応じた返金も受けれるので、今からでもモバイル保険に乗り換えるとお得になる可能性があります。



ABOUTこの記事をかいた人

サラリーマンをしながら、当ブログを運営していましたが、2018年に独立し現在はフリーランスとして活動しています。今まで、数々のWebサイト・ブログを構築してきました。このブログでは、今までの経験で得た知識を活かし、Web制作・SEO関連を中心に、最新のIT関連ニュースを発信。また、ファイナンシャル・プランナー技能士の資格を活かして金融関係の情報も発信しています。