2018年10月にサービスが提供されて最大20%還元の『100億円あげちゃうキャンペーン』により瞬く間に広まり、登録者数4,400万人超を誇るスマホ決済サービス”PayPay(ペイペイ)”
これまでも日本では”おサイフケータイ(楽天Edy、iD、QUICPay、Suica、nanaco、WAONなど)”と呼ばれるFeliCaを利用したサービスにより、携帯電話やスマートフォンで決済することができていました。
しかし、店舗側で専用端末を用意しなければならず、設備コスト面でのハードルが非常に高いことから、導入はコンビニや大手チェーン店などに限られました。
この導入障壁を取り払ったのが、PayPayをはじめとする”QRコード・バーコード決済サービス”となります。
PayPayでは、店舗に「QRコード」を印刷して貼り付けるだけでも良く、街の小さな個人店でも気軽に導入することが可能です。
\PayPayなら専用端末不要、初期費用が0円/
目次
PayPayは初期費用・月額料金0円で導入できる
PayPayは、専用端末が必要なく、初期費用0円で導入できます。
また、月々のランニングコストになる月額料金や振込手数料も無料です。
初期費用 | 0円 |
---|---|
月額料金 | 0円 |
振込手数料 | 0円 |
決済手数料
また、決済手数料も1.98%(PayPayマイストア ライトプラン加入時は1.60%)に設定されています。
他のキャッシュレス決済と比べても安く、業界最安値水準と言えます。
一般的にクレジットカードでは決済手数料として、
- 加盟料:0~3,000円
- 決済端末機器代:40,000~80,000円
- 決済手数料:3.5~7%
ほどがかかってくるので、いかに導入障壁が低いのか分かるでしょう。
資本力の小さな小売店や飲食店にとっては、PayPay導入により「どのくらいの効果が出るのか?」を一切コストをかけずに知ることができるので、お試し感覚で導入するのも”あり”です。
将来的に決済手数料が有料になり、PayPayによる集客効果なども実感できなかった場合は、そのまま解約することも可能です。
振込手数料は無料
PayPayでは、月末締め・翌日振込の月1回までなら振込手数料0円です。
また、振込日を早めたい場合は、
- 振込申請により最短翌日の入金
- 売上金が一定金額以上になったら自動入金
のいずれかを選択することで入金日を早められます。
ただし、振込手数料がPayPay銀行で1回20円、その他の金融機関で1回200円が発生するので注意が必要です。
PayPayの決済方法
店舗にPayPayを導入した場合は、原則、スキャン払い(読み取り支払い)となります。
スキャン支払いでは、まず、お客様がスマートフォンでお店が「QRコード」を読み取ります。
決済金額を入力します。
最後に店員が画面の確認をして会計が完了します。
PayPay導入による集客効果
PayPayを導入することで集客力のアップも期待できます。
PayPayアプリの地図に店舗が表示される
PayPayアプリ(iPhone / Android)には、下部メニューに「近くのお店」という項目があり、地図上でPayPay導入済み店舗を簡単に探すことができるようになっています。
例えば、沖縄県の石垣市役所周辺で検索すると、PayPay導入済み店舗が一目で分かります。
PayPay未導入の店舗は表示すらされないので、導入するだけでお店の露出度を高めることが可能です。
他にもYahoo!地図で飲食店を検索したとき、PayPay導入済み店舗には「PayPay支払い可」と表示されることになります。
店舗負担ゼロのキャンペーンを実施している
PayPayでは、継続的に大規模キャンペーンを実施しています。
特に最大20%還元の第2弾100億円キャンペーン(2019年2月12日~2019年5月31日)は、会計金額の20%が還元される太っ腹なキャンペーンです。
例えば、飲食店で5,000円の食事をすれば、”1,000円(= 5,000円 × 20%)”が還元。
支払い金額は、実質4,000円です。
次の表を見て分かるとおり、お客様にとっては、買い物金額が同じでも実質負担額が大きく変わってくることが分かります。
買い物金額 | 還元率 | 実質負担額 | |
---|---|---|---|
普通の店舗 | 5,000円 | 0% | 5,000円 |
PayPay対応の店舗 | 5,000円 | 20% | 4,000円 |
キャンペーンの原資は、PayPayを運営しているソフトバンクグループが負担するため、店舗側の負担は一切ありません。
つまり、店舗側は、PayPayを導入するだけで利益率を下げて安売りしたり、食材の品質を落として価格を下げることなく、大特価!値下げキャンペーンを実施することができるのです。
筆者自身もPayPayを使っていますが、普段は予算の都合上行かないような飲食店でもPayPayの20%還元があることから立ち寄る機会がぐっと増えました。
そこで「通常料金は少し予算を上回るけど、これだけ美味しかったら、もう一度行ってもいいかな」と感じることも多くあります。
通常3%還元&最大1,000円当たる
PayPayでは、キャンペーン終了後の通常の還元率も3%と高くなっています。
さらにPayPayチャンスにより20回に1回”最大1,000円”の還元を受けることも可能です。
例えば、飲食店で1万円の買い物をしたときでも、PayPay支払いが一番お得であり、20回に1回の確率で1,000円が当選する”宝くじ”のような期待感もあります。
買い物金額 | 還元率 | 実質負担額 | |
---|---|---|---|
普通のクレジットカード | 10,000円 | 0.5% | 9,950円 |
高還元率のクレジットカード | 10,000円 | 1% | 9,900円 |
PayPay | 10,000円 | 3% | 9,700円 |
PayPayチャンス当選 | 10,000円 | 10% | 9,000円 |
お客様にとっては、クレジットカードと比べて高額な還元を受けられることから、引き続きPayPay対応店舗を優先的に探すと考えられます。
Yahoo関連のECサイト対応により7,000億円相当の供給
今後、PayPayでは、Yahoo関連のECサイトに対応する予定となっています。
ECサイト | 利用者数 | 取引高 |
---|---|---|
Yahoo!ショッピング、LOHACO | 約2,600万人 | 約7,700億円 |
ヤフオク! | 約1,900万人 | 約8,800億円 |
これによりYahoo関連のECサイトでPayPayを決済できるだけでなく、決済金額に応じた還元も期間限定TポイントからPayPay残高に切り替わります。
出典:ヤフー株式会社2018年度通期および第4四半期決算説明会資料
今後、Yahoo関連のECサイトの利用により付与されるPayPay残高は合計7,000億円相当になると見込まれており、実店舗での決済にも利用されることは確実です。
PayPay導入店舗でも大きな恩恵を受ける可能性があります。
最後に
PayPayは、社会現象にもなった”100億円キャンペーン”と積極的な宣伝により、たったの7ヶ月あまりで
- 登録者数4,400万人超
の驚異的な成長を遂げています。
筆者自身、PayPayによる決済金額が50万円を超えているヘビーユーザーです。
居住地である大都市郊外の小さな街でも、個人が経営している小売店・飲食店を中心として、日に日にPayPay導入店舗が増えていると実感しています。
政府は、これまでに巨額の予算を投じて
- キャッシュレス・消費者還元事業
- マイナポイント
といった施策を実施してきました。
今後も消費者の現金離れが加速されていくことが予想されます。
現金を多く持ち歩かないお客様が増えれば、それだけ知らず知らずのうちに機会損失が増えていくことになります。
PayPay導入による費用はゼロです。
集客対策で外部サイトに広告掲載料を支払うより大きな効果を得ることができるかもしれません。
一度、試験的にでも導入してみてはいかがでしょうか?
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